【虹色FX (7本の移動平均線)】「虹」が出たときだけトレンドフォローする簡単FX手法[田向宏行]

虹に見立てた七色の移動平均線は、明確なトレンドが発生しているときのみ、奇麗な虹を描きます。「虹色FX」と名づけられたこの手法は、本物のトレンドをしっかりと見極めることができ、精度の高い取引を可能にします。

※この記事は、FX攻略.com2016年5月号の記事を転載・再編集したものです

田向宏行さんのプロフィール

田向宏行の写真

田向宏行(たむかいひろゆき)

大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間に投資を開始。事業譲渡後の現在は個人投資家。FX会社のセミナー企画・構成も手がけている。著書に『臆病な人でも勝てるFX入門』(池田書店)。

公式サイト:虹色FX

twitter:https://twitter.com/maru3rd

田向宏行さんのFX買い合図ポイント

■ 準備するもの

【チャート】日足、1時足
【テクニカル】移動平均線(EMA)7本

移動平均線は「5」「10」「20」「35」「50」「75」「100」のEMAを表示します。(チャートソフトMT4の使用を推奨)

■ トレードの手順

  1. 日足で虹が出ている(7本が奇麗に並んでいる)かを確認
  2. 1時間足でも虹が出ている局面を狙う
  3. 虹の外側にレートが出たらエントリー
  4. <利確>虹の内側で終値確定 <損切り>直近の高値(安値)

■ 狙い目の通貨ペア

  • トレンドが明確な通貨ペア
  • ボラティリティが高すぎない方が良い

■ この戦略のメリット

  • トレンドを厳選できる
  • エントリー場所で迷わない
  • 好機まで「待つ」ことができる

田向宏行さんのFX買い合図戦略

移動平均線を7本表示させるチャートソフトが必要

田向さんの手法、虹色FXは、チャートに7本の移動平均線を、それぞれ色分けして表示させるのがポイントです。ゆえに、それを実現するチャートソフト、MT4の使用が推奨されます。(MT4の導入方法は、FX攻略.com公式サイトで紹介しています)

■MT4導入に関する記事
インストール、初期設定から基本機能までMT4の使い方簡単まとめ
使いづらい初期設定を変更!MT4を好みの環境にカスタマイズする基本操作
MT4でチャートのテクニカル分析を始めよう!そのために知っておくべき基本操作

虹色FXで使用するのは、指数平滑移動平均線(EMA)。これは、全てのデータを平等に扱う単純移動平均線(SMA)と異なり、直近の値動きを重視して求めるものです。このEMA7本を、虹に見立てたカラー設定にします(ポイント3参照)。

虹色に設定した移動平均線は、その見た目からトレンドの判定をできるようになります。トレンド発生時は、7本のEMAが奇麗に並び、チャート上に明確な「虹が出現」するのです。

一方、トレンドがない場合はEMAが交差し、あるいは微妙なトレンドの場合はいくつかのEMAが交わった虹もどきの形状となります。このように見た目で簡単に判断できるという点が、虹色FXの特長であるといえます。

日足に虹が出たら1時間足において入り口探し

戦略としては、まず日足にて、虹が出現している通貨ペアを探します。田向さんは15の通貨ペアをチェックしているとのこと。狙い目の通貨ペアとしては、「そのときにトレンドが出ているもの」が挙げられます。ただし、ボラティリティが高すぎず、淡々と動く「米ドル/円」のようなものが、初心者向けだそうです。

そして日足で虹を確認できたら、1時間足でエントリーのタイミング探しをします。エントリーは、レートが虹の外側(「5」EMAの外側)に出て終値を確定させることを合図とします。終値ベースが基本で、ローソク足が抜け出しただけではエントリーしてはいけません。

そもそも、移動平均線とは、終値の平均を示したラインです。それよりも終値が上(下)に推移してきたからこそ、上がっていく(下がっていく)と考えられるわけです。

エントリー後は損切りを入れる

エントリーをしたら、すぐに損切りを設定します。損切りはポイントは、直近の高値(安値)とするのが基本です。判断が難しいようであれば、「20」や「35」EMA付近を、目安とする考え方もできます。また、ある程度の含み益が発生したら、損切りポイントを建値まで移すというのも有効(もちろんスプレッド分は回収するように設定)。これで負けはなくなるので、精神的に楽になります。

利益確定も終値ベースで

一方の利益確定は、エントリー時に入れるわけではなく、その後の推移から判断を下します。利確の目安としては、「5」EMAとレートの関係性に注目。ローソク足が「5」EMAの内側、すなわち虹に食い込む形で終値を確定させたら、イグジットとします。こちらも終値ベースで判断するべきで、ローソク足が食い込んだだけの場合は対象としません。

ポイント1|移動平均線とは?

終値の平均を結んだ線

移動平均線とは一定期間における終値の平均を求め、つなぎ合わせた線のこと(上図の例はローソク足10本分の平均)。これにより相場の流れを把握しやすくなります。なお、ここでの説明は単純移動平均線(SMA:Simple Moving Average)のことです。

方向性や角度からトレンドが分かる

移動平均線は、その向きから相場のトレンドを示唆。上向きならば上昇トレンド、下向きならば下降トレンドと判断できます。またその角度が急であれば強いトレンド、なだらかならば弱いトレンドであるとも考えられます。

ポイント2|単純移動平均線と指数平滑移動平均線の違い

指数平滑移動平均線の特長

指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)は、古いレートよりも、直近のレートの方が重要だという考えに基づき、直近のレートを重視した計算式から求めます。現在のトレンド、勢いといった事柄が、SMAよりも色濃く反映されます。

トレンド感知の早さに性質の違いが現れる

SMAとEMAは、その計算方法の違いから、後者の方がトレンド関知に敏感だといえます。チャート例に示したように、中盤から起こった下降の流れに対して、EMAが先に反応。終わりぎわの上昇に対しても感知しています。

ポイント3|7本の移動平均線がトレンドを教えてくれる

虹色FXの設定方法です。EMAの色は、「5:赤」「10:オレンジ」「20:黄」「35:ライトグリーン」「50:緑」「75:青」「100:紫」に設定します。

ポイント4|実際のチャートにおける虹の出現パターン

左チャートに示したように、トレンド発生時には、虹が奇麗な形で出現します。そしてEMAが絡んだときに、トレンドが終わります。一方、トレンドがないと、右チャートのようにごちゃごちゃした見た目になります。

エントリータイミング|レートと「5」EMA(虹の端)の関係に注目

1.日足で虹が出ている(7本が奇麗に並んでいる)かを確認

日足において、虹が出現しているチャートを探します。なるべく多くの通貨ペアをチェックすることで、該当するものを発見することができます。

2.1時間足でも虹が出ている局面を狙う

1時間足でも、虹の出現がポイント。虹が出現してから、その内側を推移するレートが、外側に抜け出すタイミングを狙います。

3.虹の外側にレートが出たらエントリー

赤に設定した「5」EMAと、レートの関係に注目。虹の外側にレートが抜け出し、終値が確定したら、エントリーします。

決済タイミング|損切りはすぐに設定、利確は相場次第

4.<利確>「5」EMAの内側で終値確定

1時間足でレートが虹の外側を推移する限りは、利益が伸びるのを眺めていてOK。そしてレートが虹に食い込んだら、利益確定の構えをとります。虹の内側で終値が確定したら、利確とします。

4.<損切り>直近の高値(安値)

エントリーした足の、直近の高値(安値)を目安にして、損切りを設定します。エントリーしたらすぐに行いましょう。含み益が発生したら、損切りを建値まで移し、負けをなくすという手も有効です。

日足チェックのコツ|虹とともにレートの位置を見ること!(ドル円 日足 2015年11月~2016年2月)

虹とレートの位置関係が重要

虹が出現していても、レートが虹の内側にあるときは、様子見とします(終値ベース)。前述した通り、終値から算出する移動平均線と、現在レートの終値を比較し、それよりも上(下)だからこそ、上がっていく(下がっていく)と考えるからです。

FXトレード例①|トレンド再開を見極めてエントリー(ドル円 1時間足 2016年2月9日~2月11日)

トレードの流れ

① 日足で下降する虹を確認。戦略はショート
② 1時間足では、虹が出ていない状態。エントリーできるタイミングを待ちます
③ 絡まっていたEMAがほどけ、虹が出現。その後、「5」EMAの外側で終値が確定したところでエントリー
④「5」EMAの内側で終値が確定したので利確

FXトレード例②|上昇過程の絶好機まで待つ(ユーロポンド 1時間足 2016年2月5日~2月10日)

トレードの流れ

① 日足ではしばらく上昇する虹が続いている状態。戦略はロング
② 1時間足でも虹が出ているが、中盤過ぎでいったん押し目を作った局面。ローソク足が虹に食い込む
③ 虹から抜け出し、「5」EMAの外側で終値が確定したところでエントリー
④「5」EMAの内側で終値が確定したので利確

FXトレード例③|続伸せずに損切りになったパターン(ユーロドル 1時間足 2016年2月4日~2月9日)

トレードの流れ

① 日足で虹が出始めた局面。ロングを狙います
② 1時間足では、大きな上昇に対する押し目を、長い間作っている状態。そこからの再上昇を待ちます
③ 虹の内側にあったローソク足が「5」EMAの外側に出て、終値が確定したところでエントリー
④ しかし流れは逆行し、損切りラインに達しました

※この記事は、FX攻略.com2016年5月号の記事を転載・再編集したものです

【編集部厳選】この手法が使えるオススメのFX口座

田向さんに教えていただいたFX手法、いかがでしたか? 虹色FXはチャートに7本の移動平均線を、それぞれ色分けして表示させるのがポイントです。ゆえに、それを実現するチャートソフト、MT4の使用が推奨されます。MT4初心者の方も、この機会にぜひ導入にチャレンジしてみてください。

ここでは、MT4でチャート分析ができるオススメのFX会社をFX攻略.com編集部が4社選んでみました。安心して利用できる人気のFX会社です。

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2.楽天証券

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4.EZインベスト証券

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田向宏行の写真

田向宏行(たむかい・ひろゆき)

大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間に投資を開始。事業譲渡後の現在は個人投資家。FX会社のセミナー企画・構成も手がけている。著書に『臆病な人でも勝てるFX入門』(池田書店)、『1日2回のチャートチェックで手堅く勝てる兼業FX』(自由国民社)。

公式サイト:虹色FX

twitter:https://twitter.com/maru3rd

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