8月に入り、以前から申し上げていたように円高の流れになっています。この記事が発売される9月中頃は、不当に下がっている通貨や株などの良い買い場となっているのではないでしょうか。9月はじめから株も国内外含め、さまざまな銘柄の買い増しをしようと現在考えています。
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- ゆうちんのFX徹底指導 目から鱗が落ちる理論と実践:竹井佑介
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良い相場に?
8月に入り、以前から申し上げていたように円高の流れになっています。この記事が発売される9月中頃は、不当に下がっている通貨や株などの良い買い場となっているのではないでしょうか。9月はじめから株も国内外含め、さまざまな銘柄の買い増しをしようと現在考えています。
さらなる円高に
この8月は、米国債の利払い・償還、および決算や長期休暇に備えたポジションの解消などが原因となって円高になりやすいと私自身、考えています。さらに、今年は東日本大震災による円資金需要の増大に伴い、外貨建て資産売却や円買いのリパトリを進めるため、償還分は再投資されず、そのまま円転されたままになる可能性が高いのではないでしょうか。
そのため、より円高圧力が高まったのではないかと考えています。実際8月4日午前に1ドル77円付近で円売り介入が行われました。一気に上昇し、80円超えを達成したものの、流れはその日の夜にはストップし、ずるずる下げ、結局、8月19日には76円割れも起こしてしまい、介入前の安値も結局、更新してしまいました。円安・株高の値動きも念頭に
月足をみると、8月が陰線になってしまうと長い上ヒゲ陰線となるため、さらなる下落を示唆することになります。「ドル/円」も含め、とにかく月足のかたちはしっかりとチェックしておかれると良いでしょう。
月足でダブルボトムや長い下ヒゲなどのチャートパターンが発生すると、大きな流れが発生しやすいからです。現在は、「スイスフラン/円」の上ヒゲのかたちが気になります。
このまま上ヒゲ陰線のかたちのままスイスフランが9月を迎えた場合には、さらに、下落の流れが加速する可能性があります。スイスフランが下落するということは、金融不安が緩和してくることも同時に示唆していますので、同時に円安、株高の値動きも起こることも念頭においておきたいところです。
ただ、円安になるからといって、すべての通貨が円安になるというわけではありません。協調介入後には介入通りに相場が動きやすいといわれているものの、「ドル/円」「ユーロ/円」の下落を見て、「ちっともそうならないじゃないか!!」と憤慨された方も多々おられたことと思います。
でも、「スイスフラン/ 円」や「ニュージーランド/円」など、元々円高になりやすい8月以前の7月まで、順調に円安に傾いていた通貨ペアもあります。その意味で、この円高についていろいろとおさえておきたいことがいくつかあります。単独介入もロンドン勢が入ってくるまではフィーバータイム
まず、「ドル/円」が過去最安値水準に達した場合には、まず、口先介入が入り、米国はじめ各国の介入容認発言などが出ると、介入が行われる可能性は非常に高いということです。
ただし、原則ルール違反でもある単独介入の場合には力が足りず、その日のうちに戻り売りの憂き目に合うことも多いです。しかし、単独介入の場合でも、午前中の介入では夕方17時前後のロンドン勢が入ってくるまではフィーバータイムで、その介入の流れについていけば、利益を上げられる可能性も高くなります。貿易黒字が円高要因に
次におさえておかなければならないのは、「ドル/円」に関しては、戦後1ドル360円に固定相場制がひかれた後、スミソニアンレート(1ドル306円)という時代を経て、1973年2月から変動相場制に完全に移行しました。
そして、過去の高値を超えることなく、一貫して「ドル/円」は下落し続けています。その要因として、貿易黒字があげられます。対米ではもちろんのこと、サムスン電子などで韓国企業の驚異が語られる韓国に対してさえも、貿易は黒字、さらには、台頭が著しい中国も香港を含めれば大幅な対日赤字です。さらには、円高になったおかげで、企業のグローバル化による労働コストの低下による輸出競争力アップにつながります。結果的に、円高になるというわけです。世界の雇用増大をはかる気概を
国内企業が海外に出ていくことによって、国内の雇用が減少すると危惧する方もいらっしゃいますが、数々の困難を乗り越えてきた日本人です。移民を国内に入れて働いていただくか、そのまま国内に残ったまま働いていただくかの問題ではないでしょうか。
移民には犯罪率の上昇など(データを見ると眉唾ものではありますが)反対する声が多いのも事実。ある意味、今の企業のグローバル進出の流れは移民受け入れをせずして、移民受け入れの良さだけを得ているようなものです。他国へ移民して大変な思いをするより、国内でそのまま働くことができればと思っている方も多いでしょう。
また、実際、日本国内の雇用が減少したときには、新たな対応策が出てくることでしょう。日本人を舐めてはいけません。人は依存すると弱くなりますが、頼るものがいなくなるとわかった途端に力を発揮するものです。
まさに不安の力です。実際、終身雇用が終わりを告げ、就職氷河期を迎えた昨今、起業したいという若者の数は増大しています。日本が頭脳となって世界中に働き口を創り、世界の雇用増大を図る気概が今求められているかもしれませんね。円高になりやすい体質
話が飛びましたが、要は貿易という側面から見ると元々、円高になりやすい体質であり、とくに、アメリカに限り、変動相場制への移行後、一貫して円高になっているということです。その意味で100円~120円程度まで円安方向に動いたとしても、そこからの急落をあらかじめ想定しておいたほうが良いことを、これまでの歴史の流れは語っているということです。
いまの局面をチャンスととらえる
また、ユーロですが、こちらについてはギリシャ、スペイン、ポルトガルからイタリアまで爆弾を抱えまくっていますので、ファンダメンタルではもう少し下落してもおかしくはないのではと考えています。
そもそもの通貨水準がどのあたりに落ち着くべきなのかまだ図りかねます。一方では、ユーロ安で1番の輸出国であり、力のあるドイツは喜んでいることでしょう。 円高局面の今は、間違いなく後々から見れば、良い買い場となっていることがほとんどです。「人の行く裏に道あり花の山」という言葉の通り、皆の感情がピークになっているときこそ狙い目。だからといって、ユーロのようにまだまだ油断できないものもあります。安くなっているもののなかでも、とくに、今後上がりそうなもの(豪ドルなど)をファンダメンタルでも判断しながら、この局面をチャンスとしてものにしていきましょう。
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