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トランプラリーは「根拠なき熱狂」か?しかし乗らざるを得ない(雨夜恒一郎)

FXのプロの記事 雨夜 恒一郎 2016-12-19 08:00

FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2016年12月19日号

先週開催されたFOMCは、予想通り0.25%の利上げを全会一致で決定。しかしメンバーの金利見通し(ドット・チャート)中央値が2017年末1.375%(利上げ3回)となったことがサプライズとなり、米ドル/円は一時118.66円と2月以来の高値を更新した。米ドル全面高の流れで、ユーロ/米ドルは1.0367ドルまで下落し、約14年ぶりのユーロ安・米ドル高水準を示現。ドルインデックスは103ポイント台半ばとやはり14年ぶりの高値をつけている。

いよいよ今年も残すところあと2週。今週は週末にクリスマスを控えており、一年で最も参加者が少なくなる時期に差し掛かる。何もなければ相場は「ベタ凪」だが、何かあれば薄商いだけに値が飛んで大荒れとなる可能性があるため注意が必要だ。 

実際、投機筋の動きはクリスマス直前にもかかわらず活発だ。IMM通貨先物の取組(12月13日時点)では、投機筋の円売り越しが6万3千枚と前週の3万4千枚から急拡大した。彼らがポジションを円ショートにひっくり返し、大きな勝負に打って出ていることがわかる。一方日本の店頭FXとくりっく365の売買動向はともにほぼイーブン(スクエア)の状態であり、これだけ米ドル高・円安が進んでいるにもかかわらず、個人投資家はうまく波に乗れていないことが見て取れる。これはトランプラリーに懐疑的なメディアや識者のコメントも影響しているのだろう。

経験則的に言うと、相場の上昇期には、投機筋が活発に仕掛ける一方、一般大衆は怖がっている。逆に相場の天井期には、一般大衆が熱狂する一方、投機筋は降りているものだ。現在の状況は明らかに前者であり、上昇余地はまだまだ大きいと見るべきだろう。

またトランプラリーに乗り損ねた向きは、「FOMCの利上げで材料出尽くし」となったところで押し目買いをしたい、いわば「買いたい弱気」だった。しかしFOMC後の押し目が全く見られないどころか、米ドルは予想外の一段高となり、またしても買い場を逃してしまった。参加者の買い遅れ感=精神的ドルショートは一段と高まっており、米ドルの下値を支えるであろう。

米ドル/円の週足・一目均衡表を見ると、陽線が6週続いてついに先行スパンを上抜けし、2012年のアベノミクス時以来の三役好転となった。次の目標はもちろん節目の120円、そして2016年の年足が陽線になるかどうかの境目である120.40円となるだろう。

次の重要イベントは来年1月20日のトランプ新大統領の就任式。少なくともそれまでは、現在の「根拠なき熱狂」が続く公算が大きい。今週も強気スタンスを継続する。

米ドル/円週足・一目均衡表 出所:NetDania

雨夜 恒一郎(金融アナリスト)

20年以上にわたって、スイス銀行、JPモルガン、BNPパリバなど、大手外銀の外国為替業務要職を歴任。金融専門誌「ユーロマネー」における東京外国為替市場人気ディーラーランキングに上位ランクインの経歴をもつ。2006年にフリーランスの金融アナリストに転身し、独自の鋭い視点で為替相場の情報をFX会社やポータルサイトに提供中。

雨夜 恒一郎
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