安心・安全の仮想通貨交換所ビットポイントの小田社長に来年の仮想通貨がどうなるか聞いてきました

小田玄紀さんプロフィール

株式会社ビットポイントジャパン代表取締役社長。東京大学在学中に起業し、その後に事業を売却し、マッキンゼー出身者と共にベンチャーキャピタリストとして多くのベンチャー企業に対して投資を行う。海外の機関投資家との交渉や債券投資なども手掛けており、金融・投資のスペシャリストとして活躍している。

BITPoint(ビットポイント)の売りを教えてください

 当社は2016年3月に立ち上げた会社であり、国内の仮想通貨交換所の中では後発組です。立ち上げ当初はまだ仮想通貨のイメージが「危ない・不安・よく分からない」と思う方がほとんどでした。そこで設立時より「安心・安全な仮想通貨取引ができる交換所」を運営することを目指しました。具体的には、金融商品取引業者水準のセキュリティ態勢、システム構築や管理態勢をモットーとしました。その甲斐もあって、これまで大規模な障害は一度も発生していません。また、国内の仮想通貨交換所の中では、資本金(資本準備金含む)の額は最大(2018年11月7日取材時)です。

 当社は、現物、証拠金取引(レバレッジ)、MT4という3つのサービスを提供しています。ユーザーの中には、株やFXといった既存の金融商品取引の経験がない方もいますが、今後、仮想通貨のマーケットが拡大していくにつれ、株やFX投資経験者の参入が期待されています。なので、当社ではそういった方々が使い慣れているプラットフォームを提供することを意識しており、その最たるものがユーザー支持率の高いMT4となります。

 コスト面では、取引手数料だけではなく、仮想通貨送受金や即時入金手数料を無料にしています。また、国内の交換所の中で仮想通貨の送金スピードは非常に早く、ほぼリアルタイムです。なので、アービトラージで使うユーザーの方も多いようです。

仮想通貨の現状と今後の展望を教えてください

 昨年末に一時価格が200万円を超えたビットコインですが、現在は70万円前後(2018年11月7日取材時)で、ほぼ横ばいで推移していますが、今後、仮想通貨のマーケットは再び活性化するのではないかと思っています。理由は3つあります。まず、日本仮想通貨交換業協会という団体が金融庁より自主規制団体として認定されたことで、各交換業者が個別に金融庁とやりとりしていたのが一本化され、業界がまとまる期待があります。そして、年内にもみなし仮想通貨交換業者が新規登録業者として認可される可能性があるため、これは大きなインパクトとなると思います。加えて、海外でも日本並みに法整備が進む可能性があり、その結果として仮想通貨が世界中に広まるかもしれません。

 今は一般誌などで仮想通貨の未来を疑問視する記事がありますし、価格自体も低迷していますが、来年には風向きが変わる可能性があるのではないかとみています。そうなれば、肯定的な記事も自然と増えていくと思います。

これから仮想通貨を始める方へのアドバイス

 今後は、国内の仮想通貨交換所に新たに上場するアルトコインも出てくるでしょう。それに備えて、複数の交換所に口座を持っておくことは有効です。

 取引でいえば、ポジションは短期と長期に分けて考えると良いでしょう。既にFXの経験がある方は、同じようにトレードをしてしまうと、高いボラティリティに巻き込まれる恐れもあります。今後、仮想通貨の最大レバレッジは4倍程度に制限されますが、これくらいの範囲でトレードをするのが安全だと思います。

 また、FXで既に勉強したテクニカル分析は、仮想通貨でもそのまま使うことができると思います。むしろ仮想通貨の方が、ダマシが少ないといいますか、テクニカル通りに値動きすることが多いと感じます。FXや株には値動きする要因がたくさんありますが、仮想通貨はもっとシンプルなので、チャートの形通りに決着することもよくあります。

今後の事業展開

 取引できるアルトコインを増やしていきたいですね。それと、仮想通貨のペアの取引も拡充していきたいです。今はビットコインと円、イーサリアムと円のような、対法定通貨がメインですが、ビットコインとイーサリアム、ビットコインとリップルのように、仮想通貨ペアも増やしていきたいと考えてます。

 あとは仮想通貨の決済ですね。決済が本来の役割だと思うのですが、2017年は価格の高騰によって、投資、投機の面ばかりが強調されました。決済資金としてちゃんと使えるようになることで、仮想通貨の価値もまた上がっていくのではないかと思っています。

※この記事は、FX攻略.com2019年2月号の記事を転載・再編集したものです

BITPoint(ビットポイント)公式サイト