価格ベースのFXテクニカル分析|エリオット波動とは?[月光為替]

それではテクニカル分析編最終稿として、今回エリオット波動を扱っていきます。まぁ実際はエリオット波動に触れる時間はあまりありませんが(笑)。

エリオット波動とは?

まず、エリオット波動とは、R.N.エリオット氏の理論で、相場というのはフィボナッチ数のもと一定の基本的リズムがあると考えました。

それは、5つの上昇波と3つの下降波で構成され、合計8つの波をもって、それが1つの周期となりそのパターンで相場は展開するというリズムです。

さて、言うまでもありませんがこのエリオット波動理論というのは、観察的な分析に基づいています。つまり、主観的にチャートをみたときのパターン認識の集大成としてできた理論というわけです。

何度も申し上げている通り、相場における確実なパターンというものは存在しません。ただそれを人間の脳という高度なパターン認識能力を用いることで、チャートをフィルタリングした時に相場におけるある意味フラクタル図形のようなものが見えてきた結果がエリオット波動だということです。

エリオット波動から学べること

ですが当然ながら、主観に基づいたパターン分析というのはほとんど何の使い物にもなりません。基本的にパターンというのは、そこでの攻防における人間心理の結果として見えてくるものです。それを推察して初めて有用となります。

ここで重要な点は、「波動」という概念です。相場における一つの真理として、相場は必ず波を打ちながら推移していきます。これには人間の行動が深く結びついています。ある意味自然界の法則に広くは従っていると考えても良いかもしれません。これは効率的市場仮説におけるブラウン運動とは別次元でのさらに本質的な法則です。

波を作って相場は動く、そしてその波がフラクタルのように重なってできているというのが相場の姿であり、その姿が変わることはありません。

であれば我々がここからトレーダーとして学ぶべきことはなんでしょうか? それは一見関係がなさそうに見えますが、「マルチタイムフレーム」の重要性です。

マルチタイムフレームの重要性

結局のところ、パターン理論や波動理論というのは、最後はフラクタル解析に行きつきます。つまり相場というのは数多の相似形の集まりでできているということです。

個々のパターンに再現性はほとんどありません。ただ、フラクタル性があるというゆるぎない再現性はあります。このことと需給バランスから、大きなタイムフレームにおける現在のトレンドフォローには一抹の優位性があるのです。

その優位性というのは吹くと消し飛ぶレベルの優位性であり、マーケットで十分なアルファを掴めるようなものではありませんが、一つの戦略を作っていく時に重要な足がかりになることは言うまでもありません。

今回はエリオット波動というより別のお話しになってしまいましたが、これにて、私のテクニカル分析講座は終わります。少しでも皆様に新たな示唆を提示できていれば幸いです。

次回は今までの総まとめであり、最終回となります。

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月光為替(げっこうかわせ)

現役ヘッジファンドトレーダー。FXで毎月200~300pips、金額ベースでは1~2億円を安定的に稼ぎだした経歴を持つ。現在は日本株運用がメインで、引き続き個人資産でもFX取引を継続中。会社に内緒で、月光為替の名で活動、厳しい言葉のなかに相場の真実が見え隠れする個人投資家の味方。

公式サイト:FXブログ 月光為替の勝利のFX

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