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悪いニュースで売られないのは強気のサイン(雨夜恒一郎)

FXのプロの記事 雨夜 恒一郎 2017-04-10 08:00

FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2017年4月10日号

先週のドル円相場は110~111円台でのもみ合いに終始した。米中首脳会談や米国雇用統計を控えた警戒感が強く上値は重かったが、110円付近では買い意欲が強く下値も堅かった。特に金曜日には、米国がシリアを空爆し、米国雇用統計で非農業部門雇用者数が大幅に下振れしたにもかかわらず、110.13円付近で跳ね返された。

3月の非農業部門雇用者数は+9.8万人と予想の+18万人の半分強にとどまり、1月と2月も計3.8万人下方修正された。雇用統計の前哨戦であるADP雇用報告で+26.3万人と非常に強い数字を見せられていただけに、大方の参加者にとってこの結果はサプライズだったはずだ。平均時給は予想通り、前回の前年比+2.8%から+2.7%に低下した。失業率が4.5%と10年ぶりの低水準となったとはいえ、総じて弱い結果だったといえる。一口で言えば、悪いニュースにもかかわらずドルは売られなかった。

実はちょうど1か月前にも同じ(正確に言うと逆の)局面があった。3月10日、2月の米国雇用統計が発表された日である。結果は非農業部門雇用者数が+23.5万人(修正前)と予想の+20万人を上回ったにもかかわらず、買いが続かずドル円は結局下落して終了した。

3月10日のドル円 出所:NetDania

そしてこの雇用統計の発表直後に付けた高値115.51円は当面の高値となり、先週までの下落局面の起点となったのである。

その後1か月のドル円の動き 出所:NetDania

ニュースをもとに相場を見る場合、ニュースそのものの良し悪しよりも、ニュースに対する市場の反応のほうがはるかに重要である。

  1. 良いニュースに買いで反応する
  2. 良いニュースにもかかわらず買いで反応しない、または売りで反応する
  3. 悪いニュースに売りで反応する
  4. 悪いニュースにもかかわらず売りで反応しない、または買いで反応する

このうち相場を見るうえで重要なのは②と④である。良い材料(悪い材料)が出たにもかかわらず相場が買われず(売られず)違和感を覚える。こういう「にもかかわらず」という局面では、高い確率で相場は逆に動くものなのだ。筆者はこのようなポイントを「相場の急所」と呼んでいる。3月10日の事例は典型的な②のパターンであり、まさに売りの急所であった。先週金曜日の事例は④のパターン、つまり当面の底打ち=買いの急所となる可能性をはらんでいる。この場合、買いの材料は後からついてくる。

先週警戒されていたもう一つの材料である米中首脳会談では、北朝鮮問題、貿易問題、為替問題などで進展がなく、共同声明も発表されなかった一方、表面上大きな決裂もなく、激しい応酬を予想していた向きには肩透かしだった。米国によるシリア攻撃や各地で頻発するテロ事件も局地的なリスク要因と受け止められており、ドル円への影響は限定的となりそうだ。今週は110円台を値固めし、反動で112円台をうかがう展開を予想する。

雨夜 恒一郎(金融アナリスト)

20年以上にわたって、スイス銀行、JPモルガン、BNPパリバなど、大手外銀の外国為替業務要職を歴任。金融専門誌「ユーロマネー」における東京外国為替市場人気ディーラーランキングに上位ランクインの経歴をもつ。2006年にフリーランスの金融アナリストに転身し、独自の鋭い視点で為替相場の情報をFX会社やポータルサイトに提供中。

雨夜 恒一郎
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