「米ドル/円」は125円台回復の材料待ち!?[田嶋智太郎]

昨日(30日)発表された米GDPは「可もなければ不可もなし」といった感じで、4―6月期が予想より弱かった部分を1―3月期の上方修正(プラス成長に転換)が穴埋めする格好となった。

市場はドルを買うに買えず、かといって売るに売れず、その反応自体が今回のGDPに対する評価といえ、それは発表後に「米ドル/円」が一時124.58円という非常に中途半端なレベルにまで上昇して、ほどなく失速するという値動きにも表れていた。

次は本日発表される4―6月期の米雇用コスト指数と7月の米ミシガン大学消費者信頼感指数であり、来週は8月の米雇用統計発表も控える。強めの結果が出れば、やはり市場では9月利上げへの期待が一層高まり、「米ドル/円」は125円台を回復する可能性が高い。

一部に「125円台では黒田ラインが意識される」などといったコメントも見られるが、それは誤った見方であると思われる。何人たりとも相場の流れを強引に転換させることなどできやしない。

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田嶋智太郎(たじまともたろう)

経済アナリスト。アルフィナンツ代表取締役。1964年東京都生まれ。 慶応義塾大学卒業後、現三菱UFJ証券勤務を経て転身。主に金融・経済全般から戦略的な企業経営、ひいては個人の資産形成、資金運用まで幅広い範囲を分析・研究する。民間企業や金融機関、新聞社、自治体、各種商工団体等の主催する講演会、セミナー、研修等の講師を務め、年間の講演回数はおよそ150回前後。週刊現代「ネットトレードの掟」、イグザミナ「マネーマエストロ養成講座」など、活字メディアの連載執筆、コメント掲載多数。また、数多のWEBサイトで株式、外国為替等のコラム執筆を担当し、株式・外為ストラテジストとしても高い評価を得ている。自由国民社「現代用語の基礎知識」のホームエコノミー欄も執筆担当。テレビ(テレビ朝日「やじうまプラス」、BS朝日「サンデーオンライン」)やラジオ(毎日放送「鋭ちゃんのあさいちラジオ」)などのレギュラー出演を経て、現在は日経CNBC「マーケットラップ」、ダイワ・証券情報TV「エコノミ☆マルシェ」などのレギュラーコメンテータを務める。主なDVDは「超わかりやすい。田嶋智太郎のFX入門」「超わかりやすい。田嶋智太郎のFX実践テクニカル分析編」。主な著書は『財産見直しマニュアル』(ぱる出版)、『FXチャート「儲け」の方程式』(アルケミックス)、『なぜFXで資産リッチになれるのか?』(テクスト)など多数。最新刊は『上昇する米国経済に乗って儲ける法』(自由国民社)。

公式サイト:田嶋智太郎の投資&経済研究所

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