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2010.03月号

チーム三国志

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ストキャスティクス  佐藤正和
相場というのは上がれば下がり、下がれば上がるという、振り子のような上下動を繰り返しています。この動きを指標化して、指数が70%〜80%になると 「買われ過ぎ(上がり過ぎ)」、20%〜30%になると「売られ過ぎ(下がり過ぎ)」といった判断をするのが、ストキャスティクスやRSIといったオシ レーター系指標です。

ストキャスティクスは、過去一定期間の最高値と最安値のなかで、現在の為替レートがどの位置にあるかをパーセンテージで示したもの(%Kといいます)。

通常は、%Kと、その一定期間の平均値をとった%Dの2本を表示させて、その位置やクロスで相場の過熱感を探ります。

対して、値上がり幅と値下がり幅に注目して、一定期間の値幅のなかで値上がり幅がどれくらいを占めているかを示したのがRSIです。

いずれも逆張り指標として使うのが一般的ですが、はっきりいって、単独では使いづらく、ダマシが多いところが問題です。

というのも、上昇または下降といった強いトレンドが続く相場では、80%以上の「買われ過ぎ=売りサイン」や、20%以下の「売られ過ぎ=買いサイン」が出ても、トレンドは継続したままということが非常によく起こるから。

さしたるトレンドがなく、為替がゆらゆら上下動しているようなレンジ相場でこそ、威力を発揮する指標といえるでしょう。しかし、その場合でも、トレンドラインや移動平均線などトレンド系の指標を併用して使うべきです。



【図】は、09年後半の「ドル/円」の日足チャートにストキャスティクスを描画したものです。

見てわかるように、何度も買いや売りのサインが出ていますが、結果的に当たったのは3割程度。売買シグナルの点灯があまりに頻繁過ぎて、単独で使っていたら幻惑されるだけで、むしろ有害ですらあります。

しかし、【図】に示したように、日足チャートにトレンドラインを引き、為替レートがトレンドラインブレイクやトレンドライン割れしそうな瞬間だけに狙いを絞ると、ストキャスティクスのシグナルも高確率で使えるようになります。

一定期間、トレンドが続いたあとの急上昇、急落といった"最後の一跳ね"の際に果敢に逆張りするといった手法が有効でしょう。

さらに、実戦的な観点でいうと、エントリーよりも、利益確定の目安として使うことをお勧めします。上昇トレンドに乗って買いで勝負したあと、ストキャスティクスの%Kが、80%以上の買われ過ぎ圏内で%Dとデッドクロスするような場面は格好の利益確定ポイントです。

また、為替レートの上昇が続いているのに、ストキャスティクス(主に%D)の高値が下がっているダイバージェンスは、上昇相場が終わりを告げる前兆になります。トレンドラインなどとも相談して売り勝負をかけるチャンスを探しましょう。

fla

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