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ディーラーによる今週のドル円「今週は雇用統計『ではない』ので注意!」(国府勇太)

FXのプロの記事 国府 勇太 2017-02-27 14:09

こんにちは。国府勇太です。

さっそく先週の米ドル/円の動きを振り返っていきましょう。
見るのは日足です。

先週の一言「やっぱりわからない」

先週を一言で表すと「やっぱりわからない」です。

20日(月)には112.86円でスタートした米ドル/円、火曜にかけて113.776円まで上昇する場面が見られるもパッとしません。その後週末にかけすべて陰線で安値111.938円と112円割れる場面も見られるもすぐに戻してしまいました(こういった動きをディーラーは「ワンタッチ」と呼んでいます)。

方向感なく、週を通して見通しを立てるトレードだと難しい展開でした。

今週特に気になったのがアメリカ株です。

ダウ平均は、11日連続で史上最高値を更新し続けています。これは1987年以来約30年振りで、ものすごく歴史的な相場を迎えています。トランプ大統領の「驚くべき税制改正案」から超大型減税への期待が高まり買われているという背景もあります。

この、アメリカ株が異様な盛り上がりを見せている一方、米ドル/円がさえないのも違和感があります(教科書通りにいけば米ドル/円上昇)。

米ドル/円、今週の見通し

では、SMA(単純移動平均線)をプロットしてみましょう。

こういった相場では、複雑なテクニカル分析をつかって「買いだ」「売りだ」とバイアスがかかったサインを探し求めるよりも、シンプルに相場を眺めたほうが実りは大きいと思っています。

パラメーターは以下です。

短期線:5日
中期線:25日
長期線:75日

3本すべての線が違う方向を向いています。
典型的な「トレードすることが危険」な相場です。

しいて「どっち?」といわれれば、過去の実績から中期線と長期線のデッドクロスに優位性があるのでショート。

112円のラインは信用できないので、

  1. 前回安値の111.60円を割れたところでのショート
  2. 113円レベルまで戻したところでのショート

このどちらかをしたいところです。

そして最後にファンダメンタルズ。

今週、3日金曜は雇用統計「ではありません」のでご注意下さい。
(ディーラーも何人か勘違いしていて、為替のカレンダーなども間違っているものがあります)

豆知識ですが、雇用統計は「月に一度第一金曜日」と覚えている方も多いのですが、正確には「12日を含む週が終わってから3番目の金曜日」です。そして、日曜が週初めです。

今回の場合、先月2月12日は日曜だったので、その週が終わってから3番目の金曜日が3月10日(金)になります。

ちなみに、2017年は12月も雇用統計が第一金曜日の1日ではなく8日となります。

では、今週もリスク管理に気をつけて頑張りましょう。

記載の内容は作成者の個人的見解であり、ワイジェイFX株式会社の見解ではありません。また、記事の内容はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、作成者及び、ワイジェイFX株式会社は一切の責任を負いません。投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断で行って下さい。

国府 勇太(ディーリング部)

ワイジェイFX株式会社

慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知りその魅力に取りつかれ、より深く知りたいとの思いからヤフーグループのYJFX!に入社。現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、わかりやすい解説に定評がある。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト。

国府 勇太
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