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2010.08月号

通貨戦略というピクチャービッグ:岩本沙弓

通貨戦略という
ピクチャービッグ
岩本沙弓

ロブ・ブッカー流 FXトレードの神髄と極意:ブラッドリー

ロブ・ブッカー流 FXトレード
ブラッドリー

相場の学び方 その6:林康史

相場の学び方
林康史

FXシステムトレード対談:及川佳奈子, 高橋謙吾

FXシステム
トレード対談
及川佳奈子・・

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イサムのFX初心者研修会7月29日

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イサムのFX初心者研修会

 
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私たちは前回紹介したFX孔明の手法を基本軸として、実際にトレードをしています。

トレード演義 第一回:チーム三国志
トレード演義:チーム三国志

■FX孔明の手法

私たちは前回紹介したFX孔明の手法を基本軸として、実際にトレードをしています。こちらでは、実際のトレードをしていくなかで、皆さんにも恐怖に感じられることを共有していって、私たちなりのトレードの結果を検証したり、質問にお答えしたり、新しく発見したことを挙げていき、みなさんにとっての検証や、今後の戦略のお役にたてればと考えております。 また、可能な限りいろいろな方のトレード手法を皆さんに紹介していき、相場に応じた対応をとっていけるようにできればと考えております。 第1回目といたしまして、前回、FX孔明の手法のなかでお問い合わせの多かった通貨・時間・資産についてひも解いてまいりたいと思います。 そして、FX孔明が前回紹介したように、勝ち続けるチームをつくるというフィルタについてもお話していこうと思います。

第1回目といたしまして、前回、FX孔明の手法のなかでお問い合わせの多かった通貨・時間・資産についてひも解いてまいりたいと思います。 そして、FX孔明が前回紹介したように、勝ち続けるチームをつくるというフィルタについてもお話していこうと思います。

■時間と通貨のフィルタ

私たちの手法には多くのフィルタがかかっています。それをひとつ一つ説明すると膨大な時間がかかりますが、そこを省略したうえで、教える場合には絶対に守るべきルールとしてシンプルに挙げています。

通貨と時間のフィルタは、ボラの少ない時間帯で大きな相場の逆行を回避します。ハイリスクハイリターンなトレードは、1日のパフォーマンスでは大きな利を生むことが可能です。しかし、そのパフォーマンスはアベレージとして見ることができないものです。 世の中にはよく「○万円を○億円に」という方がいらっしゃいます。 本当に優秀な方もそのなかにはもちろんいらっしゃいますが、毎年そのような結果を残せるか?

実際は、本当に難しいことなのかもしれませんし、自分がまだその領域に到達できていないだけなのかもしれませんが、どちらにしても、並大抵のことではないと思います。 では、私が現在に至るために選んだのは、リスクを排除していき、小さくても安定してトレードしていくということです。その結論に達していなかったら、職業としてFXをしていくことはできていなかったと思っています。

なので、私たちチームは、目標として1日20〜30pipsを安定的に獲得していく手法をとっています。そうすることで逃す大きなトレンドもあります。しかし、それがどこまで続くか、どこでトレンドが反転するかということを見極めていきながら、本当に最小限のリスクで利益を上げていくことでトレードをするメンタルは大きく楽になっていきます。 たとえば、自分はチャートでクロス円のドル・ユーロ・ポンドを見ています。そのなかで、ボラティリティの大きいポンドは取引しません。車でいうとドルは原付バイク、ユーロは乗用車、ポンドはフォーミュラーカーというイメージといたしましょう。逆張りを想定したら、制動距離の短い通貨のほうがリスクは少なくなりますし、そのときに抱える含み損も少なくなりますし、無駄なポジションをもたされずにもすみます。その点がひとつのリスク回避。

時間的にも、日本時間と欧米時間ではボラティリティが違いますので、その点で2つ目のリスク回避となります。その2点で回避できるリスクは、含み損と不安定とメンタルと体調。

含み損は少なく済みます。そのことで安定してトレード回数を重ねることができます。そして、不安な時間が少なくなり、日本時間で健康的な生活を送ることができます。根本的に体調面が一番メンタルを支えていると思いますし、メンタルが体調維持のポイントと考えております。自分のなかの休むも相場とはそういった解釈になります。 これは余談ですが、ある年、FX孔明は大きな含み益を抱えたままでバカンスを楽しみ、帰ってきたら含み益が半分以上なくなってしまっていた経験があります。休むもほどほどにですね。

※ここで紹介したことに関して誤解を抱かないために補足いたしますが、ポンドをトレードすることを否定しているのではなく、ポンドはそういった通貨だということを理解したうえで、その特性に合った手法を用いることができれば、非常に高いパフォーマンスも可能だと思いますが、現状、自分たちのチームでは、ポンドをリスクととらえて取引をしていないだけで、ポンドに対するリスクを排除できれば、トレードしていくこともあります。

また、時間的にも欧米時間は不利ということではなく、欧州時間・米国時間に合わせた手法をとって取引をすることもありますが、一番リスクの少ない時間をということで、万全を期して、日本時間での紹介をしていますし、ロジック自体は24時間有効なもので、逆行した場合に、決済までに要する時間が欧米時間のほうが長くかかってしまうということです。

おそらくは、十人十色の通貨と時間の癖というものを見つけ出すと思います。それらの融合体を構築する場面に立ち会うことができたなら、素晴らしいフィルタが完成することでしょう。

■資金のフィルタについて

資金管理は相場で生き残るための最重要項目のひとつです。 だいたいの証券口座は、証拠金の70%を割り込んだあたりでロスカットになってしまいます。

資金の有効活用のためには、ハイレバレッジでのトレードが有効で、大きな波のなかで資産を極力減らさないためには、ローレバレッジでのトレードが損切りできなくても資産をある程度守ることができると思います。 安定した収益を上げていくためには、資金の有効活用は大事なので、レバレッジはかけていく結果になると思いますので、そのなかで左記のことを決めていけば、資産管理はできていくのではないかと考えます。

チームがロジックとルールを構築するうえで考えた項目を挙げますと、

・相場にいくらまで資産を投資するか?
・通貨ペアの特性
・ボラティリティ
・必要証拠金
・ナンピン幅
・ポジションの個数

このようなことを吟味していき、現在、自分たちがたどり着いているのは、ハイレバで1ポジション5%以内の証拠金を使って、ナンピンは5ポジションまでで、ナンピン幅は40pips以上離れてからとしています。

ここまでの管理をした際に、「米ドル/円」「ユーロ/円」双方でドバイショック時のような相場がきてもロスカットされず、しかも、毎月20%からの利益を上げていくことができています。

この資金管理で少なくできるリスクは、ロスカット・相場で勝負できる余力です。 勝負できないほどに追い詰められる相場は頻繁にはきません。そこまでに戦える余力を増やしていくことと、追い込まれながらも余力を増やしていくためのトレード資金を残していれば、戻しも早くできると考えられます。

たとえば、「もう天井だろう」「もう底値だろう」というラインでロスカットになったら? もしくは、最後のナンピンを入れる資金がなかったら? そこで、資産を元に戻すために要する時間に大きく差が出てしまい、その後発生する利益にも大きな差が出てきてしまいます。

それぞれ皆さまには手法があると思います。そのなかで「もう少し資金があれば」と思うシーンが過去にあったと思います。そこで悔むのは、手持ちの資金の少なさではなく、すでに投入されてしまった資金の多さです。ここをしっかりと身につけていけば、勝率は必ず上がっていくことでしょう。

たとえば、資金は多いですが、1000万円の資金をレバレッジ200倍で1万通貨投資したといたします。「米ドル/円」を取引するとして、ロスカットが想像できるでしょうか? なかなかできないと思います。どんなに逆行したとしても、耐えうる状況を、実際にこのレベルで行うことはないと思いますが、前述の通貨の特性を踏まえたうえで行えば、利益が出るまで待つことができます。

良いタイミングでナンピンをすることができます。そういうことになっていきますし、しっかりとナンピンすることで、1ポジション以上の利益を生んだり、相殺して資産を守ることもできていきます。

■「セルフルールとフィルタづくり」について

具体的な数字を挙げて、仮にセルフルールを作成いたしますので、参考にして、皆さま独自のルールを作成してみてください。

★環境
・資産50万円。
・兼業トレーダー。
・トレード可能時間は20時〜24時。

この条件の場合、まず、時間的にボラティリティの高い時間帯になります。デイトレードで取引するとしても、トレード可能な時間帯に最高値と最安値がくる可能性が日本時間より高くなります。よって日本時間のトレードよりハイリスク・ハイリターンになってきます。

単純に、現状のチーム三国志のルールにのっとって運用するとなると、

・1ポジション2万通貨。
・「米ドル/円」か「ユーロ/円」。
・保有可能ポジション数は5ポジション。
・月間パフォーマンス目標は月30%前後。
となってきます。

しかし、実際に時間的な制約が変わってくると、恐らくは左記のとおりとなってくると思います。

・1ポジション1万通貨。
・「米ドル/円」。
・保有ポジションは3ポジション。
・月間パフォーマンス目標は10%前後。

となっていくことでしょう。
理由は、相場と向き合っていられる時間が専業の方より少ないからです。たとえば、自分たちチームが12時間のなかで相場と向き合っているとした場合、チャンスが1日の50%、もしも、ポジションを保有中の場合でも24時間相場でポジションを見ることができます。 しかし、兼業となると、本業の間はリスクに対してもチャンスに対しても何もできないことがほとんどです。

これは、どの手法をどのようにやっても同じ結果になっていくと思います。専業の方のパフォーマンスは、専業の方の環境がなせるものです。兼業の方がもしそれと同等のパフォーマンスをあげるためには、トレード可能な時間帯に対して、専業の方以上に研究をしていくか、本業を疎かにしてしまうトレードをしていく他にないのです。

少し、世の中でFXに対して間違っていると自分たちが思うのは、「FXは儲かる」ということです。確かに、自分たちはそれを職業として生活していますが、そういったなかで、いくつものヘッジをして、フィルタをかけて万が一に備え、安定を追求しています。それぞれの手法を駆使して、勝負できる相場と鉄板に近いチャンスを多く手法として抱えていく。リスクを最大限に排除して、安全に、毎回資産を減らさないようにしていく。それがいき着く最終形態がセルフルールになっていくのです。

自分たちと親交のあるトレーダーの方たちのなかには、「ポジションをもたないことが勝つ秘訣」とおっしゃっている方もいます。相場は怖いものです。そのことを十分に理解して、自分なりのタブーを蓄積することがセルフルールの構築に役立っていくと思います。

■「チームというフィルタと環境」について

紹介させていただいた時間・通貨・資金のフィルタで心身と環境面のリスクはいくぶんか軽減されていきます。そして、前回、FX孔明が紹介したように、勝ち続けるチームをつくることで解消されるものがいくつかあると私たちは考えております。

・24時間のカバーができる。
・メンタル的に支えあえる。
・同じロジックを複数の目で観察できる。
・ひとつのトレードに対して複数の検証結果が生まれてくる。

皆さんもご存知の通り、トレーダーは孤独な商売になりがちです。私たちチームは同じ時間に同じチャートを同じロジックでみて、違うロジックで見てと繰り返し討議しながら、さらに上の段階のロジック完成と、さらにストレスの少ないトレードを追求することで「勝ち続ける」を体現していこうと考えております。

また、いろいろな意見が積み重なる環境は、デメリットがなかなか発生していかない環境を生み出していくことにもなると思います。

皆さまもトレード仲間をつくって、自分の考えの不安を少しでも解消してエントリーをする環境をつくることができれば、かなりストレスが軽減されると思いますので、お試しください。

きっと、つらいときも不安なときも力になってくれると思います。

 

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