【東京時間・高値安値ブレイク】スマホ片手に半年間で+840pips獲得したFX手法[木里ゆう]

FX攻略.com公式サイトにてコラムを連載している個人投資家の木里さんに教えていただいたのは、テクニカル指標を全く使わないスタイルの手法。チャートで確認するのは東京時間の高値と安値だけで、売買はルールに従って予約注文を入れるのみという、誰でもすぐに実践できる簡単さが魅力です。

※この記事は、FX攻略.com2017年3月号の記事を転載・再編集したものです

Contents

木里ゆうさんのプロフィール

木里ゆうの写真

木里ゆう(きざとゆう)

FX歴5年以上の個人トレーダー。書籍や雑誌中心にさまざまなトレード手法、分析テクニックを独学で学ぶ。スキャルピングからスイングトレードまで様々な投資スタイルを実践していくなかで、現在の省エネ手法に到達。東京時間のみのシンプルなトレードで安定して利益をあげるも、なお手法の精度向上に余念がない。パンクやテクノを中心に音楽大好き。東北地方在住。

公式サイト:木里ゆうのスワップFX生活

twitter:https://twitter.com/KizatoFX

木里ゆうさんのFX買い合図ポイント

■ 準備するもの

【チャート】1時間足
【テクニカル】なし

テクニカル指標を全く使わないスタイル。東京時間の高値と安値だけ確認して予約注文を入れるという、初心者でも試しやすい手法です。ただし値動きが少ない金曜日にはポジションを持ちません。

■ トレードの手順

  1. 当日の東京時間の高値と安値を確認。高値と安値の両方に、手順4の値幅設定で逆指値IFO注文を17時に予約する
  2. 新規注文の買いか売りかのどちらかが約定したら、もう一方は取り消す
  3. 新規注文が24時を回ってヒットしなければ両方のIFO注文を取り消す。約定したポジションは利食いか損切りになるまで放置
  4. <利確>「ユーロ/円」+100pips、「ポンド/円」+110pips
    <損切り>「ユーロ/円」−50pips、「ポンド/円」−100pips

■ 狙い目の通貨ペア

  • 「ユーロ/円」「ポンド/円」

■ この戦略のメリット

  • テクニカルに詳しくなくても実践できる
  • チャートを常に確認する必要がない
  • スマホだけでできる

木里ゆうさんのFX買い合図戦略 

スマートフォンでも簡単に取引できる

ここで紹介する、東京時間(この手法では便宜的に朝5時から夕方5時までの時間帯としています)の高値と安値を狙ったトレードは、実行の条件がきわめて緩く、誰にでもすぐに環境構築できる点が魅力です。

1時間足さえ表示できれば良いので、パソコンではなくスマホだけでも注文の設定が完結します。実際に木里さんも、スマホだけでこの手法を半年間以上続け、+840.3pipsの好成績を叩き出してます。

本人いわく、「トレード自体にストレスを感じたり、準備に時間がかかりすぎたりすると、せっかく優位性がある手法でも、結局続けることができません。できるだけストレスがなく、その人の生活スタイルにマッチした手法を選んだ方が長くトレードを続けられます」とのことです。パソコンを毎日開く習慣のない方にもお勧めしたい手法です。

テクニカル分析すら使わず、チャートを開くだけでできるため、今既に使っているFX会社のスマホアプリでそのまま実践してみてください。

手法の肝はブレイクアウト

この手法の核になるのは、「ブレイクアウト」の考え方です。相場参加者が注目している価格を上に抜けたら上昇トレンド、下に抜けたら下降トレンドの発生と見なし、その流れについていきます。現在の価格より上がったら買い、下がったら売りとなるため、新規建ては逆指値注文となります。

トレンドの中の安い価格を拾っていく考え方である、押し目買いや戻り売りに慣れてしまっていると、一番高いところで買い、一番安いところで売るブレイクアウトの考え方には、抵抗を感じるかもしれません。

それでは、相場の参加者が注目している価格とは何でしょうか。

木里さんが注目しているのは、東京時間の高値と安値です。この場合の東京時間とは日本時間朝5時から夕方5時までの時間帯で、ここをブレイクした方向にトレンドが伸びやすい相場の習性を利用したトレードとなります。

IFO注文で全ての取引を自動化

この手法は、新規エントリー、利益確定と損切りの価格が最初から決まっているため、IFO注文を駆使することで、全ての取引を自動化できます。なお、同じ通貨ペアで買いと売りを同時に入れることはないため、買いか売りどちらかのIFO注文がヒットしたら、もう片方は解除します。

また、同じ通貨ペアで二つ目のポジションを持つこともないので、一つのポジションが決済されるまで、その通貨ペアでは取引しません。

毎日夕方の5時前後に10分間ほどチャートを確認すれば、誰でも実行できる手法です。半年間の運用でしっかり利益も出ているため、FX初心者の方にこそぜひ試していただきたいです。ルール通り、同じ手法を日々繰り返すことを身につけましょう。

ポイント1 逆指値注文とは?

リアルタイムで即時注文を入れる成行注文に対して、この指値・逆指値注文は指定した価格に到達したら売買が行われるようにする予約注文です。今の価格よりも「有利な価格」を指定する指値注文に対して、逆指値注文は今の価格よりも「不利な価格」を指定します。

ポイント2 ブレイクアウトとは?

抵抗帯を突き抜けると値動きに勢いが出てくる

過去の値動きの中で、それまでの流れを食い止めたり、跳ね返したりした実績のある価格帯を「抵抗」といいます。抵抗に到達したときの値動きには、反転して逆方向へ動いたり、抵抗付近で値動きが落ち着いたり、抵抗を抜けてさらに進む性質があり、抵抗を抜け出た状態をブレイクアウトといいます。

ブレイクアウトはトレンド発生の合図

抵抗付近はトレーダーの注目が集まりやすく、多くの予約注文がたまっていると考えられています。ポイント3でも書いていますが、東京時間の高値と安値は注目度が高く抵抗として機能する習性があるため、ブレイクアウトするとトレンドが加速するといわれています。

ポイント3 抵抗帯となる東京時間の高値と安値を確認

東京時間を含む各市場の高値・安値は多くの相場参加者が注目している価格帯。そこを目標に売買されることが多いので、ブレイクアウトや反転しやすいという特徴があります。高値・安値の確認は、ローソク足の高値安値それぞれに水平ラインを引けば一目瞭然です。

ポイント4 IFO注文を活用して自動的な取引を行う

新規注文成立後、どちらか一方の決済のみ実行される

新規注文と二通りの決済注文を予約することができる注文方法。新規注文が成立したら決済注文が有効になり、どちらか一方の決済注文が実行されるともう一方の決済注文は自動的にキャンセルされます。利食いの指値注文だけでなく、逆指値の損切り注文も入れられるため、チャートを見ていなくても取引を自動化できるメリットがあります。

注文後はチャートを見る必要なし!

予約注文方法の一つであるIFO注文のメリットは、新規注文・利食いの指値決済注文・損切りの逆指値決済注文を一度に予約することで、新規から決済まで全てのトレードを自動化できることでしょう。それによりチャートを確認する手間が省けますし、値動きに一喜一憂しなくて済みます。

エントリータイミング 東京時間の高値と安値にIFO注文を仕込む

1.当日の東京時間の高値と安値を確認。高値と安値の両方に、利確・損切りの値幅設定で逆指値IFO注文を17時に予約する

逆指値なので、高値到達時は新規買い、安値到達時は新規売りになります。東京時間が終わりを迎えるころに極端なトレンドが出ているときはエントリーを見送ります。

2.新規注文の買いか売りかのどちらかが約定したら、もう一方は取り消す

どちらかの注文が約定したら、もう一方の注文は取り消しておきましょう。

3.新規注文が24時を回ってヒットしなければ両方のIFO注文を取り消す。約定したポジションは利食いか損切りになるまで放置

金曜日に新規エントリーしないのも、この手法のルール。木曜日に新規エントリーしたポジションが土日をまたいで決済されることもあります。

決済タイミング 利確も損切りも予約注文だから迷わない

4.<利確>「ユーロ/円」+100pips、「ポンド/円」+110pips

狙いの通貨ペアで値幅設定が異なるので要注意。設定した値幅に到達する前に我慢できなくて利確してしまうような方は、新規エントリー後にチャートを見ないのも一つの手です。

4.<損切り>「ユーロ/円」−50pips、「ポンド/円」−100pips

狙いの通貨ペアで値幅設定が大きく異なるので注意しましょう。利確の設定同様、IFO注文で機械的できるので、損切りタイミングで迷いが生じることはないはずです。

FXトレード例① ブレイクアウト後に短期決着(「ポンド/円」1時間足 2016年12月1日)

トレードの流れ

① 当日の東京時間の高値と安値を確認。高値と安値の両方に、利確は+110pips、損切りは−100pipsの値幅設定で逆指値IFO注文を17時に予約します
② 買いの新規注文が約定したので、新規売りの予約を取り消します
③ 利確ラインの値幅に達したので自動的に売り決済されました

FXトレード例② 夕方の安値から順調に値幅を稼ぐ(「ポンド/円」1時間足 2016年12月7日)

トレードの流れ

① 当日の東京時間の高値と安値を確認。高値と安値の両方に、利確は+110pips、損切りは−100pipsの値幅設定で逆指値IFO注文を17時に予約します
② 売りの新規注文が約定したので、新規買いの予約を取り消します
③ 利確ラインの値幅に達したので自動的に買い決済されました

FXトレード例③ 週末をまたいで利確したパターン(「ポンド/円」1時間足 2016年12月8日〜12月12日)

トレードの流れ

① 当日の東京時間の高値と安値を確認。高値と安値の両方に、利確は+110pips、損切りは−100pipsの値幅設定で逆指値IFO注文を17時に予約します
② 買いの新規注文が約定したので、新規売りの予約を取り消します
③ 時間がかかりましたが利確ラインの値幅に達し、自動的に売り決済されました 

FXトレード例④ 続伸せず一気に損切り値幅に到達(「ユーロ/円」1時間足 2016年12月6日)

トレードの流れ

① 当日の東京時間の高値と安値を確認。高値と安値の両方に、利確は+100pips、損切りは−50pipsの値幅設定で逆指値IFO注文を17時に予約します
② 買いの新規注文が約定したので、新規売りの予約を取り消します
③ 反転して損切りラインの値幅に達してしまい、自動的に損切りされました

※この記事は、FX攻略.com2017年3月号の記事を転載・再編集したものです

木里ゆうの写真

木里ゆう(きざとゆう)

FX歴5年以上の個人トレーダー。書籍や雑誌中心にさまざまなトレード手法、分析テクニックを独学で学ぶ。スキャルピングからスイングトレードまで様々な投資スタイルを実践していくなかで、現在の省エネ手法に到達。東京時間のみのシンプルなトレードで安定して利益をあげるも、なお手法の精度向上に余念がない。パンクやテクノを中心に音楽大好き。東北地方在住。

公式サイト:木里ゆうのスワップFX生活

twitter:https://twitter.com/KizatoFX

テクニカル分析手法 | 木里ゆう | 特集 | 誰でも分かる買い合図|シンプルFX手法の最新記事
価格ベースのFXテクニカル分析|ピボットとは?[月光為替]
一目均衡表入門|第5回 転換線と基準線[監修:細田哲生(三世一目山人)]
私のトレンド看破術[不動修太郎]
トラッキングトレード入門|第13回 複数の指標を組み合わせたマナブ式テクニカル分析[斉藤学]
【移動平均線(SMA)+MACD2】移動平均線の考え方に基づいたロジックのFX手法[阪谷直人]
一目均衡表入門|第4回 三波動と時間関係、値段関係から分かること[監修:細田哲生(三世一目山人)]
一目均衡表入門|第3回 三波動と時間関係②[監修:細田哲生(三世一目山人)]
【エンベロープ+RSI】徹底的な逆張り戦略で1分足の反転を狙うFX手法[為替鬼]
価格ベースのFXテクニカル分析|ボリンジャーバンドとは?[月光為替]
一目均衡表入門|第2回 三波動と時間関係①[監修:細田哲生(三世一目山人)]
【移動平均線(EMA)+分割決済】安全に分割決済することでストレス軽減できるFX手法[金子稔]
【2種類の移動平均線(「5」WMA 「40」SMA)】数時間で何回もエントリー可能な短期トレード手法[平野朋之]
価格ベースのFXテクニカル分析|RSIとは?[月光為替]
【3本の移動平均線(「5」「25」「75」SMA)】日足で大局を見極め1時間足で参入するFX手法[あおのり先生]
一目均衡表入門|第1回 一目均衡表の原点[監修:細田哲生(三世一目山人)]