いま提供されているバイナリーオプションには、大きくわけると、1.定額タイプと、2.確率変動タイプの2つのタイプがある。どちらも「シンプル」な取引であるが、払戻の倍率には大きな違いがある。
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- バイナリーオプションの魅力と仕組み 第3弾
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これまで第1回、第2回にわたり、「バイナリーオプションの魅力と仕組み」の全体像について説明してきた。今回は実際の為替の値動きを基に、取引を具体的にイメージしていただきたいと思う。
■バイナリーオプションのサービス比較
いま提供されているバイナリーオプションには、大きくわけると、1.定額タイプと、2.確率変動タイプの2つのタイプがある。どちらも「シンプル」な取引であるが、払戻の倍率には大きな違いがある。
1.定額タイプ
定額タイプのバイナリーオプションは、「円高か円安か」を予想する。選択肢が二つしかないため、払戻倍率が2倍未満(確率的に50%なので)に限定される。
2.確率変動タイプ
確率変動タイプのバイナリーオプションは、「円高か円安か」を予想し、それが「どのラインまでいくのか」を予想する。予想ラインと購入するタイミングによって 払戻倍率が変動するため、2倍を超える倍率が提示されるケースも少なくない。
同じバイナリーオプションであっても、商品によって特徴が異なるため、投資戦略や投資手法によって自らに合ったタイプを選択してほしいと思う。今回は、第2回で取り上げさせていただいた「みんなのバイナリー」(2.確率変動タイプ)で、具体的に取引した場合のケースを紹介する。
■実際の取引を見てみよう
下の図は、「ドル/円」とそのバイナリーオプションの値動きについて、7月20日の23時45分から00時45分の1時間をピックアップしたものだ。この時間帯にみんなのバイナリーで取引を行った3名(A氏、B氏、C氏)のケースを具体的に見てみよう。

まず、この3名はそれぞれ次のような戦略のもと、取引を行った。
A氏:自身の相場観で「ドル/円」の動きを予測し、比較的早い段階で購入する。
B氏:相場状況をじっくりと観察し、残り時間が少なくなるまで待って購入する。
C氏:プレミアム(チケットの価格)が低いところを狙って購入する。
それでは、値動きのグラフをご覧いただきながら、時間に沿って取引の流れを見ていただきたい。
[1]23時45分
この日、第8回目の取引が開始。この時点での「ドル/円」のレート78.899が『スタートレート』となり、この値段を中心に、目標レートは円安方向(上方向)に78.940、79.020、79.140の3種類が、円高方向(下方向)に78.860、78.780、78.660の3種類、合計6種類が設定された。(設定される目標レートは前回紹介した時点から仕様が変更になり、「ドル/円」は、スタートレートから±4銭、±12銭、±24銭で設定されることとなった)
[2]23時50分
チケットの購入受付開始。この時点で「ドル/円」は78.875となり、やや円高方向(下方向)に動いていた。チケット価格は現在の市場価格(この場合「ドル/円」)に近いほど高く、遠いほど安いため、一番近い78.860のチケット価格が5500円、一番遠い79.140のチケット価格は500円となっていた。
[3]00時03分
A氏は下降基調で推移すると予想しており、この時間帯に「ドル/円」のレートが円高方向の76.860を超えたことを確認して、78.780のチケットを4500円で1Lotを購入。
[4]00時19分
一時、「ドル/円」が78.750を割り込んだものの、再び78.800まで上昇。ここでC氏は78.940を超える可能性があると予想(円安)し、78.940のチケット価格が900円と安い水準になった時点で1Lot購入。
[5]00時28分
再び円高方向に動き出し、78.780を突破。B氏はここまでの相場の流れから下降基調が継続すると考え、78.780のチケットを7700円で1Lot購入。
[6]00時35分
購入受付終了。この時点で「ドル/円」は78.777。
[7]00時45分
判定時間。「ドル/円」78.774がエンドレートとなったため、目標レート78.860、78.780の2つの場合において払戻が発生。以上の流れから、A氏、B氏、C氏それぞれの損益状況は下記のようになった。

ここで注目していただきたいのは、同じ目標レート78.780で取引しているA氏とB氏の損益の違いだ。取引のタイミングが早かったA氏はB氏よりも3200円安い価格で購入できている。
比較的安定的な相場推移となった場合には、早い段階で取引を行うことで安価なチケットを購入できる。払戻金額とチケット購入価格の差額が利益となるため、高い利益を狙う場合はここがポイントになる。
一方、予想通りの相場動向とならなかったC氏は、チケット購入代金の900円が損失となった。もちろん、購入時に支払ったチケット価格以上の損失が発生することはない。あらかじめ、発生する損失がわかっているため、確率の低い低価格なチケットを購入するなど、商品性をうまく利用すれば、"ローリスク・ハイリターン"な取引をすることも可能だ。もちろん、その分確率は低くなるため、予想通りとならない場合が多いということは理解しておきたい。
今回、C氏は残念ながら損失を出してしまったのだが、相場次第では10分間で30銭ほど動くことも十分にありえるため、低価格なチケットでも利益を狙える状況がある。
また、FXを並行して行っている場合のリスクヘッジとして、FXとは反対の方向の低い価格のチケットを購入しておくという方法も十分に利用できそうだ。もちろん、逆も然りで、購入受付時間終了間際で9000円程度の高いチケットを購入した後でも、予想と反対方向に相場が動いてしまい、損失となるリスクがあることは念頭に入れておく必要がある。
以上、バイナリーオプションの取引の流れをご覧いただいたが、ポイントは「どの目標レートのチケット」を「いつ、いくらで買うのか」を判断することとなる。取引する時間帯の相場のトレンドや指標発表の予定など、様々な要因を考慮しながら戦略的に投資することで、バイナリーオプションを有効に活用したい。■FXとの違いを具体的に
前回、前々回ではFX取引とバイナリーオプション取引との違いについて簡単に触れた。今回は同じ時間帯でFXの取引を行った場合と比較して、投資に必要な金額に注目して投資効率を検証してみる。
先ほどの例で示した時間帯の「ドル/円」の最安値は78.716、最高値は78.900となっている。FXで取引をした場合、最安値で買って、最高値で売ったとしても、18.4pips分の利益(1Lotあたり1840円)しか得ることができない(スプレッドは加味していない)。
また、この日の値動きは最安値78.683円、最高値79.310円であったが、一日の最安値で買って、最高値で売ったとしても、0.627pips分の利益(1Lotあたり6270円)となる。
下記は先のA氏、B氏のバイナリーオプションでの取引とFXを比較したものである。
このように、バイナリーオプションでは、たとえば、「狭い範囲のレンジ相場」であっても、FXよりも「少額の投資金額」で「短時間」に利益を実現することが可能であることを理解していただけると思う。ある一日だけをピックアップしての説明となったが、バイナリーオプションの具体的なイメージをつかんでいただけたことと思う。
確率変動タイプのバイナリーオプションは、単独の商品としても戦略の幅があり、リスクをコントロールしながら利益も狙うことができるし、FXと組み合わせて取引することで、副次的な効果も狙うことができる。
つまり、使い方次第でどんな局面でもチャンスを狙うことができる"オールマイティ"な取引となる可能性も秘めている。FXに比べると、まだまだ認知度は低いが、その名前にしりごみして取引しないのは、もったいない話だ。
また、ここで紹介させていただいた取引方法の他に、たとえば、複数の目標レートに分散させて取引することで、上手くリスクをコントロールしながら手堅く収益を狙っていく方法等も考えられる。これは、購入前に期待利益があらかじめ予想でき、また、購入時に損失額が確定するというバイナリーオプションの特徴を上手く利用した方法といえよう。






