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相場には前日のNY終値が高値で終わると、東京市場もその流れを引き継ぎ、上昇して始まることが多く、反対に、安値でNY市場が引けると売られやすいという傾向があります。
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相場には前日のNY終値が高値で終わると、東京市場もその流れを引き継ぎ、上昇して始まることが多く、反対に、安値でNY市場が引けると売られやすいという傾向があります。その傾向を利用したものがこのストキャスティクスです。
この特徴として、3本の速度の異なるラインのうち、2本のラインの組み合わせを使って、クロスしたときが売買のタイミングと判断します。そのため、ビジュアル的に判断しやすいことから人気の高いテクニカル指標です。 この終値の位置により、次の日の動きを予想するというのは、ストキャスティクスだけに限らず、トレンドが見られるときなどはその傾向を利用するのもひとつです。
たとえば、上昇トレンドのときには前日買いポジションをつくって、終わり付近で売るようにすれば、利益を出す確率が高いということになります。
■ストキャスティクスの基本と計算方法
●考え方の基本
ストキャスティクスは、%K、%D、スロー%Dという3つのラインを用います。%Kだけで見ることもできますが、主にこれらを使った2つの組み合わせから売買のポイントを判断します。まず、それぞれの計算方法をご説明します。
●計算方法
N日=14(または9)。
Y日=3(※日足は週足でも時間足でも適用されます)。
%K=[(直近の終値N日間の最安値)÷(N日間の最高値N日間の最安値)]×100(%)。
%D=[(直近の終値N日間の最安値)の直近Y日間の合計÷(N日間の最高値N日間の最安値)の直近のY日間の合計]×100(%)。
スロー%D=%DのY日間移動平均。
%Kの分子は14日間の最安値を直近の終値から引いたもので、つまり、分子の数値が大きいほど、その期間内では高いレベルで引けたことになります。逆に、数値が小さくなれば、安いレベルで引けたと考えられます。
分母がその間の最高値と最安値の差ということは、その値幅が広いほど変動が大きかったことになります。従って、%Kの数値というのは、直近から14日間で最安値に対しどれくらい上昇して終わったかを比率であらわしているといえます。
%Dの分子は、直近3日間の終値ベースで前日よりも高・安どちらに傾いているのかを確率からみようとするものです。当然、過去につけた最安値も変化しますが、14日間の推移のため変化の確率は14分の3と、直近の3日間の動きと比較して低くなります。 分母は高・安の値幅が拡大するときには上昇か下降のトレンド角度が大きくなり、反対に、縮小するときはトレンドがあまり見られないということを表します。
分子も分母も3日間の合計をすることで、直近の動きをよりはっきり表すことができます。%Dは%Kと比較して、より直近の上昇や下落の強さを表すと考えることができます。

■ストキャスティクスの見方
ストキャスティクスは0%から100%のレンジ内で推移し、100%に近づくほど買われ過ぎ、0%に近ければ売られ過ぎとみます。一般的には、70%〜80%以上になれば売り、20%〜30%以下になれば買いと判断し、逆張りのポジションを仕込みます。 %Kは日々の値動きをより端的に反応することから、細かい動きになります。%Dは3日間を合計するため、%Kに比べて滑らかな曲線となります。スロー%Dは、移動平均で計算されるために、さらに滑らかな曲線を描きます。
一般的に、次のような2つの組み合わせにより、それぞれの位置やクロスを見ながら売買のポイントを探ります。
1・「ファースト・ストキャスティクス(一般的なストキャスティクス)」と呼ばれるもので、%Kと%Dを組み合わせることでみていきます。細かく動く%Kがゆったりと動く%Dを下から上に抜いたときが買い、反対に、上から下に抜けたときが売りのサインとみます。
しかし、ここで気をつけなくてはいけないことは、値動きがもち合い状態になったときです。%Kは値動きに敏感に動くことからファースト・ストキャストと呼ばれ、それだけに、頻繁に%Dとクロスを繰り返すことになり、騙されやすいということです。
従って、ファースト・ストキャスティクスでは20%〜30%以下で買い、70%〜80%以上で売りのサインが出たときを限定して従うほうが、騙しをより防ぐことができます。
また、次に説明するスロー・ストキャスティクスを併せてみていくと効果的です。

2・「スロー・ストキャスティクス」と呼ばれる%Dとスロー%Dを組み合わせることでみていきます。%Dがスロー%Dを下から上に抜けたら買い、反対に上から下に抜けたら売りのサインとみます。
ただ、スローと呼ばれるのは、サインが比較的遅れて出てくるためで、短期取引よりも中長期のポジションをもつときに使用することが多いようです。

こちらはファーストよりも動きが滑らかなために、それ程頻繁にクロスすることはありませんが、ファーストと同様に、70%〜80%以上で売り、20%〜30%以下で買うようにするほうが、騙されることが少なくなります。これら1と2のサインが同じ時期に出るときというのは、さらに騙しが少ないとみてよいでしょう。 ストキャスティクスは典型的なオシレーター系のため、トレンドができているときにはあまり向いているとはいえません。トレンドができているときのストキャスティクスは、上昇トレンドでは上に、下降トレンドでは下にへばりつくようなかたちになってしまい、手が出なくなってしまいます。このような状態になったときは、日数の計算値を変えることで調整するようにします。
基本的に、ストキャスティクスは保ち合い相場のときのほうが、クロスのポイントが明確に現れるため、逆張りのタイミングを計りながら、短期で頻繁に売り買いを繰り返すデイトレには効果が高いテクニカル指標といえます。

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