ディーラーによる今週のドル円「とうとう112円超え!大台での反落に注意!」[国府勇太]

こんにちは。国府勇太です。

さっそく先週のドル円の動きを振り返っていきましょう。
見るのは日足です。

先週の一言「週末に1円上昇!」

先週を一言で表すと「週末に1円上昇!」です。

8日(月)に111.68円でスタートしたドル円。
3営業日連続で陰線をつけ、10日(水)には先週の最安値110.838円をつけました。

しかしその後は大きく上昇。
11日(木)、12日(金)と長い陽線が2本続き、週末にはとうとう112円にタッチしました。

背景は、株高と長期金利の上昇です。

結局112.017円と終値でも112円を超えて、週末クローズを迎えました。

ドル円、今週の見通し

EMA(指数平滑移動平均線)をプロットしてみましょう。

EMA(イー・エム・エー)とは、移動平均線(MA)の一種です。
単純な移動平均(SMA)が過去の価格をすべて足して単純に割ったものに対し、EMAは直近の価格を重視して計算を行っています。
これにより、価格の反応に「より順応できる」というメリットがあります。

今回のパラメータ(設定値)は25(短期線:赤)、75(長期線:黄)です。

長期線はまだまだ緩やかです。
これは長期的な方向性ではまだ明確なトレンドが出ていないことを示します(ただどちらかといえば上昇)。

一方、短期線ではすでに上向いており今後の上昇を示唆しています。
テクニカル的には、今後この短期線をサポートとして上昇するシナリオが考えられます。

しかし、112円の大台にタッチしたもののまだ油断はできません。
先日3月上旬にも何度も上ヒゲでタッチしたもののその後反落しているので、反落するとすればこのポイントです。

今後の見通しとしてはロング(買い)ですが、スイングトレードで見た場合、112円で反落したポイントでショート(売り)をするのもテクニカル的には決してわるくはないトレードです。

では、今週もがんばりましょう。

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国府勇太(こくぶ・ゆうた)

慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知りその魅力に取りつかれ、より深く知りたいとの思いからヤフーグループのYJFX!に入社。ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。その後会社を退職し、独立。「マネーライフの課題解決」がモットーで、わかりやすい解説に定評がある。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト。