オーダーブックとイーサリアム[鹿内武蔵]

パーツを集めてアレンジして作る

FX攻略.com本誌の連載記事でもおなじみ、村居孝美さんは、世界中の超有名トレーダーとの交流がある方ですが、僕が印象に残っているのはラリー・ウィリアムズから彼が聞いた言葉です。

「私はいろいろな人に投資で稼ぐ方法を教えてきて、成功している人はたくさんいますが、私と全く同じやり方の人は一人もいませんよ」

なるほど、と思いました。ともすれば、私も含めた一般トレーダーは、「どこかに最強の手法があり、それさえ知っていれば自分も大儲けできる」と考えがちです。

この考え方自体は、あながち間違っているわけではないです。確かに、優位性のある手法を使いこなすことは、投資で利益を出すためには必須ですから。

ただその手法は、完全に手順が決まっていて、誰もが同じように実行しなければいけないものでもないんですよね。というか、使う人によって、ちょっとずつ違いが出てきて当たり前です。同じ相場でも、そこに参加する人間にはそれぞれ個性がありますから、一律で同じやり方にはならないんです。

なので、投資のトレーニングをする際には、軸となる考え方、優位性のある手法を持ちつつ、それを自分なりの生活や資金、体力、性格などを加味した、自分専用手法としてアレンジしていくのが良いでしょう。

というわけで、宣伝です。GogoJungle内の投資ナビ+というコーナーに、為替鬼さん、もってぃーさん、ケッティーさんといった実力者に取材をし、その分析や手法をシンプルにまとめた動画をお安く販売中です。こちら、ぜひとも手法構築の「パーツ」にしてみてください。詳しくはこちらへ。

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イーサリアムが哭いておるわ

かくいう私も、カニトレーダーさんのオーダーブック(OANDA JAPANで使えるインジケーター)を用いた手法に影響を受け、これに平野朋之さん直伝の平均足改良版、Pivotを加えた環境で、いろいろ手法を実験しております。手応えはちょっとあって、検証を続けていけば、もしかして大化けするかも…という予感がないわけではありません。

オーダーブックは、あらかじめ注文が入っている場所を表していますが、ここがよく支持や抵抗になるんです。いってしまえば、実際に相場参加者が作り出している、機能しやすい水平ライン、トレンドラインって感じですかね。

いやいや、そんなことより、仮想通貨が大変なことになっていますね。雑誌の記事の中では、イーサリアムが2万5000円を割り込んでどうしようと騒いでいますが、このコラムを書いている2018年9月12日時点で、1万9000円を割り込むところまで下落しています。

イーサリアムだけではなく、リップルなどもひどいんですが、イーサリアムは全力でマイニングをしているという、極めて個人的な事情があります。

今後仮想通貨がどうなっていくかは誰にも分かりませんが、消えて無くなってみんなが忘れてしまう未来が待っているなら、今の下落は最終章の始まりです。

逆に再び価値を取り戻していくなら、今はきっと最高にして最後の買い場です。

これがどっちになるかなんて、分かったら人生苦労しない。

ただ、マイニング関連機器の値下がりは始まっています。対応したマザーボードは安くなっていますし、GPUもメルカリで安く出品され始めています。

自分としては、淡々と採掘環境を増強していくのみ。誰もいなくなった鉱山に居座り、黙々と採掘を続けます。鉱石は確かにある。ただし、それがどれくらいの価値を持つのかが分かりません。

※この記事は、富士山マガジンサービス読者限定FX攻略.com編集部便りに掲載されたものを加筆・編集したものです。

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鹿内武蔵(しかうちむさし)

株式会社tcl代表取締役。2008年のFX攻略.com創刊時から編集部に在籍、本誌と公式サイトの運営に携わる。取材や記事執筆の他、トレーダーとしてFXの運用も日々行っている。好きなテクニカルは平均足、好きな手法はブレイクアウト。

公式サイト:株式会社tcl