為替相場は、「ドル/円」はやはり相変わらず、あまり動かなくて、ギリシャ問題が出ては売られて、また、ECBや各国の首脳が助け船を出しては戻る、を繰り返しています。何だか、「ユーロ/円」を上下させるための材料ではないのか、とついつい思ってしまいますね。
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- 北野誠のFX新事始め 第12弾:北野誠
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■「ユーロ/円」は儲けやすい?
皆さん、猛暑のなかいかがお過ごしでしょうか? しかし暑い。先日、講演会で札幌にいきましたけど、めちゃくちゃ気持ち良かったです(笑)。最近、東京や大阪にこんな季節がなくなりましたね。本州は今や亜熱帯ではないですかね? 本当にそう思いますね。
さて、為替相場は、「ドル/円」はやはり相変わらず、あまり動かなくて、ギリシャ問題が出ては売られて、また、ECBや各国の首脳が助け船を出しては戻る、を繰り返しています。
何だか、「ユーロ/円」を上下させるための材料ではないのか、とついつい思ってしまいますね。だいたい2カ月に一度は、このギリシャ問題がマーケットで取り上げられていますからね。まあおかげで、動かない「ドル/円」よりも、相場に参加しやすいのも事実。今は113円で買い、118円で売り、のボックス相場の様相ですからね。
だから、儲けやすいといえば、儲けやすいのですが、果たして、いつまでも、こんな相場が続くのでしょうか?■世界は自国通貨生き残りのために必死
7月8日に格付け機関ムーディーズが、ユーロ加盟国のポルトガルの国債をいきなり4段階も引き下げました。ポルトガル国債は14年ぶりの急落に遭いました。で、スペインやイタリアなどの国債も急落に遭いました。これに対して、ユーロ側は、ムーディーズの格付け機関が、相場を操作したとの怒りを顕にしました。
ちょうど、7月7日にECBは利上げをしたタイミングでしたから、世界的に0%金利を続けるアメリカや日本に対して、利上げですから、これはムーディーズが恣意的な格下げではないかと、ECBは思ったわけですよ。
しかし、ムーディーズもなりふり構わずな感じです。アメリカのドルを救うために、こんなやり方をしたといわれても仕方ありませんよ。ここでも、世界通貨戦争が行われているわけです。
また、ニュースで聞きましたけど、スイスは金本位の復活を検討しています。そんな混乱のなかで、「ユーロ/円」は久しぶりに111円台をつけました。もう、日銀が何にも無策なときに、世界は自国の生き残りのために必死で頑張っているわけですよ。■日本の状況はデフレではない?
話は変わりますけど、未だに、日銀は今の日本の状況をデフレと認めていません。「えっ?」と思われますが、これは事実です(笑)。だから、デフレではないから、ふつうに与謝野さんあたりが、平気で増税の旗振りをするのですよ。本当に財務省のいいなりです。
政策通なんていうのは、ただ単に官僚のいいなりになればいいわけですから、誰でもできますよ(笑)。過去の歴史を振り返っても、デフレ・大震災の後に増税したなんて、タイミングが悪すぎます。しかし、何とか、ならないもんですかね。東日本だけではなくて、本当に日本を沈没させたいのかな?■民主党VS共和党の対立の先にあるもの
一方、アメリカもQE2政策も終わり、いよいよ8月の米国債の償還と利払いが滞る事態になりかねない。アメリカも日本同様に、民主党VS共和党の対立が激化しています。増税したい民主党と絶対反対の共和党。日本に早く増税すべきだとか、いえる立場なのか?アメリカは!
さて、両党の議論のすり合わせは、2兆ドルの赤字の上限引き上げですけど、この引き延ばし作戦も、結果的には、赤字増大で、根本的な解決にはならないでしょう。まあ、結局、日本もアメリカも同じようなもんです。悲しいかな。■アメリカのダウも株価操作の賜もの
そんななか、ニューヨークダウは、再び上昇を見せて、二番天井をつけようとしている。これが曲者で、ニューヨークダウさえ上げておけば、すべてが丸く収まる作戦です。最近の株式市場は、悪い材料には小さく反応して、良い材料には大きく反応しています。
ましてや、日本は東日本大震災の後に、1万円を奪回しましたけど、たぶん、マーケット参加者が「?」の連続ですよね。これだけ復旧・復興の目処も立たず、政局がずっとゴタゴタしてる国で、なぜ、株価が戻ってくるのかは疑問の連続だと思います。僕の皮膚感覚も、違和感でいっぱいです。まあ、アメリカのニューヨークダウも明らかにPKO、つまり、株価操作をしています。もう世界中でなりふり構わず作戦です(笑)。
あとは、誰がジョーカーを引くのかだけです。そういう意味で、今の世界は欺瞞に満ちているといっても過言ではないでしょう。■大暴落は8月か9月か?
さて、ムーディーズが恣意的に動く一方で、世界最大の投資銀行のゴールドマンサックスは、7月に米国債の上昇は終わった、と発表しました。また、ここにマーケットのメインプレイヤーが新たに参入。もう誰の発言が一番強いのか、凄く不思議です(笑)。
おまけに、前FRB議長のグリーンスパンも、QE1やQE2はさほど、効果的ではなかった、みたいな発言を繰り返しています。もう、大阪弁でいう「お前、どないやねん」って感じです。
こうなると、何をきっかけで、ニューヨークダウも日経も、何を引き金にしてトリガーを引くかということです。暴落の可能性としては、アメリカの8月3日の米国債の償還であるのか? やはり、ギリシャの本当のデフォルトなのか?このどちらかでは、ないですかね。
3月11日の東日本大震災以降、ずっと、日本の株価を買い続けてきている外資。で800円台から1万円までもってきましたけど、ボチボチ積み上げたものは、売らねばなりません。
しかし、マーケットにはタイミングが必要ですからね。どこのタイミングかは、先程上げた米国債とギリシャ問題の二つ。しかし、米国債の償還がダメとなると、世界中の金融市場が大混乱をきたすのは間違いありませんよ。
さて、ギリシャ問題は、今までは、狼少年の話みたいですが、狼少年も必ず、最後はきましたからね。遂に、いよいよ、8月か9月辺りに出るかもね。■個人投資家としては、ここは様子見?
何にせよ、この二つの問題は時限爆弾ですからね。先程述べた赤字引き上げ問題は、かなり深刻な事態ですから、IMFがアメリカに対して警告を出しているぐらいやから、こちらも大変です。
では、われわれ個人投資家はどうするのか?この混乱の極みで、どういうポジションをとるのか?「ユーロ/円」に関していえば、前回の106円前後の値段がひとつの目安になるはずです。
ここを素通りして、新しいレンジに入るのかどうかです。ここは見極めたいです。まあ僕の性格からいって、素通りする前に、きっと、ポジションを取りにいってしまうやろな(笑)。あかんやん!くれぐれも冷静沈着にって、お前がいうな!?
ではまたね。






