「EAつくーる」集中講座|第5回 ボリンジャーバンドとRSIを組み合わせた手法を作りたい![岩渕恵輔]

MT4で自動売買プログラムを作成するには、プログラミングの知識が必要で、そんなのは自分にとって無理に違いない! …といった理由から、自動売買作成を諦めている人はいませんか? しかし、諦めることはありません。なぜならば、知識不足を補ってくれる支援ツール「EAつくーる」があるからです。この連載では、同ソフトの開発者に取材し、具体的な使い方を教わる様子をお伝えします。

※この記事は、FX攻略.com2018年4月号の記事を転載・再編集したものです

【「EAつくーる」集中講座[岩渕恵輔]】
 プログラミング不要!マウス操作でオリジナルのFX自動売買が作れる
第1回 ボリンジャーバンドの手法を作りたい!
第2回 MACDの手法を作りたい!
第3回 RSIの手法を作りたい!
第4回 平均足の手法を作りたい!
第5回 ボリンジャーバンドとRSIを組み合わせた手法を作りたい!

編集部 今回はボリンジャーバンドとRSIを組み合わせたロジックを用意しました。二つのテクニカルを組み合わせるのは初めてです。どんな作成手順になるでしょうか。

岩淵 逆張りのロジックですね。このロジックで必要な設定は、エントリー条件が三つと決済条件が一つの計四つです。まずはエントリーの「ローソク足がボリンジャーバンドの−2σを割り込む」という条件を設定していきましょう。

例によってポジション1の売買条件1(画像①参照)のタブを開き、四つ並んだドロップダウンリストの左端を「ローソク足」に、右側から2番目を「ボリンジャーバンド」に変更します。ボリンジャーバンドの偏差はデフォルトで「1」になっていますが、今回は−2σを使うので「2」を入力し、下から2番目のモードは「センターライン」から「−σ」に変えます。そして、ドロップダウンリストの左から2番目にある「=」の部分を、ローソク足の方が小さいことを表す不等号マークの「<」にします。ローソク足の設定に関しては、デフォルトのままで構いません。

編集部 今の作業で、ローソク足がボリンジャーバンドの−2σを割り込んだという状況が示せました。

岩淵 はい。ただし、これだけではEAを起動した際に最初から−2σの下にローソク足があると即エントリーすることになってしまうので、それを避けるために「−2σの上にあったローソク足が下に割り込む」という条件を加える必要があります。

そのためには「売買条件を追加」を押し、売買条件2(画像②参照)のタブを開き、新規条件追加の部分を「条件追加(AND)」に変えます。その隣の追加先の条件は先ほど設定した「条件1」とします。その他の設定は条件1とほぼ同じで、ドロップダウンリストの左端を「ローソク足」、右から2番目を「ボリンジャーバンド」に変更し、後者の設定は偏差を「2」、モードを「−σ」に変えます。そして計算位置をどちらも「1本前」に変更し、「=」の部分を今度はローソク足の方が大きいことを示す不等号のマーク「>」にします。そうすることで、−2σを割り込むという条件に、一本前のローソク足を見てそのときの終値が−2σよりも上にあったかどうかの判断が加わります。

条件1で指定している計算位置0本前の終値というのは、いま形成中のローソク足、つまり最新価格を表しますから、売買条件1と2を紐付けることで「−2σを上から下へ割り込んだ瞬間にエントリー」を表現できるというわけです。

編集部 この条件に、さらにRSIを紐付けるんですよね。

岩淵 はい、そうです。売買条件3にRSIの設定を加え(画像③参照)、また「条件追加(AND)」を選んで、追加先の条件を「条件1」とします。その下のドロップダウンリストは左端を「RSI」、右から2番目を「数値指定」に変更します。RSIの設定に関しては期間「14」とのことなのでデフォルトのままとしますが、今回はRSIが20以下のときにエントリーするという条件ですので数値指定の定数部分を「20」に変え、不等号のところはRSIが20よりも小さいときを意味する「<」に変更します。

編集部 以上の売買条件1〜3を紐付けることでRSIが20よりも小さくて、かつローソク足がボリンジャーバンドの−2σを上から下へ割り込んだタイミングでエントリーするという条件ができました。

岩淵 後は決済条件を追加すれば完成です。新しく決済条件を作るので、売買条件4(画像④)のタブを開いて「新規条件追加」とし、ドロップダウンリストの右端で「買いポジション決済」を選択。そして左端を「ローソク足」、右から2番目を「ボリンジャーバンド」に変更します。決済ではボリンジャーバンドの「センターライン」を用いるので、モードや偏差などはデフォルトのままで大丈夫です。また、ローソク足の適用価格、計算位置などもそのままで問題ありません。不等号の部分をローソク足の方が大きいことを表す「>」に変更するだけで設定は完了です。これでローソク足がボリンジャーバンドのミドルラインを越えたら買いポジションが決済されます。

編集部 簡単ですね。ちなみに、これまでのように基本設定の「テイクプロフィット」と「ストップロス」の変更は必要ですか?

岩淵 そうですね。ここで指定した条件以外で利食いや損切りを発動させたくないのであれば、どちらも「0」に変える必要があります(画像⑤参照)。

※この記事は、FX攻略.com2018年4月号の記事を転載・再編集したものです

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第1回 ボリンジャーバンドの手法を作りたい!
第2回 MACDの手法を作りたい!
第3回 RSIの手法を作りたい!
第4回 平均足の手法を作りたい!
第5回 ボリンジャーバンドとRSIを組み合わせた手法を作りたい!

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岩渕恵輔(いわぶちけいすけ)

平成元年生まれ。福島高専物質工学科卒業後、長岡技術科学大学へ編入。大学院時代にFXにハマり、MT4を使い始める。フリーランスでEAの委託開発をしていたことがきっかけで、2014年4月に株式会社ゴゴジャンへ入社。

公式サイト:株式会社ゴゴジャン