読者の皆さまが、FXを始めようと考えたり、あるいは始めた動機は何ですか?今回は、『FXで利益を生み出していきたい!』と強く望むすべての読者さまのために、少しでも効率的にお金を増やす方法をお伝えします。
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- 勝てる相場と勝てない相場の見極め方:饗庭道孝
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■FXの目的
読者の皆さまが、FXを始めようと考えたり、あるいは始めた動機は何ですか?FXを始めた動機は、人それぞれ異なると思いますが、『老後を生き抜く資産が乏しいから、今のうちにFXで資産を増やしていきたい!』『円以外の通貨ペアでもっておくことで、リスク分散をしておきたい!』、あるいは、『車やマイホームなど高価なものを購入したり、旅行やエステなど趣味にもお金を使いたい!』など、おそらくほぼ全員の方が、お金を少しでも増やしたいからFXを利用していると思います。
そこで今回は、『FXで利益を生み出していきたい!』と強く望むすべての読者さまのために、少しでも効率的にお金を増やす方法をお伝えします。■利益が期待できるポイントまで待ってエントリー
FXでお金を増やすために重要なことは、今の相場は勝ちやすい相場なのか、それとも勝ちにくい相場なのかを、状況判断できる視点をもつことです。そういった見極めをもつには、チャートを使わない手はないです。
チャートとは、為替レートの動きをグラフで表したものですが、チャートの分析力が高まってくると、利益を出せる確率が高いポイントをチャート上から発見できるようになり、高い勝率や値上がり益を期待できるポイントでエントリーできるようになります。
FXでお金を増やしていきたいことを望むのならば、利益を出せる確率が低いポイントでエントリーすることは極力避けて、このような利益を出しやすいポイントでエントリーしていくとよいでしょう。
ところで、読者さまのなかには、チャートを見るとすぐにポジションをとりたくなるポジポジ病の方はいらっしゃいますか?ポジポジ病になる原因として、"時は金なり"という言葉があるように、大切な時間を使ってチャートを見ているから、その時間を有効に利用するために、FXトレードをして儲けていきたい気持ちが芽生えやすいと思います。
ですが、チャンスはチャートを開いてすぐに見つけられるものではありません。そういった機会に恵まれることも当然あるでしょうが、毎回チャートを開いて、すぐエントリーしているようでは、負けるべくして負けているとしかいいようがありません。
チャート分析で大事なことは、勝てるという勝算の高いポイントを見極めて、そのポイントまで為替レートが近づいてから、仕掛けていくことです。むやみやたらとエントリーして利益を生み出せるのならば、誰もFXで利益を生み出すことに苦労などしていません。
利益を出しやすいポイントを見極められれば、勝ち負けを繰り返しながらも、ジワリジワリと軍資金が増えていくスパイラルに入ることができます。
つまり、トータルで利益を上げることができるようになるのです。そのような上昇スパイラルに乗るためにも、勝ちやすいと判断できるポイントまで冷静に待ってから、仕掛けていく必要があります。■勝ちやすいと判断できるところでエントリー
勝ち組トレーダーなどは、多くの個人トレーダーたちが円売りの材料に反応しているときに、この感情的に下がり過ぎたタイミングを勝機ととらえて、買いエントリーをすることで多くの利益を出したりしています。
多くの個人トレーダーたちが、『今売らなければ儲からない』といった焦りや、たとえば、『アメリカが財政悪化で破たんする』などといったニュースなどに振り回されて、ドルを売らされている行き過ぎたポイントをチャンスととらえ、買ってきます。
つまり、勝ち組プロたちは、勝つ確率が高いと判断できるポイントに為替レートが近づいてくるまで、虎視眈々と待っているのです。
私は、こういった駆け引きというものは、乱世に多くの軍勢を率いた武将の心理状況と近いものがあると考えています。かの有名な武田信玄も、戦国時代にはほとんど勝利した記憶しか残されていませんが、それは相手が内乱など弱っているときに、弱みにつけ込んで戦争を仕掛けたから勝っているケースがとても多いのです。
FXの常勝トレーダーも同じであり、敵の弱みを見つけては、自分が勝ちやすいと判断できる戦局を選び、エントリーすることで、利益を上げています。■相場状況をつかむために、3つのトレンドを把握せよ
では、勝ちやすいパターンや負けやすいパターンとは、どのようなときなのか? 最初に答えをいえば、勝ちやすいパターンとは、トレンドが明確な相場のときであり、負けやすいパターンとは、トレンドが不明確なときです。
チャートのなかに描き出されるトレンドは、図1を見ればわかる通り、全部で3つしかありません。上昇トレンド、下降トレンド、トレンドレスの3つだけです。
上昇トレンドとは、高値と高値、安値と安値を切り上げているパターンです。このパターンが出現しているときは、基本戦略としてはロングから入ったほうが利益をだしやすくなります。
なぜなら、上昇トレンド相場では、"7上げたら3下げる""6上げたら4下げる"といったパターンになるために、買いから入ったほうが確率的に勝ちやすくなるからです。
逆に、下降トレンドとは、高値と安値を切り下げていくパターンですが、このパターンだと、売り圧力を強めている地合いなだけに、ショート戦略を使ったほうが、確率的に勝ちやすくなります。
最後に、もみ合いトレンドは、高値と安値を切り上げも切り下げもしないパターンとなります。いわゆる三角持ち合いという有名なパターンもトレンドレスに入りますが、このようなパターンが出現すれば、トレンドの方向感がないために、動きをとらえにくいし、大きな利幅も狙っていくことができません。このパターンでは様子見が無難です。
このように、チャートのなかから3つのトレンドのいずれかを把握できれば、とるべき売買戦略も明らかになります。
為替レートの動きからトレンドの動きを把握していくことはわかりましたが、それだけでトレンドを正確に見極められるのでしょうか?他のパターンでもトレンドを再確認したほうが、複数のパターンから見ているぶん、トレンドをより正確にとらえられるはずです。
そこで、今回は、トレンドをより正確に把握していくために、テクニカル指標のなかでももっとも有名な移動平均線を使って、トレンドをより正確に把握できる方法をお伝えします。■勝てる相場か勝てない相場かを見極める、移動平均線の威力
移動平均線はあまりにも有名すぎるテクニカル指標ですが、読者さまのなかにも移動平均線の名前を聞いたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
移動平均線とは、ある一定期間のマーケットの売買平均コストを表しています。たとえば、25日移動平均線を用いて説明すると、25日間の終値をすべて足した総数を、25で割ることで算出できます。となると、現在の為替レートの下に移動平均線が位置している場合、25日間の平均値よりも買い圧力が強まっていることを意味していることになりますが、より理解度を深めてもらうために、図2を使って解説していきます。
図2を見てもらうと、高値・安値を切り上げており、上昇トレンドが続いているということがわかりますが、移動平均線を使ってチャートを見ても、上昇トレンドを描いていることを再確認することができます。
25日移動平均線は緑色の一番為替レートの動きに近いラインですが、為替レートの下に25日移動平均線が存在しているときには、買い圧力が強まり、上昇がある程度の期間継続していることを確認できます。
また、25日移動平均線の向きにも注目ください。25日線は上を向いることが確認できますが、ラインは上向きということからも、上昇トレンドが形成されているという判断をもてます。
75日移動平均線(青ライン)と200日移動平均線(赤ライン)を見ても、為替レートの下に位置していることから、中期・長期的視点で見ても上昇圧力が強まっていることがわかります。
通常、上昇トレンドの場合は、為替レートが一番上にきて、次に、短期移動平均線がその動きに追随し、ややおくれて中期線が続き、最後に、長期移動線の順でチャートが推移します。このようなパターンが出現したときは、明確な上昇トレンドのパターンとなるために、ロング戦略が有効です。
以上のように、通常のトレンドだけの分析に加え、移動平均線を併用してトレンドを再確認できれば、トレンドを見誤りにくくなるぶん、チャンス相場をとらえやすくなります。■勝てない相場も見極める、移動平均線の万能さ
移動平均線は、トレンドが発生しているのかどうかを教えてくれるテクニカル指標です。トレンド相場を発見することができる半面、図3のようなトレンドレス相場を発見することもできます。

図3のチャートのトレンドを確認してみると、高値と高値、安値と安値は切り上げもしておらず、方向感のとらえにくい相場状況になっていることがわかります。 移動平均線を加えてチャートを見ると、短期線(25)、中期線(75)、長期線(200)のすべてのラインが横ばいで推移していて、ラインが複雑に絡み合っていることも確認できます。
移動平均線でこのパターンを確認できれば、短期線、中期線、長期線すべての時間軸で、買いと売りのパワーが均衡していることとなります。つまり、トレンドが形成されていないパターンなわけですから、こういったときは様子見に徹するのが無難です。
方向感がないため、大きな利幅を獲得することができませんし、どっちに為替レートが動いていくのかをつかみにくく、確率的にみても勝ちにくい相場といえます。こういう相場のときは、あまり利益を増やすことはできないのです。■移動平均線を使った、チャンス相場の見つけ方
最後に、私がよく使っている移動平均線を使った勝ちパターンをご紹介します。図4の1時間足チャートを使用して、勝ちパターンを説明します。

今回は、200日移動平均線(赤線)をメインに使用した勝ちパターンとなります。長期線(200)を為替レートが上抜けてくると、200時間の平均値(1時間足チャートのため、1本のローソク足は1時間に一本立つことになり、その200本のローソク足の終値を足して、200で割ることで算出)よりも買い圧力が強まっていることになり、この瞬間からロング戦略が有効となります。
為替レートは、短期線(25)や中期線(75)すらも上抜け、最後の最後で長期戦(200)さえも抜けきったところが、売り圧力をある程度こなした調整期間終了ポイントとなり、買いと売りの力関係が逆転しやすいポイントとなるのです。
仮に、このポイントで買いエントリーすることに躊躇してしまったならば、より確実なエントリー方法として、図4の青ラインであるレジスタンスラインを超えてから、買いエントリーすると、効果大です。
直近高値というのは、上昇を抑えやすいポイントとなるため、このポイントではレジスタンスラインという抵抗ラインを引いておくことができます。この抵抗ラインをも抜けてくれば、売りと買いの力関係が変化した調整十分の絶妙なタイミングとなるため、その後の上昇波動に乗りやすくなります。
このパターンを使う場合に注意してほしいことは、図3のようなトレンドレスのときには、このパターンは使えないということです。使える事例としては、上昇トレンドを形成しているチャート図2や、下降トレンドを形成している図4を挙げることができます。つまり、一方向に動いた後に、有効となる勝ちパターンなのです。
今回はこれで終わりとさせていただきますが、今後のトレードでは移動平均線を加えてチャート分析ができるようになっていただければ、今回の記事を書かせていただいた甲斐があったというものです。勝てるときは果敢にエントリーして、不利なときの戦いは避けるようになれば、FXを利用してジワリジワリとお金を増やせるスパイラルを手に入れることができるようになります。






