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一目均衡表入門|第14回 『一目均衡表』原著の内容[監修:細田哲生(三世一目山人)]

※この記事は、FX攻略.com2017年6月号の記事を転載・再編集したものです(文=蛯沢路彦・編集部)

【一目均衡表入門 連載記事】
第1回 一目均衡表の原点[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第2回 三波動と時間関係①[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第3回 三波動と時間関係②[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第4回 三波動と時間関係、値段関係から分かること[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第5回 転換線と基準線①[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第6回 転換線と基準線②[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第7回 転換線と基準線③[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第8回 先行スパンと遅行スパン①[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第9回 先行スパンと遅行スパン②[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第10回 準備構成の「型」と9週足[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第11回 9週足と9か月足[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第12回 週間実線のB、Yと仲値線[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第13回 B、Yの活用方法[監修:細田哲生(三世一目山人)]
第14回 『一目均衡表』原著の内容[監修:細田哲生(三世一目山人)]

一目均衡表の著作権は株式会社経済変動総研が有し、原著の出版販売をしています。原著のご購入については一目均衡表公式ホームページをご覧ください。

サービス|一目均衡表公式ホームページ|株式会社 経済変動総研

原著には何が記されている?

これまでは『一目均衡表』『〜完結編』『〜週間編』の内容に基づき、その教えをまとめてきました。今回は、それらの原著自体に焦点を当て、どの巻に、どんな教えが記されているかということを整理します。

その本題へ入る前に、『一目均衡表』七部作を紹介しましょう。七部作は、現在も刊行されている四つの巻と、絶版となっている三つの巻に大別できます。『一目均衡表』(第一巻)『〜完結編』『〜週間編』『わが最上の型譜』は株式会社経済変動総研などで販売、『〜綜合編』『綜合編 後編』『真技能編』は国立国会図書館(ほか)に所蔵されています。


画像:国立国会図書館サーチ

なお、当時(第一巻は昭和44年発行)はチャートソフトなぞなく、投資家は日足(またはそれ以上)のグラフを手書きするのが当たり前でした。原著で一目均衡表を勉強するためには、一旦チャートソフトや、日足より短い時間軸から離れてみると、新たな発見が生まれるかもしれません。

理屈よりも体験が大事

第一巻に限らず七部作は、書物と、いくつかの別刷りのグラフを一揃えとしています。基本的に、一目均衡表に関する解説は、図表を基として展開。読者は書物とグラフを照らし合わせながら、読み進めることになります。

さて、第一巻では、均衡表(転換線と基準線)とスパン、基本数値に関する記述の割合が大半を占めます。そして「まあ、いわゆる馬鹿になったおつもりで実行して見て下さい」(86頁)というように、均衡表の作製や基本数値での変化の観察を、難しく考えずに、簡単に会得してほしいとしています。

まずは理屈云々で理解しようとするのではなく、身をもって一目均衡表を経験してもらいたいということです。 

『一目均衡表』(第一巻)目次と概要

【目次抜粋】

・まえがき

・一目均衡表

基準線と転換線について、さらに「相場は買方と売方の均衡が破れた方へ大きく動く」(20頁)などが解説されます。均衡表の考え方の根本を成す絶対的数値「9」「26」の重要性も。

・均衡表の造り方

均衡表と抵抗帯(先行スパン)を書き入れた図表に照らして、本格的買い時代の読み取り方を解説。主に転換線と基準線の向き、それらの交わり(好転、逆転)から、「(略)一七一三円に上昇した時に、相場の方向は決定した」(27頁)と判断するための考え方が示されています。また、各線の交差や、中心点を求める考え方についてのヒントも。

・均衡表の受取り方

図表に照らして、どこで買い、どこで売り、どこで休むかを解説。予備計算(いつ、いくらを付ければ、均衡表はどうなるか?)についても。

・第一図ないし第三図の解明

・最も大事な応用編

・スパンとその変化

「26」を底値で取る→均衡表好転という買いの型を解説。また転換線と基準線を「九と二十六における移動的半値関係、二倍関係であります」(74頁)と表現しています。

・すべての価格変動に適用

・ケイセンとの関係

酒田五法と均衡表の共通する型について解説。包み足、空、寄せ線を注目すべきとし、均衡表やスパンと参照することに意味があるとしています。

・相場はやっても良い

・二、三の注意点を

「この均衡表は、天底では転換しません。それを補うものにスパンが用意されてはいますが、均衡表が転換するのは、すでに皆さんご承知のように、相当時間が経過したアトであります」(108頁)など、それまでの解説の補足があります。

・その後のグラフ説明

これまでの説明に用いた図表の、その後の展開を補足的に解説。「26」=一期を小相場、三期を大相場の定石とする考え方を示しています。

・あとがき

・大証ダウと東証第二部


第4図ダウ均衡表と第6図信号のグラフ


第4図ダウ均衡表グラフの準備構成の箇所

一目均衡表の真髄は完結編

『〜完結編』の特長は、変化日のキメ方、波動論、スパン第五など、第一巻で詳解されなかった事柄がまとめられていることです。そして鐘化の長期グラフには、一目均衡表が定型的に機能する様が現れており、こちらは完結編の代名詞とも呼べる存在です。なお、第一巻から三部作とする予定であったところ、続く二冊分をまとめたのが本書であり、それゆえ「一目均衡表の真髄は完結編につきる」と筆者は言います。

『〜週間編』は、発表するかを迷ったという週間均衡表が主題。毎日いくつもの均衡表グラフを製作するのは容易ではありませんが、より簡単に製作できる週間足ならば、忙しい人でも活用できます。ただし、完結編が「広」であるのに対して、週間編は「略」。学問的には広の研究が大事であることを強調しています。

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『〜完結編』目次と概要

【目次抜粋】

・まえがき

・一目均衡表完結編

・値段よりも時間

「相場は値幅ではなく、時間なのであります。しいて云えば、時間における値幅なのであります」(4頁)と、時間に対する考慮の必要性を提示しています。

・スパンについて

スパンの語源や、意味するところを解説しています。またスパン第一から第五の考え方について、概略も提示。特に重要なスパン第五は「騰落値幅と時間関係。つまり何日で幾ら上げて、何日で幾らの押しを入れるか。ということの研究」(16頁)と記述しています。

・変化日のキメ方

・基本数値

第一巻よりも詳しく、基本数値の考え方がまとめられています。「9」「17」「26」の単純な基本数値に加え、「33」「42」「65」「129」「172」「200〜257」といった複合の基本数値も挙げ、それらが適用される定型的な相場環境を例示。またグラフに記す際には「9」=×、「17」=△、「26」=○とする作法も。

・対等数値

「この対等数値によるものと、基本数値とを睨み合せて、適切なる変化日を決定する」(31頁)ことを、図表を用いながら解説。変化日については、第一に「即転換」、第二に「即加速度」、第三に「延長」であると言い表しています。

・波動論について

波動論の骨子を解説。「実際の変動を無視した理想型として、完全なる定型をキメておきまして、それに照して実際の相場変動が、はたしてどうなっているか。それを調べることが極めて大事なのでありまして、その相違のしかたによって、相場の次ぎの変動を読み取ろう」(46頁)という考え方を示しています。

・日証新聞の記事に照し

・波動のキメ方

・目標値の取り方

・此時点で何を考えるか

三波動の考え方を例示。「三波動の時間を調べますのは、三波動構成の内容を調べて、その性格を測りますことが第一。第二はそれによって、次ぎの波動の値巾と時間を知らんとするためであります」(101頁)と、いかなる三波動を構成するかが最大の関心事であると解説しています。

・旧ダウと新指数との比較

・鐘化均衡表

一目均衡表のさまざまな要素が、適切に働いている鐘化のグラフを取り上げています。準備構成を経て、相場が出発し、そして四倍値を目指す…といった定型が示されます。

・当然の第二次反動

・第二次活躍へ

・カンタンな売買法

・二、三の注意点を

・スパン第五について

先に登場した鐘化のグラフを用いて、スパン第五の解説をしています。「前波動の日数は幾らでありましても、それは直接の問題ではありませんが、その次ぎの波動日数は同じである。さらに、前々波動と前波動の合計日数が、次ぎの一波動、または二波動と同じである。ということを規定するわけであります」(172頁)とし、具体的にI(一波動)、V(二波動)を考察しています。

・最後に今一つ

・其後のグラフ説明

・ダウのその後について

・新指数のその後は

・あとがき


鐘化一目均衡表


準備構成の箇所

『〜週間編』目次と概要

【目次抜粋】

・まえがき

・総論

・その序説…一

・その序説…二

・一、週間実線

週間足を用いた考え方を解説しています。①週間実線によるもの ②その実線の間に作製するもの ③両者を照応するもの ④9週足によるもの—に分けて研究し、その総合判断により万全を期そうという発想です。その骨子となるB、Yという型の序説も。

・二、時間論

・三、波動論

完結編で解説された波動論や計算値、四倍値についておさらいしています。波動論は、I、V、Nの形をもって三波動とし、「実際の変動が、それといかに違うかによって、次の変動を知ろうとする」(42頁)という考え方です。

・四、計算値

「三、波動論」に同じ

・五、週間仲値

ローソク足の間に作製する仲値線を解説しています。これのB、Yを重視し、二重で出現したところに乗ずべきであると述べています。

・六、九週寄引

9週足は「九週間を一本の線とするものでありまして、当週から九週間前の寄付値と当週の引値とで、陰線、または陽線を製作する」(59頁)考え方です。これのB、Yの出現や、陰陽が連続する数、変化する箇所などから、相場環境を読み取ります。長期にわたる陽連(陰連)の後に、陰転(陽転)する様を「重大表現」と名づけ、重視することを解説しています。

・各論

・第一、日本ゼオン

図表に照らして、週間編の考え方はもとより、三波動や計算値の考え方も具体的に解説しています。第一を「正」、第二以降は「略」とした構成になっています。また第六は、基本数値を中心とした書き方に。

・第二、本田技研

「第一、日本ゼオン」に同じ

・第三、日立製作

「第一、日本ゼオン」に同じ

・第四、郵船

「第一、日本ゼオン」に同じ

・第五、大隈鉄工

「第一、日本ゼオン」に同じ

・第六、帝石

「第一、日本ゼオン」に同じ

・あとがき

・同人会誌抜粋

『完結編』読者の勉強のために発行された同人会誌の記事から、いくつかが抜粋されています。

・一目均衡表完結編付録

※この記事は、FX攻略.com2017年6月号の記事を転載・再編集したものです(文=蛯沢路彦・編集部)

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