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米6月利上げがメインシナリオも楽観は禁物[井口喜雄]

トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。

ロシア疑惑でトランプ米政権に対する不信感の高まりでドルは急速に値を下げてきましたが、今週に入ると同ニュースのバリューは低下してきました。やっと公表された米予算教書の内容もサプライズはなかったため、マーケットのテーマは6月の米利上げに移りつつあります。今夜公表されるFOMC議事要旨で6月の利上げを織り込みにいくのかが大きなポイントとなります。

米6月利上げがメインシナリオもリスク・リワードを考えるとショートも

 

さて今後の焦点は6月の利上げになるなか、昨夜投票権のある地区連銀総裁に以下の発言がありました。

ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁が「年3回の利上げが適切」とした一方、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁は「コアインフレ率が鈍化している点は懸念」と述べるなど、昨日だけみても楽観論と悲観論とが交錯しています。現在マーケットでは6月追加利上げに踏み切るとの見方が優勢ですが、今週だけでも3人のFOMCメンバーが慎重な姿勢を示したことで、少なくとも現段階で足並みがそろっていないことは確認できました。

CMEのFedWatchを見ると80%以上を織り込みの状況ですのでメインシナリオはポジティブな内容→6月利上げが確定→ドル円上昇になります。しかし、このシナリオの上値は限定的です。私はFOMCメンバーにコンセンサスが取れていないこと、直近軟調な米経済指標等から6月利上げに不透明感が出る可能性も否定していません。むしろリスク・リワードを考えればショートは良い戦略ではないかとは思います。

また、投資家の不安心理の度合いを示すVIX指数が1993年以来の水準まで低下していることも警戒をすべきかもしれません。市場参加者の楽観スタンスがピークに達しており、ここまで安心感のあるマーケットが崩れた場合の下落スピードは想像以上になるからです。

当面はユーロ買いの好機!押し目スタンスを継続

 

メルケル独首相が州議会選挙を連勝したことで、ドイツ並びに欧州の政治リスクが大きく後退しています。9月のドイツ総選挙では早くもメルケル首相の四選は堅いとの見方が出ており、ユーロは上値を拡大しております。さらに「堅調なドイツ経済」「極右敗退で欧州に広がる安堵感」「出口に向かいつつあるECB」とやや乱暴に言えば、ユーロ安には戻りようがないという状況です。上昇が急なため、それなりの押し目を作っていくでしょうから押し目を狙ってもいいですし、中期的にバイアンドホールドのスタンスも有効だと考えます。

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