FXトレード作戦室|第4回 各種注文方式を有効に活用しよう[FX攻略.com編集部]

この国で唯一の月刊FX情報誌を刊行している立場から、多くのトレーダーが犯しやすいミス、陥りがちな勘違いを抽出し、皆さんと共有していくのが当企画の目的です。今回は「FXにおける様々な注文方法の有効活用」について考えていきたいと思います。

※この記事は、FX攻略.com2017年9月号の記事を転載・再編集したものです

【FXトレード作戦室[FX攻略.com編集部]】
第1回 リーグ戦とトーナメント戦
第2回 スキャルピングを始める前に
第3回 FX上達のステップアップ

3種類の基本注文〜成行・指値・逆指値〜

FX会社の取引システムには、いろいろな注文の方式が搭載されています。これらは全て「成行」「指値」「逆指値」の注文を組み合わせたもの。まずここでは、この3種類の基本注文について、意味合いを整理しておきましょう。各種注文は、ポジションをこれから取る新規エントリー時、既に持っているポジションを整理する決済時、どちらにも使うことができます。

成行注文

成行は、そのときの価格でできるだけ早く売買する注文のことです。原則的にボタンを押したときに表示されている価格を基準に即時執行されます。これは新規も決済も変わりません。

指値注文

指値は、「今より有利な価格での売買を予約する注文」です。今より有利な価格=投資家にとって都合が良い価格と考えると分かりやすいでしょう。買いなら、今より安い価格、売りなら今より高い価格での予約となります。

そのため、新規注文時には下がったところで買い、上がったところで売る予約になります。決済時には、利益確定の予約注文となります。

逆指値注文

逆指値は、「今より不利な価格での売買を予約する注文」のことです。今より不利な価格=投資家にとって都合の悪い価格と考えてみましょう。買いなら今より高い価格。売りなら今より安い価格での予約となります。

よって、新規注文時には上がったところで買い、下がったところで売る予約になります。決済時には、損切りの予約注文となります。

新規エントリー後に決済を入れる習慣を!

IFD注文、OCO注文、IFO注文といった応用的な注文方式は、指値と逆指値を組み合わせることで、相場の変化を見越して売買を予約するものです。指値や逆指値も含め、これらを有効に組み合わせることで、売買の一部を自動化することができます。

特に皆さんにやっていただきたいのは、OCO注文やIFO注文などを駆使して、あらかじめトレードの出口、つまり利食いと損切りを予約しておくことです。

どんなトレードも、ポジションを保持し、それを決済することで完了します。よって、既に保有しているポジションに対し、利益確定と損切りが設定されていれば、そのトレードは意図した価格での決済が確定していることになります。

実際にトレードをすれば誰でも実感できますが、リアルタイムの相場において、損失を確定させる損切り注文は強いストレスを伴います。また、利益が出ている局面では、目先の利益を確保したいという欲求が働き、目標価格に達する前に利食いしたくなるもの。

ところが決済注文が予約されていれば、投資家が予約を取り消したり、動かさない限り、確実にその価格で決済されます。相場を見ていなくても良いため、ストレスでトレードが狂いません。

成行でポジションを持つならOCO、指値や逆指値で新規建てするならIFO注文を駆使して、暫定でもかまいませんので、決済注文を入れるくせをつけましょう。決済が入っていないと、そわそわするくらいになれば安心です。

各種注文方式を使い分けて多様なシチュエーションに対応する方法

逆指値注文の使い分け例

<ケース①>
トレンドの続伸や続落を狙って、高値や安値のブレイクアウトをきっかけに新規エントリー

逆指値注文といえば損切り、と認識している方も多いかもしれませんが、新規エントリー時にも活用することができます。現在価格よりもさらに上がったら買い、さらに下がったら売ることで、発生したトレンドについていくトレードになります。逆指値注文をこのように活用する場合、直近の高値や安値に注文を入れるのがセオリーとなります。上昇局面なら、直近の高値を上回る=高値の切り上げで上昇トレンドの条件を満たしていると解釈できるからです。

OCO注文の使い分け例

<ケース②>
成行注文でポジションを取った後、利益確定と損切りの注文をセットしておく

成行注文で新規建てをした後、利益確定と損切りの注文をなるべく早く入れた方が良いです。OCO注文とは、指値と逆指値の二つの注文を同時に入れられるもので、片方が実行されれば、もう片方は解除されます。つまり利食いになれば損切りはキャンセル、損切りされれば利食いにはなりません。OCO注文をしっかり設定することで、その新規ポジションの出口は完全に決まり、勝つにせよ負けるにせよ、投資家側がコントロールできることになります。

IFO注文の使い分け例

<ケース③>
新規ポジションを指値や逆指値で予約するとき、暫定的に利食いと損切りを入れておく

IFO注文とは、新規建てを指値や逆指値で価格予約し、さらに新規建て後の利益確定と損切りもセットできる注文方式です。上の例では今より下がった価格で買いを入れる指値注文を予約していますが、その価格にヒットしたときに、念のため利食いと損切りがセットされるようにしています。いつ相場が急変動するか分かりませんので、ポジションを持った時点で、暫定的に利食いと損切りを設定。時間があるときに、この価格の調整を行えば良いでしょう。

※この記事は、FX攻略.com2017年9月号の記事を転載・再編集したものです

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第2回 スキャルピングを始める前に
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