花輪陽子です。私はファイナンシャルプランナー(FP)として家計簿やライフプランの相談を受けたり、セミナー講師をさせていただいています。この連載では、日常生活を送るうえでの無駄な支出をいかに省き、貯金、あるいは投資をするうえでの元手をできるだけ多くつくる方法についてお伝えしていきたいと思います。
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- わが家の資産づくりの方法をお教えいたします:花輪陽子
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花輪陽子です。私はファイナンシャルプランナー(FP)として家計簿やライフプランの相談を受けたり、セミナー講師をさせていただいています。この連載では、日常生活を送るうえでの無駄な支出をいかに省き、貯金、あるいは投資をするうえでの元手をできるだけ多くつくる方法についてお伝えしていきたいと思います。
■ダメダメOLだった私
貯金や節約となると耳が痛いと思われる人も多いかもしれません。しかし、私も最初から貯められる人ではありませんでした。今ではFPとして活動している私ですが、少し前までは、無駄使いばかりをしている「ダメダメOL」だったのです。
クレジットカードのリボ払いでお買いものをするのがくせになり、借金が200万円もあった時期もありました。仕事で貯まったストレスを、アフターファイブのお買いものや海外旅行で発散していたからです。
その結果、働いても、働いても、穴があいた財布からお金がこぼれ落ち続けていました。■夫婦同時に失職
こんな私でしたが、あるとき、一冊のお金の本を読み、「このままではいけない」と雷に打たれたような思いになりました。そして、パートナーとの結婚を機に、お金の見直しをし、クレジットカードの借金を全部返済しました。
私はお金にコンプレックスがあったからこそ猛勉強をして、FPの最上級資格であるCFPの資格を取るに至りました。
実は、資格を取るまでも波乱があり、新婚早々に、夫婦同時期に職を失ったという経験もしました。リーマンショックの影響で、外資系投資銀行に勤めていた私は、即日解雇されたのです。夫の勤め先のベンチャー企業も、黒字倒産してしまいました。
テレビや映画で見るような光景が、まさか自分たちに降りかかってくるとは思いもしませんでした。■「家計リストラ」でどん底から脱出
このどん底から私たちが這い上がったきっかけは、「家計リストラ」でした。共働きで、無駄の垂れ流し家計を見直し、徹底的に支出をカットしたのです。カットした支出の総額は年間で200万円! この経験からあみだした節約のコツも、この連載ではたっぷりお伝えさせていただこうと思います。
私たちが行った「家計リストラ」の具体例は、住居費、保険料、通信費、無駄な手数料、光熱水費などのカットなどです。■家賃を90万円カット
会社の外部社宅を追い出された私は、家賃の安い賃貸にすぐに引越しをしました。
家賃は手取りの3分の1程度に留めるというわが家のポリシーがあり、収入が激減したために、それに見合った住まいを探しました。駅から離れている、築年数が経っている、コンパクトなサイズなど少し条件を気にしないと、都内でも割安な物件を見つけることができます。
わが家は家賃を見直し、年間で90万円カットしました。■保険料で60万円節約
続いて、コストカットを行ったのが保険料です。
当時、夫婦で年間60万円ほど保険に入っていました。よくある会社の先輩に勧められて、紹介されて入った保険でした。中身もわかっていない保険に60万円も支払っていたのですね。この保険をよくよく調べると共働きで子どもがいないDINKSのわが家にとっては、必要のない保険だったために、解約をしました。
ここでも60万円カットです。■節約の肝は固定費のカット
これら住居費、保険料などは毎月同じ額の支払いとなる固定費です。固定費は、一度見直しを行うと、何も努力をしなくても次の月からは少なくなります。節約の肝は、こういった大きな固定費をカットしていくことにあります。
この他の支出としては自動車維持費や子どもの教育費なども、効果が高い固定費カットの対象として挙げられます。■契約アンペアを変えて電気代を節約
次に、大きな支出になるのが通信費、光熱水費です。これらの支出は、基本料金+使用量といった料金の仕組みになります。つまり、固定費+変動費の支出といえます。たとえば、電気代の場合は、契約アンペアに応じて基本料金を毎月支払う必要があります。契約アンペアを下げることにより、基本料金は安くなります。そして、契約アンペア数を下げると、一度に使用できる家電製品も制限されるために、使用量も減りやすくなります。
わが家は、契約アンペアを20アンペアに下げることにより、電気代が月2000円台になりました。家賃や保険料ほど大きな効果はありませんが、毎月の支出ですから、小さなこともちりも積もれば山となる項目です。■無駄な手数料を無くす
最後に行ったのが、無駄な手数料や利息の支払いをなくすということです。
無駄な手数料とは、たとえば、銀行のATM時間外手数料です。105円の手数料も10 回で1050円です。銀行の普通預金の金利が0.02%だとすると、500万円を1 年間預けた利息が1000(税引き後800)円です。こういった無駄な手数料も、銀行に優遇サービスの申し込みを行い、所定の条件を満たせばなくすこともできるのです。
また、クレジットカードのリボ払いの手数料は年利15%程度、キャッシングの手数料は年利18%程度かかります。昔の私は、なんとももったいない支払いをしていたことでしょう。このような無駄をできる限りなくしていくことが、お金を貯める第一歩です。■節約で浮いたお金を投資にまわす
私たち夫婦は、これらの節約で浮いたお金を貯金や投資の自己資金にまわしました。資産運用で一番大切なことは、元手をつくることです。スケールメリットを活かすことができるからです。また、余裕資金があると精神的にも落ち着きますね。
私の周りで投資が上手くいっている人を観察していると、節約家が多いということに気がつきました。投資で上げた利益を無駄使いから守ることに一生懸命な人が多いのです。そして、雪だるまの芯に当たるところをしっかりとつくり、ゴロゴロと転がし、資産を大きくしています。
たとえば、わが家のように節約で200万円カットした資金を、そのまま資産運用にまわすことができれば、5%で運用できるとすると、年間10万円の利益が出ます。この利益を無駄使いせずに、次の年は210万円を投資にまわし、5%で運用をすると、10万5000円の利益が出ますね。投資にまわす元手を浪費から守ることの大切さがわかるでしょう。■小さな積み重ねで資産が1500万円に
同じように、自己投資にお金を費やすことができれば、収入を増やしていくこともできます。無駄使いからお金を守り、金融投資、不動産投資、自己投資など、新たなキャッシュを産み出す先に資産を振り向けていくことが大切なのです。
わが家は、こういった小さな行いが積りに積り、今では二人の資産は1500万円にまで至りました。1億円と考えると、とても大きい数字でリアリティーがないですが、1500万円はふつうの人でも、節約をすれば目指せる数字なのです。
今回は、節約についての全体像と、大切なポイントをお伝えさせていただきました。次回以降では、各項目の具体的な節約法をお伝えさせていただきたいと思います。






