【3本の移動平均線(「5」「25」「75」SMA)】日足で大局を見極め1時間足で参入するFX手法[あおのり先生]

テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析ともに定評がある、あおのり先生に教えてもらった手法は、考え方がとにかくシンプル。しっかり学習すれば、特殊なツールを使う必要もなく、幅広い層のトレーダーが身につけられる普遍的な手法です。

※この記事は、FX攻略.com2017年5月号の記事を転載・再編集したものです

あおのり先生のプロフィール

あおのり先生の写真

あおのり先生(あおおりせんせい)

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科卒。証券会社に4年間勤務後、株式やFXを中心に独自の取引手法を確立し、「信頼ある投資教育の創造」を経営理念にあおのり學校を創設。 FXを含む投資業界の信用が置けない慣習を打破すべく、FX投資で豊かな人生を育んでもらうための信頼ある投資教育を日々実践。実績として延べ1600人を超える受講生を世に送り出す。トレードスタイルは、スキャル、デイトレ、スイング、中長期すべてに対応できるので、あらゆる時間軸のチャンスを掴むのが得意。

公式サイト:あおのり学校ブログ

twitter:https://twitter.com/aonorischool

あおのり先生のFX買い合図ポイント

■ 準備するもの

【チャート】日足+1時間足
【テクニカル】移動平均線(「5」「25」「75」SMA)

FX会社搭載のチャートやMT4など、どんな環境でもトレードできます。またスマホのFXアプリでもチャート分析ができます。

■ トレードの手順

  1. 日足で強力なトレンドが発生していることを確認
  2. 1時間足の「25」SMA、「75」SMAを基準に新規エントリー
  3. <利確>「75」で新規→「25」SMAで決済、「25」で新規→直近高値(安値)で決済
    <損切り>直近の安値(高値)

■ 狙い目の通貨ペア

  • 日足以上の期間で、長期的なトレンドが発生している通貨ペアを狙う

■ この戦略のメリット

  • シンプルな戦略なので理解しやすい
  • 使用者が極めて多い移動平均線を使っているので、テクニカル的にハマりやすい
  • 移動平均線と価格の乖離も参考にできる

あおのり先生のFX買い合図戦略

3本の移動平均線だけでトレード可能

あおのり学校の校長として、これまで数千人のFXトレーダーを卒業生として送り出してきたあおのり先生に、再現性の高いシンプルなFXトレード手法を教えてもらいました。

このFX手法で用いるテクニカル指標は、3本の移動平均線のみ。あおのり先生いわく、「本当に効果があるテクニカル分析というものは、得てしてシンプルです。シンプルだからこそ、いろいろな通貨ペア、さまざまな局面で効果を発揮します」とのこと。移動平均線は、単純移動(SMA)の、期間「5」「25」「75」をチャート上に表示させます。

移動平均線はとてもメジャーなテクニカル指標ですが、平均を取る期間が変われば、性質も変化します。基本的に、期間が短くなるほど目先のトレンドを、期間が長くなるほど長期のトレンドを表します。

今回の手法では、「5」SMAで直近のトレンドの勢いを、「25」「75」SMAで中期以上の相場の流れを判断します。また、「25」と「75」は、売買の基準としても活用します。

日足で分析1時間足で取引

この手法で推奨されているのは、日足で相場全体の流れを確認し、1時間足で実際のトレードを行うという、2段階の流れを経る考え方です。実際にトレードをする1時間足に対し、より長い時間足である日足で全体の流れを確認することで、それに沿ってトレードをすることが目的です。

相場においては、より長い時間足の方が参考にしているトレーダーが多く、長い時間足のトレンドが、短い時間足のトレンドを飲み込みながら動いていきます。そのため、短い時間足だけでトレードをすると、より上位の流れに逆らう可能性があります。

「5」SMAを基準に強いトレンドを待つ

日足で相場の流れを確認する際の基準は、「5」SMAです。上昇時なら「5」SMAの上で、下降時なら下で価格が推移している場合、強力なトレンドが発生していると解釈します。

日足の「5」SMAは、5営業日(=1週間)の終値の平均ですが、常に価格がそれを上回り(下回り)続けることで、トレンドの勢いが非常に強いと判断できます。

このトレンドに勢いがある状態で初めて、トレード用のチャートである、1時間足を確認して、エントリーポイントを探していきます。

移動平均線と高値・安値で売買

強いトレンドが出ている場合、1時間足で押し目、戻りを探してエントリーを入れていきます。この手法ではそのタイミングを、「25」と「75」のSMAへのタッチとしています。例えば上昇トレンドなら、1時間足の価格が下がってきて、「25」「75」SMAにタッチして反転したところで買いを入れます。

一方、決済のタイミングはシンプルで、まず損切りは直近の安値(高値)を基準に設定します。これはエントリーの時点で決まっているはずなので、逆指値注文を入れておきましょう。利益確定は、「25」SMAで買った場合には直近の高値、「75」SMAで買った場合には「25」SMAで行います。

ポイント1 3本の移動平均線の特徴を把握しよう

移動平均線は、指定した期間の終値の平均価格を線で結んで連続表示したテクニカル指標で、世界中の投資家が愛用しています。期間によってさまざまな働きをする特徴があり、あおのり先生は「5」「25」「75」の3つの期間を併用することで相場分析をしています。

「5」SMA
直近のローソク足5本分の終値の平均。目先のトレンドの強弱を判断。

「25」SMA
直近のローソク足25本分の終値の平均。短中期の方向性を表す。

「75」SMA
直近のローソク足75本分の終値の平均。中長期の方向性を表す。

ポイント2 日足で流れを見て、1時間足で取引をする

長短2種類の時間足をチェック

あおのり先生のこの手法では、日足で相場の全体像を確認し、その流れに沿ったトレードを1時間足で実行します。日足のトレンドに従って1時間足でトレードをしますし、日足にトレンドがなければ、トレード自体を見送ることになります。常に多層的に相場を見ることが基本です。

1枚だけのチャートでトレードをする危険性

単一のチャートだけを見てのトレードは、大きな流れに逆らう可能性があります。例えば1時間足では明らかな上昇トレンドに見えても、日足では下降中の一時的な上昇であれば、やがて1時間足も下降に転じる可能性が高く、買いポジションを持っていれば一気に含み損になることもあります。実際にトレードをする足より、長い時間足の流れも見ておきましょう。

ポイント3 「5」SMAだけでトレンドの方向と状態が分かる

「5」SMAとローソク足の関係を見ることで、トレンドの方向だけでなく強弱も判断できます。「5」SMAと交わらずに上がったり、下がったりしている場合は強力なトレンド、交わっている場合は普通のトレンドです。また何度も交差する場合は、はっきりしたトレンドがないと判断できます。

ポイント4 山や谷が連続すると相場が転換しやすい

2連続でブレイクに失敗して相場転換

ダブルボトムやダブルトップは、代表的なチャートパターン。例えばダブルボトムなら、同じ水準で下げ止まりしたことを意味し、下降トレンドの弱体化を示唆します。今のトレンドが弱まり、次のトレンドが始まる際に現れやすいので覚えておきましょう。

山や谷が三つならより信頼度が高い

山が三つのトリプルトップ、谷が三つのトリプルボトムは、Wよりトレンド発生の可能性が高いといわれています。さらに、真ん中の山や谷が左右の二つより高い、あるいは深いと、より強力なサインである三尊、逆三尊とされています。

エントリータイミング 日足が強トレンドなら1時間足のSMAで取引

1.日足で強力なトレンドが発生していることを確認

まずは日足のチャートを確認して、「5」SMAの上で推移する強力な上昇トレンドか、下で推移する強力な下降トレンドの発生を待ちます。「5」SMAと交わる、標準的なトレンドでも手法を実行できますが、できれば強くて明確なトレンド発生を待ちたいところ。

2.1時間足の「25」SMA、「75」SMAを基準に新規エントリー

強力なトレンドの発生を確認できたら、1時間足で同じ方向にエントリーをします。エントリーのタイミングは、「25」SMAへのタッチ、および「75」SMAのタッチを基準にしましょう。これら2本の移動平均線はサポートやレジスタンスになりやすいため、トレンドが継続するならタッチ後にトレンドの本流へ戻りやすいです。

決済タイミング エントリーにより利確目標は異なる

3.<利確>「75」で新規→「25」SMAで決済、「25」で新規→直近高値(安値)で決済

「75」SMAでエントリーした場合には、「25」SMA付近で利益を確保します。「25」SMAでエントリーした場合には、直近の高値で利益を利確します。

3.<損切り>直近の安値(高値)

直近の安値で損切りをします。あらかじめ分かっている価格での決済となるため、逆指値注文を入れておけばチャートを見続ける必要がなくなります。

FXトレードポイント Wトップ、Wボトムで日足が転換

トレンドが切り替わるタイミングを知る

トレンドの勢いが衰えるタイミングを察知できれば、勝率が低い場面でのエントリーを回避できます。既に紹介した、「5」SMAと価格の連続交差と共に、チャート上に現れるWトップやWボトムもチェック。上記2例は、トレード例①と②の日足が、その後トレンド転換した局面になります。 

FXトレード例① 強力な上昇相場で難なく利益獲得(米ドル/円 日足+1時間足 2016年11月14日~11月15日)

トレードの流れ

2016年11月のトランプ相場のチャートです

① 日足の「5」SMAの上で価格が推移しているため、強力な上昇トレンドと判断
② 1時間足の「25」SMAにタッチしたところでエントリー。直近の安値に損切りを置く
③ 直近高値に到達したところで利益確定

FXトレード例② 安定した下降トレンドの中で売り!(ユーロ/米ドル 日足+1時間足 2015年1月6日~1月7日)

トレードの流れ

「ユーロ/米ドル」では2014~2015年にかけて、長期的な下降トレンドが発生していました

① 日足の「5」SMAの下で価格が推移しているため、強力な下降トレンドと判断
② 1時間足の「25」SMAにタッチしたところでエントリー。直近の高値に損切りを置く
③ 直近安値に到達したところで利益確定 

FXトレード例③ 急激な下降トレンドにうまく乗る(米ドル/円 日足+1時間足 2016年2月5日~2月9日)

トレードの流れ

2016年2月、「米ドル/円」は一気に円高になりました

① 日足の「5」SMAの下で価格が推移しているため、強力な下降トレンドと判断
② 1時間足の「75」SMAにタッチしたところでエントリー
③「25」SMAに到達したところで利益確定

※この記事は、FX攻略.com2017年5月号の記事を転載・再編集したものです

【編集部厳選】この手法が使えるオススメのFX口座

あおのり先生に教えていただいたFX手法、いかがでしたか? 使うテクニカルも少なくFX会社が提供しているスマホ用FX取引アプリでも再現が可能です。

というわけでここでは、スマホ用FX取引アプリに定評のあるFX会社をFX攻略.com編集部が3社選んでみました。いずれも安心して利用できる、人気のFX会社です。

1.GMOクリック証券

FX取引高5年連続世界一(ファイナンス・マグネイト社調べ/2012年1月〜2016年12月)という確かな実績を持つFX会社。取引ツールの使いやすさでもトレーダーの評価が高く、特にスマホアプリのGMO-FX DASH(iPhone/iPad、Androidアプリ)のクオリティは高く、PCと同様の取引環境を実現。 登録不要で使えるデモ取引で操作性を試し、設定そのままにリアル取引へ移行することができます。

【関連記事】
FX初心者におすすめ!【GMOクリック証券】口座開設方法を画像付で解説
モバイルトレード最前線【GMOクリック証券】GMO-FX DASH for iPhone/GMO-FX DASH for Android
何が変わった!? GMOクリック証券の最新スマホアプリ「GMO-FX DASH」

2.外為どっとコム

FX専業の取引会社として誕生し、今もFX一筋でサービスを提供中。頻繁にバージョンアップする取引ツールの使い勝手の良さが高く評価されています。

FX取引を通じて外国為替全体に対する情報発信にも力を入れており、初心者向けの動画コンテンツや相場分析記事などの質が高いことで有名。取引数量が最小1000〜最大500万通貨と幅広いのも特徴です。

3.YJFX!

あのヤフーグループのFX会社なので、安心感は抜群。スマホ取引アプリ「Cymo」は25万ダウンロード(2015年4月7日調査時点)されており、多くのトレーダーに使われています。新規口座開設のキャッシュバックキャンペーン金額も魅力的。

【関連記事】
モバイルトレード最前線【YJFX!】iPhone Cymo/Android Cymo

あおのり先生の写真

あおのり先生(あおおりせんせい)

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科卒。証券会社に4年間勤務後、株式やFXを中心に独自の取引手法を確立し、「信頼ある投資教育の創造」を経営理念にあおのり學校を創設。 FXを含む投資業界の信用が置けない慣習を打破すべく、FX投資で豊かな人生を育んでもらうための信頼ある投資教育を日々実践。実績として延べ1600人を超える受講生を世に送り出す。トレードスタイルは、スキャル、デイトレ、スイング、中長期すべてに対応できるので、あらゆる時間軸のチャンスを掴むのが得意。

公式サイト:あおのり学校ブログ

twitter:https://twitter.com/aonorischool