来週のFOMCと重要指標を控えて様子見ムード[田嶋智太郎]

「ドル/円」は7月8日安値からの上昇が一服し、目下はスピード調整。依然として124.40-50円レベルの抵抗は強い。住宅指標や雇用指標などから強い結果が得られていることは長い目でドルの強気材料だが、目先は決算内容を受けた米株価の軟調がドルの上値を押さえる材料になっている。

とはいえ、「米ドル/円」は一目均衡表の日足「雲」や21日線がサポートとなり下値が堅い。逆に、目先の戻りを試すユーロ/ドルは日足「雲」や21日線などのプレッシャーを受けて上値が重い。

夏季休暇シーズンで閑散となりがちな時節ではあるが、何より来週にFOMCや4―6月期米GDP(速報値)、米雇用コスト指数などの発表を控えていることが市場の様子見ムードを高める要因としては大きい。

比較的強めの結果が期待されるところであり、とりあえずは積極的にドルを売り込むことも躊躇われる。実際に強めの結果が出てくれば、「米ドル/円」が再び125円台を試す展開となることも十分にあろう。

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田嶋智太郎(たじまともたろう)

経済アナリスト。アルフィナンツ代表取締役。1964年東京都生まれ。 慶応義塾大学卒業後、現三菱UFJ証券勤務を経て転身。主に金融・経済全般から戦略的な企業経営、ひいては個人の資産形成、資金運用まで幅広い範囲を分析・研究する。民間企業や金融機関、新聞社、自治体、各種商工団体等の主催する講演会、セミナー、研修等の講師を務め、年間の講演回数はおよそ150回前後。週刊現代「ネットトレードの掟」、イグザミナ「マネーマエストロ養成講座」など、活字メディアの連載執筆、コメント掲載多数。また、数多のWEBサイトで株式、外国為替等のコラム執筆を担当し、株式・外為ストラテジストとしても高い評価を得ている。自由国民社「現代用語の基礎知識」のホームエコノミー欄も執筆担当。テレビ(テレビ朝日「やじうまプラス」、BS朝日「サンデーオンライン」)やラジオ(毎日放送「鋭ちゃんのあさいちラジオ」)などのレギュラー出演を経て、現在は日経CNBC「マーケットラップ」、ダイワ・証券情報TV「エコノミ☆マルシェ」などのレギュラーコメンテータを務める。主なDVDは「超わかりやすい。田嶋智太郎のFX入門」「超わかりやすい。田嶋智太郎のFX実践テクニカル分析編」。主な著書は『財産見直しマニュアル』(ぱる出版)、『FXチャート「儲け」の方程式』(アルケミックス)、『なぜFXで資産リッチになれるのか?』(テクスト)など多数。最新刊は『上昇する米国経済に乗って儲ける法』(自由国民社)。

公式サイト:田嶋智太郎の投資&経済研究所

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