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月足トレードで生きてます|第11回 損失を心配せずにスワップポイントを狙う考え方[ゆったり為替]

短期トレードでは、一度失敗しても次のチャンスがすぐに訪れますが、長期トレードだとそうはいきません。したがって長期トレードにおいては、いかに失敗を回避できるかが重要なポイントになります。そこで今回は、失敗を回避するのに効果的な方法をいくつか教えてもらいます。

 ※この記事は、FX攻略.com2018年3月号の記事を転載・再編集したものです

【月足トレードで生きてます[ゆったり為替]】
第1回 私が月足を選んだ理由
第2回 月足トレードを好む理由
第3回 経済指標との付き合い方
第4回 政策金利とドル円の関係
第5回 豪ドル円・NZドル円のスワップポイントと月足トレード
第6回 消費者物価指数(CPI)上昇率と為替レートの関係
第7回 米雇用統計とドル円の関係
第8回 長期トレードでのポジションの取り方
第9回 平均購入単価の引き下げ方
第10回 長期トレードの資金管理について

長期トレードは決済すると収入が途絶える

トレードの基本は、「安く買って高く売る」です。それは長期トレードでも同じです。安値で買い、何年もかけてスワップポイントをもらいます。そして、円安になったところで決済です。利幅を何千銭(何千pips)とすることも可能ですから、取引数量が少なくても大きな利益を期待できます。

しかし、このトレード手法には困った点があります。それは、「決済してしまうと、その瞬間から1円も得られない」ということです。この困った点は、長期トレードに限った話ではありません。短期でも同じです。とはいえ、短期トレードは文字通り短期です。決済した次の瞬間から、次のトレードが可能かもしれません。

その点、長期の場合はそうはいきません。1年、2年と待ってようやくトレードチャンスが訪れるかもしれない、そういう性質を持っています。取引を始めてから決済まで10年を超える場合もあるでしょう。すると、老後資金としての意味合いも出てくるかもしれません。なのに、決済してしまうと、その瞬間から収入がなくなります。

年月が経過して高齢になってからも、若いころと同じ判断力とリスク負担能力を持ち続けると仮定するのは、少々難しいでしょう。その状態でポジションがゼロになるのは、面白い状況ではありません。スワップポイントをもらえなくなるのが嫌で、決済をためらってしまうかもしれません。

迷っている間に円高に反転してしまい、結局、旨味のないトレードになってしまっては惜しいです。時間をかけて取引しますから、短期トレードのように失敗を繰り返しながら取引を勉強するのは、なかなか難しいです。そこで、このような失敗の回避に効果的と思う方法をご案内します。

ポジションを少しだけ残す

具体例で考えてみましょう。豪ドル円です。2010年代を確認しますと、大半が70円〜90円くらいの範囲で上下動していることが分かります(チャート①参照)。私が考える長期トレードの基本形ですと、この範囲で、円高になるたびに少しずつ買います。そして、いつかやってくるだろう大幅円安を待ちます。

これとは別のトレードを考えましょう。例えば、豪ドル円=80円で1000通貨買うとします。そして、90円で決済します。この場合、利幅は1000pipsで1万円です。ここで、決済する数量を工夫します。例えば、900通貨だけ決済します。すると、利益は1000円となり、100通貨が残ります。

つまり「利益を現金とポジションの二つに分割しよう」ということです。残したポジションについては、今後、為替レートがどのようになろうとも、この100通貨は損失になることがあり得ない状態になります。

なぜなら、80円で買ったトレードは、既に利食いで終了しています。今後、たとえ豪ドル円が50円になっても、投資元本や利食いで得た1000円は減りません。残った100通貨を50円で売って5000円を得た場合、それは5000円の利益と考えることが可能です。

そして、決済後に残した100通貨は、延々と保有を続けます。自分の寿命が尽きるまで持ち続けても良いかもしれません。その間、毎日スワップポイントを私たちにもたらしてくれます。何らかの理由でスワップポイントがマイナスで継続してしまう場合は、決済して利益を確定しても良いでしょう。

以上の方法を使うと、決済で利食いした後も、スワップポイントを毎日もらうことができます。ただし、上の例は、1000通貨で買って100通貨残しています。残った100通貨から得られるスワップポイントはわずかでしょう。そこで、この取引を繰り返すか、または取引数量を大きくして、長期保有ポジションを増やしていきます。

100通貨単位で売買できるFX口座

上の例では、100通貨だけ残しています。しかし、一般的には、最低取引数量は1000通貨または1万通貨です。そこで、工夫が必要になります。 

工夫①|取引数量を引き上げる

1000通貨で買うから、残り数量が100通貨になってしまって困ります。そこで、1万通貨で買う案が考えられます。そうすれば、1000通貨残すことができます。しかし、このトレードは長期で保有することを前提としています。この連載の底流に流れている考え方は、「できるだけ長期で保有し、可能ならばロスカットしなくて済むようにする」です。なぜなら、短期トレードで勝つことは難しいからです。

この連載の場合、1万通貨でも大きな取引数量だと言えなくもありません。例えば豪ドル円が90円のときに1万通貨買って、その後55円まで円高になれば、含み損は35万円にもなるからです。

円高になるたびに買っていくという方法(前回までにご案内した方法)を採用するならば、含み損はもっと大きくなります。桁が一つ大きくなるでしょう。よって、自己資金の額によっては、1万通貨で買うという案は難しいかもしれません。そこで、次の案を検討します。

工夫②|100通貨や1通貨で取引できる口座を使う

取引数量を1万通貨にするのが不都合ならば、100通貨またはそれ以下でポジションを保有可能なFX口座を使う案が出てきます。しかも、長期保有しますから、スワップポイントが大きいという条件が必要です。これを満たす口座は二つでしょう。

SBI FXトレード(1通貨から取引可能)

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・マネーパートナーズ(100通貨から取引可能)

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両口座とも、高いスワップポイントを売りにしています。このため、利食い後に残ったポジションから得られるスワップポイントも期待できます。

なお、SBI FXトレードのスワップポイントは、0.0001円まで口座に記録されます。1通貨から取引できるといっても、毎日のスワップポイントが1円未満切り捨てだったら、ゼロと同じです。しかし、小数点第4位まで残高に計上されますので安心です。引き出せるのは、もちろん1円からです。

短期トレードでもこの方法が使える

なお、SBI FXトレードならば、短期トレードでも今回ご案内しました方法が使えます。短期トレードは利幅が小さいですが、その分取引数量が大きくなります。例えば、1万通貨以上で豪ドル円を買い、利食い後に10通貨を残して超長期保有するという具合です。

10通貨はあまりに小さい数字です。しかし、短期トレードは、短い期間で取引を繰り返せるという特徴があります。1回の利食いで蓄積できる長期ポジションは10通貨だったとしても、延々と取引を繰り返せば、無視できない数量になるでしょう。

ただし、これは短期トレードで勝てる人限定の方法かな、と思います。短期トレードで勝てない場合、利食い数量の調整をする余裕はないでしょう。それよりも、いかにして損失を減らすか?という点に意識を向けるべきかもしれません。長期保有ポジションを利食いするのにためらいそうな場合、利食いするときに少しだけ残すという方法は、検討の価値があるだろうと思います。

※この記事は、FX攻略.com2018年3月号の記事を転載・再編集したものです

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ゆったり為替さんの月足トレードスタイル

売買スタイル

長期トレードとリピート系注文に力を入れています。週足から月足を使うトレードが中心です。

トレードのスケジュール

【午前6時〜7時ごろ】
NYクローズ後のニュースを流し読み(5分くらい)。その後チャートを確認(5分〜10分)し、スプレッドが狭くなってきたところで売買。トレードに要する時間は、1日10分〜15分くらいです。

【日中】
日中は、バックテストをしたり、経済指標の分析やFX各社のツールの研究をしたりします(時間は決めず、満足できるまで没頭)。これをトレードに含めるならば、かなり長い時間FXをしているということになります。

取引しているFX会社

用途に応じて多数。最も資金を投入しているのはセントラル短資FXで、スワップ狙いをしたり、実験的なトレードをしたりしています。

チャート分析の環境

セントラル短資FX「クイック・チャート・トレード・プラス」を使用しています。


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主にトレードする通貨ペア

20通貨ペア以上を取引対象としています。週足〜月足のトレードの場合、通貨ペアを幅広く確認しないと取引機会が少なくなるためです。

トレードスタイルのポイント

キーワードは「老後」「年金不安」。年老いて働けなくなり判断力が衰えてもなお、FXを収益源にできるか、ということに重きを置いています。

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