鹿内武蔵

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    2019年5月16日
    FXをコンプレックス産業にしないぞ[鹿内武蔵]
    ネガティブな要因を解決する発想は…  コンプレックス産業というものがあります。顧客が抱えるコンプレックス、例えば肥満、薄毛、美容といった問題を解決することで、対価を得るビジネスのことです。  今回いいたいのは、FXがこういったコンプレックス産業の一形態にあまりになりすぎていないかということ。  FXはいうまでもなく資産運用で、株式や不動産と同じく投資の一種です。ウィキペディアを見ると、投資とは、「主に経済において、将来的に資本(生産能力)を増加させるために、現在の資本を投じる活動を指す」とあります。将来的にお金などを増やすために、今ある資本などを投じるものが投資というわけです。  この、「将来的に」という部分が非常に大切で、けっこう先の未来に向けて今あるものを増やすための行動が投資。なのですけど、ぶっちゃけ、「今すぐ儲けたい」と思ってFXをやっている人はいませんか? はい、僕がそうです。未来のことも大事だけど、やっぱり来週ぜいたくをしたり、来月海外旅行に行きたいです。  もちろん、お金は誰だって欲しいですし、具体的な欲望の解放イメージがあるのは悪いことではないはず。ですが、将来的に資産…
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    2019年5月14日
    副編集長鹿内よりFX攻略.com卒業のご挨拶
    読者の皆さま、関係者の皆さま、いつもありがとうございます。FX攻略.com副編集長の鹿内武蔵です。 このたび11年間お世話になった、FX攻略.com編集部から独立することになりました。 2008年より編集部でお仕事をさせていただき、FXについて、相場についてたくさん学ぶことができとても感謝しています。今後は、かねてより設立しておりました、私が代表を務める株式会社tclの事業に注力しながら、一人のFXライターとして活動していきます。 なお、編集部員ではなくなりますが、引き続きライターとしてFX攻略.comの誌面作りに携わっていくことに変わりはございません。また、やりたいこと、目指すことはこれまでと変わりません。より広く、より深くこの世界についての勉強を続け、有益で再現性のある情報を発信していけるよう尽力してまいります。 終身雇用制の崩壊や少子化による社会保障費の増大により、誰もが複数の生業を持ち、年齢に縛られることなく働く社会への転換が、まさに今進んでいます。そうした社会において、投資の果たす役割は果てしなく大きく、また、だからこそ正しい情報と技術がこれまで以上に求められます。 FXによ…
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    2019年5月9日
    きっと開花する中年からのFX[鹿内武蔵]
    十代からFX、めっちゃうらやましい  このコラムと一緒に入っている5月号の編集後記にも書いたのですが、最近は学生時代からFXをやっていた方が増えてきました。もうね、うらやましくてしかたないです。  だって、学生のときって、ものすごく時間と体力があるじゃないですか。そして集中力が全然違う。それでいてお金はそんなにないわけですから、必然的に一つのことに熱中せざるを得ないわけです。多重タスクに包囲されているオトナと違って、非常にシンプルに一つのことを徹底できます。  僕は中学生のときからバンドでベースを弾いていますが、今でも人前で最低限の演奏ができるのは、学生時代に自然と長時間触っていたからです。社会人のバンドサークルに在籍していたこともあるのですが、オトナになってから楽器を始めた人で、一定以上のレベルになった人はいなかったです。それくらい学生のときから、十代から何かを始めるというのは、圧倒的に有利です。 心身に余裕がないと目先の勝ち負けのみに  逆にいえば、仕事や家事をこなしながら、何か一つに打ち込むというのは、FXに限らず相当なエネルギーと集中力を要します。  そのことを実感したのは、ち…
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    2019年3月12日
    今は身の丈を気にしても…[鹿内武蔵]
    増加率か値幅以外で勝ち自慢はしないで  いやマジで、FXにおいて、「いくら勝っているか」は、全く重要ではないです。にもかかわらず、この表現は非常にハードパンチャーみたいで、今も昔も金額によるインパクト狙いのコピーは多いです。  これはもう何度も書いたり、言ったりしているのですが、勝ったり負けたりする金額は、もともとの資金の量によって意味が変わります。1億円持っている人が100万円負けても、どうってことはないです。資金の1%が減っただけですから、まあまあよくある普通の負けです。  でも、資金が100万円の人なら、それは全滅ですよね。撤退を余儀なくされ、心身共に二度と立ち直れないかもしれません。  もちろん勝つ場合も同じ。有名なトレーダーの●●さんが、1日何百万円も稼いだとして、そんなの口座に数千万円、数億円入っているんですよ、たぶん。そこまでお金をたくさん持っていることはもちろんすごい才能ですが、トレード一撃で増える(あるいは減る)お金が多いのは、ただ単に取引ロットが大きいだけです。  だから僕は金額による評価は一切しません。大切なのは、何pips獲得したか、あるいは何%増やしたか。  …
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    2019年2月5日
    1月3日の相場で稼げました?[鹿内武蔵]
    不本意な売買こそ相場を突き動かす  最近常々、「相場は、みんなが困る方向に進む」ことを実感しています。  つい最近では、2018年1月3日の朝に、フラッシュクラッシュと呼ばれる瞬間的な大暴落がありました。うまく稼げた人も、やられた人もいるとは思いますが、あの動きなんかその最たる例ですよね。高速機械取引が主要因だったらしいですが、買いポジションを持っていた人の損切りが損切りを呼んだからこそ、ごく短時間での急落となったわけです。  そう、この「損切りが損切りを呼ぶ」というのが、暴騰や暴落の発生要因ナンバーワンなのです。あるプロが、損切りのことを、「本当ならしたくなかった売買」と表現していましたが、確かに、と納得しました。  ドル円を100円で買っていたとして、本当なら101円で利食いしたいけど、資産を守るために99円で損切りしましょうと、いろいろな本に書いてありますよね。これ自体は正しいです。でも、ドル円が上昇すると思ってロングしているわけですから、今より安いところで売るなんて、本当はしたくないわけです。  為替相場には、すさまじい大金が流れ込んでおり、ロング勢、ショート勢どちらも大量に参…
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    2019年1月10日
    手法は何でも良いの裏側[鹿内武蔵]
    手法は運用できてこそ。ルール守れてます? 「FXで利益を出すためには、手法は何でも良い」 多くのFXトレーダーさんが、口を揃えていうことですが、どういう意図があるのでしょうか。そして、本当に手法は何でも良いのでしょうか? このあたりを自分なりに考えてみました。 まず思いつくのは、「手法よりもっと大切なことがある」ということです。つまり、手法だけでは勝てない。だから、手法は何でも良いという、ややエッジのある表現になっているのかと。 確かに、どれだけ優れた手法を知っていても、その通りに実行できなければ利益は出せません。しかも、一回や二回その通りにやるのではなく、いつでも同じように何百回、何千回と継続できてこそ、良い手法の統計的有意性が発揮されます。 そうなんです。良い手法というものは、毎回勝てるとかそういうのではなく、大量の試行数を確保すれば、勝ったり負けたりしながら、合計でお金が増えるものを指します。必勝は無理ゲーです。 良い手法を生かすためには、とにかくルールを守れること。特に、損切りを確実に執行できることは必須です。こういった意味から、手法は何でも良いという表現が導き出されるのかもし…
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    2018年12月7日
    「元ゲーマー、現クオンツ運用者」シーク&アルファ 9000文字インタビュー
    ●聞き手:鹿内武蔵(編集部) ●文字数:9088文字(見出し含む) 40代編集部員がたじろいだ、若手トレーダーの発想と実力 鹿内 編集長の蛯沢が、とあるオフ会でシークさんと知り合ったとのことで、「面白い若手トレーダーがいる。法人でクオンツ運用しながら、個人で裁量トレードもしている人物」だと伺っております。そのシークさんが、共にクオンツ運用をしている相方が、アルファさんとのこと。まずは簡単に、お二人の自己紹介をしていただけますか。 シーク 私はセルサイド(証券会社)で、アルファはバイサイド(運用会社)出身です。私は債券や為替のトレーダーをやっていました。アルファは、株式や債券、為替と何でもやるマルチアセットのファンドマネージャーでした。 アルファ 我々は、もともと個人投資家出身なんです。私は19歳から株とか為替を始めて、大学生のころに大学へほとんど行かずにずっとトレードしていました。それでハマって、この世界でプロになろうと思ったんです。学生トレーダーでそこそこ稼いでいたんですけど、そこからいきなり専業投資家になるよりは、ヘッジファンドに進んでプロのやり方を見てみようということで、一回そっ…
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    2018年11月1日
    功を焦ると寿命を縮めますよ[鹿内武蔵]
    だいたいの人が負けるなんて変ですよ なぜ、FXで勝てない人が多いのか。これを探ることが僕のライフワークです。 だって、上がるか、下がるかのシンプルな世界で、1~2割程度の参加者しかお金を増やせないなんて、ちょっと異常だと思いませんか。FXはゼロサムゲームですから、必ず養分になる人が必要なのは分かっています。誰かが負けないと、誰かが勝てない。これは仕方ない。でも、8割、9割がお金を減らすなんておかしいですよね。 というわけで、今回のテーマは「緊急性」となります。最初に結論からいいますと、緊急的にお金を増やしたい、可及的速やかに勝ちたい、という切羽詰まったニーズが、多くの人を負け組に追い込んでいるのではないかと。 まず、投資とは、目先のお金を確保するのに向きません。例えば、ドル円が将来的に150円にまで上昇することを見込んで買いポジションを保有する。良いですね。立派な投資です。ですが、150円到達のタイミングは、どれだけの達人でもまず分かりません。 さらに、株や仮想通貨といった現物取引は、企業やプロダクトの成長性への投資です。何かが成長するためには、もちろん時間がかかります。これはつまり、…
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    2018年10月23日
    GMOクリック証券の最新スマホアプリ「GMOクリックFXneo」を編集部スタッフが怒濤の体験!!
    この使い勝手の良さはクセになる 読者の皆さん、こんにちは。編集部の鹿内です。今日はGMOクリック証券の新しいFXアプリ、「GMOクリックFXneo」の、使用感レポートをお届けしようと思っています。 このアプリの目玉機能として、まずチャート上から注文を入れられるAction機能。長く伸びたヒゲの先やボリンジャーバンドの2σなど、チャート分析から読み取れる、特定の水準に指値や逆指値を入れることがとてもラクになりました。また、一度入れた注文を視覚的に上下にずらすこともできます。 チャート関連でいえば、4枚のチャートを4セットまで登録できる、「分割チャート」機能も、相場の定点観測と非常に相性が良く使いやすいです。 個人的にも気に入っているのが、チャートの縦表示と横表示を手動で変更できるところです。 自分はiPhoneユーザーなのですが、FXに限らず多くのスマホアプリは、スマホの設定で縦横の表示固定機能を解除した上で、スマホの傾きで縦表示と横表示を切り替えていました。これだと、寝ながらスマホをいじる場合などに、意図していない方向に画面が傾いてしまうことがありストレスでした。でも、このアプリなら、…
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    2018年10月11日
    オーダーブックとイーサリアム[鹿内武蔵]
    パーツを集めてアレンジして作る FX攻略.com本誌の連載記事でもおなじみ、村居孝美さんは、世界中の超有名トレーダーとの交流がある方ですが、僕が印象に残っているのはラリー・ウィリアムズから彼が聞いた言葉です。 「私はいろいろな人に投資で稼ぐ方法を教えてきて、成功している人はたくさんいますが、私と全く同じやり方の人は一人もいませんよ」 なるほど、と思いました。ともすれば、私も含めた一般トレーダーは、「どこかに最強の手法があり、それさえ知っていれば自分も大儲けできる」と考えがちです。 この考え方自体は、あながち間違っているわけではないです。確かに、優位性のある手法を使いこなすことは、投資で利益を出すためには必須ですから。 ただその手法は、完全に手順が決まっていて、誰もが同じように実行しなければいけないものでもないんですよね。というか、使う人によって、ちょっとずつ違いが出てきて当たり前です。同じ相場でも、そこに参加する人間にはそれぞれ個性がありますから、一律で同じやり方にはならないんです。 なので、投資のトレーニングをする際には、軸となる考え方、優位性のある手法を持ちつつ、それを自分なりの生…
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