FX天気予報表
イサムのFX初心者研修会9月8日
| 米ドル/円 | ![]() |
やや上昇 |
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| レジスタンス | 84.30 | |
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今週は月末、四半期末をまたぐ一週間である。ワールドカップで熱戦が続く中、米雇用統計が発表される週ということで
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今週は月末、四半期末をまたぐ一週間である。ワールドカップで熱戦が続く中、米雇用統計が発表される週ということで、月内の残りは短期筋などの売買手控えが目立ちそうだ。月末にかけて期末特有のフローが出ており、方向感のある時間帯もあるが、リバランスが中心だろう。市場参加者の注目がFIFAワールドカップから離れておらず、月末とあって各プレイヤーの動向もはっきりしないため、最近はテーマ性の薄い展開が続いている。先週、英緊急予算の内容や、英中銀金融政策委員会(MPC)で利上げ票が投じられたことからポンドは強かったものの、ごく局所的な手掛かりだったといえる。マーケット全体のテーマは鮮明ではない。米経済指標には弱い内容が目立ち、世界的な景気回復が継続するとの期待感が後退している一方で、楽観的な先行き見通しが潰えていないためだ。弱い米経済指標や、ユーロ圏の混乱が続くようであれば、次の景気悪化局面が一段と警戒されるシナリオが浮上する。オバマ政権が財政再建よりも景気刺激を優先すべきとしていることも不安感を後押しする要因だろう。最近のオバマ政権の動きは、中国の需要に期待した人民元の切り上げ圧力を含め、米中間選挙をにらんだ景気重視のスタンスといえなくもないが、言い換えれば、米景気が十分に回復していないことを認めている証左でもある。
長引く欧州問題も沈静化が伺えず、このところはギリシャやポルトガルの国債に対して売りが再び強まっている。ユーロ売りは一服しているとはいえ、ユーロ加盟国のソブリンリスクは根強い。また、米国が危惧しているように、緊縮財政によって景気回復の妨げとなる恐れが強いのもユーロ圏である。ただでさえ景気回復が脆弱であると認識されている中、財政再建はリスクが伴う。まだ経済指標には現れていないものの、ユーロ圏の景気が本格的に沈下すれば、世界的な景気回復継続のシナリオはさらに描きにくくなる。米国や欧州が置かれた現状に基づくと楽観論が台頭しても一時的であり、基本的な流れはユーロ安・ドル高・円高で変わりないだろう。

ただ、市場参加者のセンチメントは悪い方へ、悲観的な方へと傾いているものの、控えめに言えば、景気見通しはまだどっちつかずの状態といえる。欧州債務危機を背景に自国通貨安の恩恵を最も受けているのはユーロ圏であり、米国がドル安を背景とした輸出主導の景気浮上効果を失っていることや、株式市場の下落で消費を刺激する資産効果が後退していることは確かだが、世界的な景気回復基調の失速を裏付ける経済指標はまだ多くない。一言でいえば、下りの階段の存在感がやや大きい踊り場といえる。上りの階段がふさがれたわけではない。
今後も7月11日の決勝戦までワールドカップは続き、欧米勢も夏休みシーズンに入ることから、プレイヤーがそろうのはまだ先であり、大きな流れは出ないと思われる。ただ、ぐらついた足場の上であり、弱い経済指標のほうが存在感は強いだろう。各国の経済指標がこのまま強弱ミックスならば、テーマのぼんやりとした展開が続きそうだ。その場合リスク回避の円高やドル高は限定され、各国通貨の方向性は限定されるのではないか。
今週は7月3日の米雇用統計を含めて、注目度の高い経済指標が予定されている。29日に米コンファレンスボード消費者信頼感指数、30日に米ADP雇用者数、米シカゴ購買部協会景気指数など、1日には日銀短観や米ISM製造業景気指数が発表される。
米コンファレンスボード消費者信頼感指数は鮮明な回復基調が続いており、消費者センチメントはその水準こそまだ低水準ながら上向いたままである。ただ、企業景況感指数の代表格である米ISM製造業景気指数は改善が一巡した様子もうかがえ、各地域の製造業景況感指数も同様である。米雇用統計では、非農業部門雇用者数(NFP)の大半を占めるサービス業(政府部門除く)での採用増加が鈍く、今後も雇用環境が順調に改善するとの見通しを持ちにくい。現在のマーケットが踊り場にあるならば、強弱どちらの結果でも素直に反応しそうだが、仮にこの想定が外れ、強い結果に反応しない、もしくは一時的は反応にとどまるならが、踊り場から下っている可能性が高いと判断できそうだ。
- [2010年6月30日 18:00]
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