2018年8月2日

最後は愛ですよ、愛[鹿内武蔵]

FXで稼ぎたいならやっぱり好きじゃないと

「どうやったら、FXで利益を出す人を増やせるか。あるいは、FXで負ける人を減らせるか」

これが私の活動テーマであります。

最近思うのですが、最後は「好きかどうか」なんじゃないかと。FXの世界で成功する人を見ていると、だいたいみんな外国為替証拠金取引、もっといえば相場や投資そのものが大好きな気がします。チャートを分析したり、相場の展開をあれこれ予想したり、FX業界にあるいろいろなサービスを研究したり、こういうこと自体を楽しんで自発的に参加できている人が、トレードで稼げるようになるのではないかと。

FXで実績を出している人は、たいていFX以外の投資も知っていますよ。株や仮想通貨に資金を投じているか、投じていなくても一定の知識は当然のようにあります。なぜなら、投資自体が好きだから。FXで勝ちたいから、FXだけ勉強すればOK、という世界じゃないんでしょうね。

実際のところ、リーマンショックのようにFXが勝ちやすい相場もあれば、2017年の仮想通貨のような、その金融商品限定のバブルもあるわけで、金融全体に精通していた方が良いに決まっています。

お金が100%じゃダメなんだよね

なぜ、FXをやるのか。それはもちろん、お金を稼ぐためです。投資とはそういうものですよね。ただ、100%お金のためだけにFXをやろうとすると、なかなか成功できないです。

なぜなら、単純にお金を稼ぐためだけなら、手段は必ずしもFXでなくても構わないからです。世の中にお金を稼ぐ方法はたくさんありますから。

そして、お金のみが行動の目的となると、得てして人はよろしくないショートカットをするものです。とにかくすぐにお金が欲しくて、安易なやり方に飛びついたり、メンタルを持っていかれて損切りをしなかったり、いきなり巨大なロットでトレードしたりするのです。

FXとは、巨大な一つのリング上で世界中の投資家がぶつかり合うデスマッチ。そしてリングの上には巨額の資金とケタ違いの頭脳を持ったプロがうようよしているわけですから、じっくり腰を据えて戦っていかなければ、すぐさま駆逐されるのが当たり前なのです。ただお金が欲しいだけでは、なかなか成功できないことが分かると思います。

お金が欲しいのは当たり前ですが、「FXをもっと知りたい、この投資を極めたい」というような、純粋な気持ちが、最後にものをいうんじゃないかと思います。

輩が跋扈する流れも結局は同じこと

というのも、お金だけを目的にするのなら、本質的にはトレードなんかしない方が良いという考え方もあるからです。当たり前ですが、FXは投資ですから、お金が儲かるだけでなく、お金を失う可能性が常に背中合わせです。誰かに雇われて仕事をするのなら、働いた分だけお金が減ることはありませんが、FXではそれがありますからね、ごく当たり前のように。

なので、リスクを負い、時にお金を失うこともありながらも、トータルではお金が増えている状態を目指す気概がなければ、FXなんかやらない方が良いですよ。それくらい、プロと戦うのは難しいです。

だからこそ、残念ながら世の中には、さもFXをやっているふりをして、情報でお金を稼ぐ輩もいるわけです。情報で稼ぐのは全く問題ありません。FXで稼ぐ技術がないくせに、あるふりをすることが問題なわけです。でも、彼らにとっては関係ないですよね。お金が儲かれば、何でも良いんですから。

※この記事は、富士山マガジンサービス読者限定FX攻略.com編集部便りに掲載されたものを加筆・編集したものです。

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鹿内武蔵(しかうちむさし)

株式会社tcl代表取締役。2008年のFX攻略.com創刊時から編集部に在籍、本誌と公式サイトの運営に携わる。取材や記事執筆の他、トレーダーとしてFXの運用も日々行っている。好きなテクニカルは平均足、好きな手法はブレイクアウト。

公式サイト:株式会社tcl