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ケッティーのFXテクニカル虎の巻|第6回 トレンドレスのレンジ 逆張りトレードについて

皆さん、こんにちは!今回はトレンドレスの相場でトレードする場合について解説いたします。

※この記事は、FX攻略.com2017年6月号の記事を転載・再編集したものです

【ケッティーのテクニカル虎の巻 連載記事】
第1回 自分の勝ちパターンを選ぶために
第2回 手法探しの旅からの解放
第3回 トレンドの始まりと終わり、真の押し目・戻り目エントリー
第4回 真の順張りのエントリーとイグジットタイミング
第5回 レンジはレンジでも質の異なるレンジの話

逆張り戦略は仕掛けと逃げを認識することが重要

前回、私はレンジを2種類に分けて、「トレンドの中段保合いのレンジ」と「トレンドレス」の説明をしました。

トレンドレスというのは、レンジ帯の形成前に大きなトレンドが発生しておらず、方向感がない状態でのレンジ相場を指します。

これを読んでいる大部分の方は、既に逆張りという言葉を耳にされていると思います。上がったら売り、下がったら買う。これが基本的な逆張りの視点。売って下がったら決済し、その後すぐに買って、また上がったら決済をするというドテン売買も、このトレンドレス相場では有効です。

ただし、一度このレンジの上限もしくは下限をブレイクしてトレンドが発生してしまうと、下がったからといって買いポジションを持ってしまっては、すぐに含み損になってしまい、大きな痛手を負うことになります。

どのような手法にも言えることですが、逆張りが有効な相場であっても、いつまでもその状態が続くわけではありません。ですから、この逆張り手法も同様に、仕掛けどころと逃げどころをしっかりと認識することがとても重要になります。

それでは具体的な手法を見ていきましょう。今回は1時間足(長期足)と5分足(短期足)でのエントリーポイントをご紹介しますが、実際にはどの時間足でも使うことができます。条件として、長期足がレンジ相場であることが必須です。

【長期足でのエントリーポイント】(チャート①参照)

・レンジのサポレジ2点目、もしくは3点目
・サポレジの水平線付近もしくは±2σから越えている場面

長期足がこのような相場環境を確認した上で、下記のタイミングでエントリーします。

【短期足でのエントリーポイント】(チャート②参照)

・±2σ越えの場面
・水平線を実体で越えられず、何本もローソク足が抑えられたり、支えられたりしている場面
・Wトップ、Wボトムを形成中の場面
・上ヒゲ、下ヒゲなどが出現した次の足の始値の場面
・V字が出現した場面

【損切りの置き方】

・サポレジラインから少し離れたところ

【利確ポイント】

第1利確ポイント:長期足のミドルタッチ

第2利確ポイント:反対側のサポレジもしくは反対側の2σタッチ

戸惑う人も多いが成果は実証済み 

このタイミングでの逆張りは、結果的に損切り値を浅くすることができるばかりか、逆行した際は損切りにかかるのが早く、決着が付きやすいという利点があります。そのため、私は好んでこの条件下でエントリーするようになりました。

しかしながら、こうしたタイミングでのエントリーに抵抗を感じるトレーダーがいるのも事実です。一般的に逆張りのエントリーポイントとして広く知られているものではないため(このエントリーポイントは私が独自に見いだしたものです)、私が直接手法を伝えているコンサル生にも最初は戸惑う方が少なくありません。

とはいえ、訓練を重ねていくうちに、このタイミングでのエントリーがいかに理に適っているかを理解してもらえ、しっかりと利益を伸ばせるタイミングであることが腑に落ちれば、それまでの抵抗が嘘のように躊躇なくエントリーや損切りを行うことができるようになります。

今回の手法は、トレンドレス状態でのレンジ相場で用いるものですので、レンジ内を狙いに行くトレード手法となります。2017年の2〜3月では、ドル円に代表されるクロス円は総合的にどの通貨ペアでも大きなトレンドは発生しておらず、月足、週足、日足のいずれにおいても方向感が読みにくい相場状況でした。

そんなときに、この手法を用いて4時間足や1時間足の長期足でシナリオ想定をしていれば、かなりのエントリータイミングを見つけられたはずです。

いつもレンジをブレイクしてトレンドが発生することを相場に期待する順張り派のトレーダーにとっては、このレンジの逆張りをうまく仕掛けることは、なかなか難しいかもしれません。エントリーや利確のタイミングが、どうしてもずれてしまうのです。

そのような場合は、必ずしもレンジのトレンドレスを攻めに行く必要はありません。うまく仕掛けることができない人は、敢えてトレンドレス相場には手を出さないという選択も、長くこの職業で生き抜くためには必要な手段と言えます。

しかしながら、長期的に方向感がない相場が続くことはよくあることです。そんなときには、どの手法よりも威力を発揮することは間違いありませんので、自分のものにしておいて決して損はないと、声を大にしてお伝えしたいところです。

※この記事は、FX攻略.com2017年6月号の記事を転載・再編集したものです

【ケッティーのテクニカル虎の巻 連載記事】
第1回 自分の勝ちパターンを選ぶために
第2回 手法探しの旅からの解放
第3回 トレンドの始まりと終わり、真の押し目・戻り目エントリー
第4回 真の順張りのエントリーとイグジットタイミング
第5回 レンジはレンジでも質の異なるレンジの話

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