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FX力を鍛える有名人コラム

一目均衡表入門|第13回 B、Yの活用方法[監修:細田哲生(三世一目山人)]

※この記事は、FX攻略.com2017年5月号の記事を転載・再編集したものです(文=蛯沢路彦・編集部)

【一目均衡表入門 連載記事】
第1回 一目均衡表の原点[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第2回 三波動と時間関係①[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第3回 三波動と時間関係②[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第4回 三波動と時間関係、値段関係から分かること[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第5回 転換線と基準線①[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第6回 転換線と基準線②[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第7回 転換線と基準線③[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第8回 先行スパンと遅行スパン①[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第9回 先行スパンと遅行スパン②[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第10回 準備構成の「型」と9週足[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第11回 9週足と9か月足[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第12回 週間実線のB、Yと仲値線[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第13回 B、Yの活用方法[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第14回 『一目均衡表』原著の内容[監修:細田哲生(三世一目山人)]

一目均衡表の著作権は株式会社経済変動総研が有し、原著の出版販売をしています。原著のご購入については一目均衡表公式ホームページをご覧ください。

サービス|一目均衡表公式ホームページ|株式会社 経済変動総研

B、Yはもみ合い放れを示唆

前回は週間実線(週足のローソク足)のB、Yと、仲値線について解説しました。このうちB、Yについておさらいをしておきます。

B、Yとは、週間実線の並び方を指すもので、Bは3〜5本の低迷したローソク足を、1本の騰落で抜ける動き。Yは前のローソク足の値幅を包むように大陽線(大陰線)が形成される動きです。これらは共に、ある水準を中心とする騰落からの放れ、すなわち、もみ合い放れの際に出現しやすいという性質があるということでした。

さて、このB、Yは左カコミの通り、もみ合い放れの定型である6種類の波形と、同じ意味を持ちます。相場の転換は、「上げ相場から下げ相場への変化」「下げ相場から上げ相場への変化」であり、必ずもみ合いの定型を経由。その際にこれらの波形が現れることになります。チャートを週足から日足に置き換えると、より明確に波形が見えるようになるので確認してみてください。

なお、Bの出現を第一の買い場として捉えますが、低迷が長期にわたるほどそこから直ちに続伸することはなく、基本数値「9」のもみ合いを経て、第二の買い場が出現するのを待ちます。つまり、最初の出現で飛びつくのではなく、2回目の出現をもって取引をするということになります。

B、Yは、もみ合い放れの波形と同意

「ユーロ/米ドル」大暴落のチャート

チャートでは、「ユーロ/米ドル」が約1.4000を付けて(2014年5月)から、約1.0460まで下落した際の動きが確認できます。大きく下げる前の天井では、Yと下げBが同時に出現していることが分かります。

2回目の出現を待つことが重要

仲値線も加えるとより良い分析に

ここでは相場実線と9週足でのB、Yの確認を紹介しました。これに「相場実線の仲値線」「9週足の仲値線」も加えると、より精度の増した分析となります。仲値線は、B、Yの出現回数が多くなるので、相場実線や9週足での出現回数の少なさを補うことができるのです。

三波動目を方向性とみなす

三波動の考え方がここでも生きる

今回取り上げたB、Yの考え方は、一目均衡表が買いの入口とする「準備構成」の考え方(連載第十回で解説)と同じです。上のチャート画像(「米ドル/円」週足 2011年6月〜2013年4月)を見ると、アベノミクスの初動において、2回目の上げBと、均衡表好転が同時に起こっているのが確認できます。

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一目均衡表 豆知識

原著の概要

『一目均衡表』(通称、第一巻)は一目均衡表の転換線、基準線、先行スパン、遅行スパンについて、『〜完結編』は三波動の考え方について、『〜週間編』は9週足の考え方について、記しています。

均衡表の並び順

I波動が上昇し続けると仮定した場合、遅行スパン>相場実線>転換線>基準線>先行スパン上限>先行スパン下限の順。逆に下降し続ける場合は、遅行スパン<相場実線<転換線<基準線<先行スパン下限<先行スパン上限という順の位置関係になります。

基本数値

「9」「26」を”絶対数”とし、その組み合わせから得られる数値が「基本数値」。転換線と基準線の算出、先行スパンと遅行スパンのずらしにこれらの数値が用いられています。9,17,26,33,42,51,65,76,83,97,101,129,(100+基本数値)…など。

※この記事は、FX攻略.com2017年5月号の記事を転載・再編集したものです(文=蛯沢路彦・編集部)

【次を読む】
一目均衡表入門|第14回 『一目均衡表』原著の内容[監修:細田哲生(三世一目山人)]

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