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どちらが正しい?熱狂する株式市場と冷ややかな金利・為替市場(雨夜恒一郎)

FXのプロの記事 雨夜 恒一郎 2017-02-27 08:00

FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2017年2月27日号

先週の米ドル/円相場は、3月FOMCでの利上げ期待の高まりを背景に一時113.78円まで上昇。しかし水曜日に公表されたFOMC議事録に「一段のドル高からの下振れリスク」と記されていたことや、木曜日にムニューシン米財務長官が「ドル高には一定の問題がある」と発言したことを受けて下落に転じ、金曜日には111.94円まで売り込まれた。

28日火曜、トランプ大統領議会演説の注目ポイント

今週最大の注目イベントは何と言っても28日火曜日(米国東部時間の午後9時、日本時間の3月1日午前11時)に行われるトランプ大統領の議会演説だ。

先週の当コラムでも述べたとおり、ここで表明されるとみられる税制改革案が市場に強いインパクトを与えることができるかどうかがカギとなる。米国株式市場ではダウ平均が連日史上最高値を更新しており、トランプノミクスに対する期待感が一段と高まっていることがうかがえる。

一方米国債利回りは伸び悩んでおり、大統領が「目を見張るような税制改正案を発表する」とぶち上げた直後(2月中旬)のモメンタムはない。為替市場も同様で、米ドル/円は113~114円台、ドルインデックスは101ポイント台で頭打ちとなっている。

端的に言えば、株式市場は熱狂しているが、金利・為替市場は冷めている。トランプラリー初期に見られた「株高・金利高・ドル高」という連動性が崩れ、株式市場と金利・為替市場の間の温度差が広がっているのだ。

株式市場が楽観的なのか、金利・為替市場が悲観的なのか

もともと株式市場は将来の期待や思惑で大きく上昇し、金利・為替市場と比べて楽観的なところがある。金利や為替の上昇には限度があるが、株価には理論的に天井はないからだ。だがそれを差し引いても、金利・為替市場はトランプノミクスに対して随分慎重だ。

換言すれば、トランプ大統領の議会演説に対して、金利・為替市場はあまり期待していない。イベントに対して事前の期待値が高すぎると上昇のハードルが高くなり、期待はずれや材料出尽くしによる反落のリスクが高くなるが、期待値がもともと低ければ失望のリスクも小さくなり、ダウンサイドリスクも限定される。少しでも予想以上の結果が得られれば、サプライズで上昇しやすくなる。

株式市場が楽観的すぎるのか、それとも金利・為替市場が悲観的すぎるのか、現時点ではわからない。しかしリスクとリターンを天秤にかければ、依然としてドル買いに分があるのではないか。引き続き、レンジの下限である111~112円台では買い妙味があると考える。

雨夜 恒一郎(金融アナリスト)

20年以上にわたって、スイス銀行、JPモルガン、BNPパリバなど、大手外銀の外国為替業務要職を歴任。金融専門誌「ユーロマネー」における東京外国為替市場人気ディーラーランキングに上位ランクインの経歴をもつ。2006年にフリーランスの金融アナリストに転身し、独自の鋭い視点で為替相場の情報をFX会社やポータルサイトに提供中。

雨夜 恒一郎
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