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今回は、相場の入りどころと出どころに関する話しとは直接に関係ありませんが、短期トレードの重要性について述べたいと思います。短期トレードの重要性を知ったうえで、短期トレードを行う以上、相場のどこで、どういうタイミングで入ればいいのかを理解していただき、次回以降もつなげていければと思います。

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相場の入り方、出かたの達人を目指そう! 第6回:持田有紀子
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今回は、相場の入りどころと出どころに関する話しとは直接に関係ありませんが、短期トレードの重要性について述べたいと思います。短期トレードの重要性を知ったうえで、短期トレードを行う以上、相場のどこで、どういうタイミングで入ればいいのかを理解していただき、次回以降もつなげていければと思います。

■価格変動のリスク

そもそも何かに投資しようと思ったとき、まず、どんなことを考えますか? まさか、マーケットに気前よくお金をばら撒こうなどと考えている人などいないでしょう。みんなマーケットを通して、そこでお金を儲けるつもりで市場に参加しています。
では、投資においての儲けは、いったいどこから生まれてくるのでしょうか。当然ですが、それは自分の投資した対象が、市場において価値の変動を起こすところから発生します。
自分が買ったものが値上がりしていれば、その値上がり分だけの儲けが得られますし、反対に値下がりしていれば損が出ます。これを「価格変動リスク」といいます。一般に、投資のリスクについて語られる場合、この価格変動リスクであることが多いようです。
相場における値動きである以上は、上がることもあれば下がることもあるのは当り前です。そして、一日のなかにおいてさえも、激しく上下動を繰り返しているのが相場というものです。大切なお金を使って投資をした以上、相場が思った方向に動いてくれないと、儲けることができません。しかし、相場が反対方向に動いてしまえば、目論みに反して損失が出てしまいます。
こうしたアゲインストの状況にいたったときにどう行動するかを、リスクマネージメントと呼びます。これにどう取り組むかによって、投資のスタイルもまったく違ってきます。

図1

■投資の利回り

100円で買ったものが150 円で売れれば、それは50円幅の儲けで、50%のプラスです。投資の尺度としては通常、利回りの概念が用いられます。50%プラスの収益というだけではなく、どのくらいの時間を費やしたかということも加味する必要があるのです。
通常は、年率に引きなおして考えます。1年で50%のプラスを実現したのであれば、年率の利回りもプラスの50%。同じ収益をあげるのでも、2年かかったのであれば、利回りは、年率にすれば半分になって、プラスの25%という具合です。
反対に、半年で同じ収益を上げたのならば、利回りはプラスの100%ということになります。時間の概念を導入することで、投資効率が比較しやすくなるともいえるでしょう。
もっと簡単にいえば、50円儲けるのに1日で達成した場合と、1年かかる場合とでは、資金運用という意味では、まったく違う尺度になってしまうということです。「長期で投資をするつもりだから、私には関係ない」などとは思わずに、時間のコンセプトを考慮に入れて、今までの投資の方法を見直してみましょう。きっと新たな発見があるはずです。

図2

■時間というリスク

時間というコンセプトも加味して投資効率を上げるためには、あまり時間をかけないほうが良いという結論に達します。逆にいうと、収益目標が設定されているなら、それに要する時間は少なければ少ないほど、優れた投資行動になります。
ただ漠然とたくさん儲ける、という考えが先に立って、時間の概念を無視してしまうと、実は、とても非効率的な運用をしていたということにもなりかねません。自分のつくったポジションがアゲインストになったとき、そのまま放置して、相場が元に戻るのを待つことが得策であるかどうかという問題が出てきます。
価格変動リスクの面だけからいえば、相場が元に戻ってくれればそれでOKとなるのは事実です。そこで相場が戻らなかった場合に、多大な評価損に見舞われながらも、「さらに時間をかければよいではないか」という考えも湧き上がってきます。
「10年も待っていれば、そのうち一回くらいは戻るだろう」というのは、確かに真理の一面を衝いています。しかし、ただ黙って相場の成りゆきを見守っているだけになり、これでは、「時間のリスク」を無視していることになります。
投資したお金もそこに固定された状態となって、何か他の投資をしようと思っても、手が出せないことにもなります。せっかくの良いアイデアが浮かんでも、それを生かすことができないのです。収益チャンスをみすみす逃がしてしまうことになり、しかも、時間の経過とともに投資効率はどんどん悪化していくのです。

図3

そこで損切りが重要になりますが、自分の投資した元手の現金が減ってしまうことは事実ですし、自分の失敗を認めたくはない心情は理解できます。それでも、そのまま評価損が増え続けてしまい、最終的により多くのお金を失ってしまう可能性が増大します。また、シコリを抱えたままでは、どうしても自分の都合のよいシナリオを描きがちになるものです。

図4

何ももっていないということは、どうやって攻めてもよいのだというフリーハンドの状態となり、選択の幅を広めます。現状のマーケットを冷静に見つめることができるようになるのです。もう一度、同じところで買いなおしてもよいのです。自分が損切ったところよりも安く買えるかもしれません。
今度はじっくりと相場を見つめながら上がっていくところをつかまえて、買うこともできます。評価損に縛られて身動きできないよりは、はるかに健全です。

図5

■個人投資家にとっての最大のリスク

「時間のリスク」は無視できないものです。時間は無限にあるわけではありませんし、いつまでも塩漬けにしていることは許されません。
個人投資家の場合は、とくにそうです。日常生活において、いついかなるときに急な現金が入用になろうともわかりません。時間を無限に利用できないということは、個人投資家としての最大のリスクでしょう。
日常生活に支障をきたさず、かつ、リスクを小さく抑えなければなりません。そのためには、時間をかけないで目標とすべき金額を儲けるための工夫が必要となります。
結果として、損切りを有効活用したデイトレードを基本におかなければいけないのだという理屈になるわけです。

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