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FX力を鍛える有名人コラム

新興国通貨急落はドル高要因 ドル円の下落余地は小さい[雨夜恒一郎]

FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2018年8月13日号

先週のドル円相場

先週のドル円相場は、お盆休み前で動意が乏しくなる中、111円台後半から110.51円までじり安の展開。ワシントンで行われる日米通商協議(FFR)に対する警戒感や、トルコリラなど新興国通貨の急落を受けたリスク回避ムードが円買いにつながった。

トルコリラは、先週金曜日一日だけで一時2割近く下落し、対ドルで6.81リラ台と過去最安値を更新した。リラ急落の直接のきっかけは米国人牧師の拘束問題を巡る米国とトルコとの対立激化だが、トランプ米大統領が「トルコリラが急落しており、トルコの鉄鋼とアルミニウムに対する関税を倍に引き上げることを承認した」とツイートしたことが売りに拍車をかけることとなった。

トルコリラショックの影響度

果たしてトルコ・ショックは市場全体を巻き込んで全面的なリスクオフを引き起こしていくのだろうか。筆者はそこまでの影響力はないと考えている。トルコリラの下落は今に始まったことではなく、幅はともかくとして下落そのものはサプライズではないからだ。米国が利上げに転じて以来新興国からの資金流出は常態化していたのである。トルコ向け債権を保有するのは主に欧州の金融機関だが、最大のスペインでも809億ドル、続くフランスが351億ドル、イタリアが185億ドルといった規模である。

トルコで金融危機が発生したとしても欧州全体、まして世界規模に伝染していくとは思えない。また日本でトルコリラを買っていたのは主に高金利に引き寄せられた個人投資家であり、生保や年金など大口の機関投資家はほとんど手を出していない。

トルコリラは基本的に下落し続けている 出所:NetDania

とはいえ、今後トルコからの資金流出が一段と深刻化し、その影響でユーロも売り圧力にさらされ、結果ドル高が進むことは避けられないだろう。ドルの総合的な強さを示すドルインデックスは先週96.45近辺まで上昇し、昨年7月以来の高値をつけた。対照的にユーロドルは一時1.13ドル台に突入し昨年7月以来の安値を付けている。今週は夏休みで薄商いとなる中、この流れが一段と加速するシナリオを念頭に置くべきだろう。

リスク回避型の円買いは持続性なし

ではドル円相場への影響はどうか。リスク回避ムードが高まっている局面では安全通貨の筆頭である円がドルよりも買われる傾向があり、先週は確かに全般にドル高が進む中でドル円だけが逆行して下落した。しかし新興国から流出した資金が向かう先は米国であり、日本にはそのような資金の受け皿となる投資先は存在しない。したがってリスク回避型の円買いは多分に気分的・思惑的な動きであり、持続性はないと考えている。ドル円とドルインデックスの動きを比較してみると、一時的に乖離することはあっても、趨勢は同じ方向であることがわかる。トルコ・ショックでドル円が下落する場面があれば買い場を探すスタンスで臨みたい。

ドル円とドルインデックス(赤線・左目盛) 出所:NetDania

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