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編集部コラム

1月3日の相場で稼げました?[鹿内武蔵]

不本意な売買こそ相場を突き動かす

 最近常々、「相場は、みんなが困る方向に進む」ことを実感しています。

 つい最近では、2018年1月3日の朝に、フラッシュクラッシュと呼ばれる瞬間的な大暴落がありました。うまく稼げた人も、やられた人もいるとは思いますが、あの動きなんかその最たる例ですよね。高速機械取引が主要因だったらしいですが、買いポジションを持っていた人の損切りが損切りを呼んだからこそ、ごく短時間での急落となったわけです。

 そう、この「損切りが損切りを呼ぶ」というのが、暴騰や暴落の発生要因ナンバーワンなのです。あるプロが、損切りのことを、「本当ならしたくなかった売買」と表現していましたが、確かに、と納得しました。

 ドル円を100円で買っていたとして、本当なら101円で利食いしたいけど、資産を守るために99円で損切りしましょうと、いろいろな本に書いてありますよね。これ自体は正しいです。でも、ドル円が上昇すると思ってロングしているわけですから、今より安いところで売るなんて、本当はしたくないわけです。

 為替相場には、すさまじい大金が流れ込んでおり、ロング勢、ショート勢どちらも大量に参戦しているため、常に上下の綱引きが繰り返されていて、そうそう一方向には動かないです。

 こういった均衡状態をぶち壊すのが、「不本意な売買」の「連鎖」なんだと自分は解釈しています。少しの人が損切りするくらいでは、相場は大きく動きませんが、損切りで動いた先にさらに損切りがたくさんあれば、ボンバーマンの爆弾が誘爆するかのように、次々に火が付いていきます。

 1月3日についていえば、お正月で朝ゆっくり起きて相場を見たら凍り付いた人も多いのでは? 多くの人が相場を見張れない(手動で危険回避できない)タイミングで、こういった事変が起きることも多いようです。

燃料の有無をオーダーブックで確認

 みんなが困る方向に動く話で、もっと身近な例でいえば、最近僕がハマっているOANDAのオーダーブックですよ。もともとこれは本誌で連載中のカニトレーダーさんの話を聞いて、強烈に興味を持って自分も使い始めたのですが、ポイントになるのは「燃料」です。

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 この表現はカニトレーダーさんがよく使うのですが、トレンドは進行方向に逆指値の注文があるうちは、それを燃料として進みやすい。そして、燃料がなくなればそこで反転しやすい、と。

 チャートを見ていると、確かにそういう動きが多いんです。上昇しているときなら、もっと上に買いの逆指値注文があるうちは、それを消化するところまでは上がりやすいんですね。この法則を知ってから、これまでより利益を伸ばせるようになりました。

 そうなんです。この考え方も、やはり人を困らせる相場の動きなんです。

 逆指値とは、今より高くなったら買い、今より安くなったら売る、という予約注文のこと。これって、主に損切りで使われるんです。売っている人が、上がってしまってやむなく買いの損切り。買っている人が、下がってしまってやむなく売りの損切り。

 だから、逆指値を燃料として進む、つまり逆指値を狩りに行く動きこそ、人を困らせる値動きそのもの。ストップロスを付けさせにいく、というやつですね。

 相場は誰かが負けないと、誰かが勝てない仕組みになっていて、こればかりはどうしようもありません。そういうものと思うしかないのです。

 急激な値動きにうまく乗れて、大きく稼ぐことができたとき、それはたくさんの人々の屍の上に成り立っているのです。もちろんそこに罪の意識などありませんけどね。

※この記事は、富士山マガジンサービス読者限定FX攻略.com編集部便りに掲載されたものを加筆・編集したものです。

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