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FX力を鍛える有名人コラム

リスクイベント通過で次のテーマは欧米金融政策[井口喜雄]

トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。

良好な米雇用統計、フランス大統領選はマクロン氏勝利で最悪のシナリオを回避、韓国大統領選は北朝鮮に融和的な政策を掲げている文在寅(ムン・ジェイン)氏の圧勝で地政学リスクは後退。このように直近のリスクイベントを無事通過したことでVIX指数は1993年以来の低水準でマーケットは完全にリスクオンとなり、ドル円クロス円は大きく上昇しました。さて、イベントを通過したここからのマーケットをしっかり見ていきましょう。

次のマーケットテーマは米金利!6月利上げを織り込んだドルはどこまで上値を拡大できるのか

東アジアの地政学リスク、トランプ大統領の税制改革、欧州のポピュリズム志向再燃等、これら材料がいつマーケットのテーマとなってもおかしくはありません。しかし、目先のマーケットが一番気にしているテーマは米金利の行方になります。

先週末の米雇用統計ではほぼ完全雇用に近い数値を示しており、FOMCメンバーの発言を整理しても6月利上げに死角はなさそうです。自動車関連など一部米経済指標で悪い部分も見えていますが、利上げを見送る程ではありません。

銀行のレポート等をみても年4回(あと3回)の利上げが再び意識され始めており今後の焦点となるでしょう。

もちろん北朝鮮の核実験やトランプ大統領の貿易不均衡発言で瞬間的にリスクオフになる可能性を楽観視してはいませんが、予想困難な行動を意識するより短期トレンドの流れにのったトレードをして行くべきと判断しています。

三役好転とバンドウォークで強気相場入りか

チャートを見ても3月高値から4月安値の76.4%戻し113.77円を抜けており、115円が視野に入ってきました。

日足一目均衡表は雲上限を上抜けたことで三役好転をしているほか、ボリンジャーバンドも1σと2σの間を走るバンドウォークを形成しておりテクニカル面でも強気相場を確認できます。調整的な下落があれば一目均衡表の雲上限112.80円付近をサポートとして押し目を狙ってみたいと思います。

ユーロも欧州金融政策がテーマに!次回6月のECBで出口戦略は!?

Brexitや米大統領選挙に比べて接戦ではありませんでしたが、今回のフランス大統領選で世界的なポピュリズム志向の連鎖が止まったことは非常に大きかったと言えます。仮にルペン氏が勝利していたなら次のドイツでも、といったモメンタムからユーロ離脱の機運が高まり、さらにユーロ崩壊という最悪のシナリオを意識せざるをえなかったからです。今後、欧州の政治リスクはマーケットのテーマから外れ、再度クローズアップされるのはもう少し先になると思います。そしてここからのテーマはECBの政策転換がいつ始まるかということになります。

ユーロ圏のインフレ率はすでにインフレ目標値に接近しており、マイナス金利や緩和政策の継続はどこかのタイミングで変更しなくてはなりません。ドラギ総裁はユーロ高を警戒して金融緩和を早急に縮小する必要はないとのスタンスを崩していませんが、いずれは向かうべき道です。長期展望にはなりますが、今後出口に向かうユーロのバイアンドホールドを検討してみても面白そうです。目先では次回6月のECB理事会で出口戦略に関して積極的な発言が出るかが焦点となります。

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