2019年5月9日

きっと開花する中年からのFX[鹿内武蔵]

十代からFX、めっちゃうらやましい

 このコラムと一緒に入っている5月号の編集後記にも書いたのですが、最近は学生時代からFXをやっていた方が増えてきました。もうね、うらやましくてしかたないです。

 だって、学生のときって、ものすごく時間と体力があるじゃないですか。そして集中力が全然違う。それでいてお金はそんなにないわけですから、必然的に一つのことに熱中せざるを得ないわけです。多重タスクに包囲されているオトナと違って、非常にシンプルに一つのことを徹底できます。

 僕は中学生のときからバンドでベースを弾いていますが、今でも人前で最低限の演奏ができるのは、学生時代に自然と長時間触っていたからです。社会人のバンドサークルに在籍していたこともあるのですが、オトナになってから楽器を始めた人で、一定以上のレベルになった人はいなかったです。それくらい学生のときから、十代から何かを始めるというのは、圧倒的に有利です。

心身に余裕がないと目先の勝ち負けのみに

 逆にいえば、仕事や家事をこなしながら、何か一つに打ち込むというのは、FXに限らず相当なエネルギーと集中力を要します。

 そのことを実感したのは、ちょっと前の仕事がとても忙しかった時期。それでもFXの勉強やトレードはやらなきゃと思って、合間合間にチャートを開くのですが、焦ってすぐトレードをしてしまうのですよね。心身に余裕がある時期なら、「このチャートの形はどうなんだろう?」と、いろいろ検討していました。

 でも余裕がないと、とりあえずエントリーして、とりあえず勝ち負けして、となってしまいました。

 もちろん勝ち負けは最終的な目標なんですけど、個別のトレードでは目指すものではないと思います。長い目で見ておいしいポイントで入る、おいしくないポイントでは入らない。そして利益は伸ばし、損失は早めに確定する。こういうことの積み重ねで、統計的にお金が増えている状態を目指すものがトレードと思っています。なので、なぜ入ったか、なぜ勝ったか、なぜ負けたかという部分が大切。でも、余裕がないと、こういった時間がかかり、深く取り組まないと到達できないところを避けて、分かりやすいけど浅い、勝ち負けの部分にばかり固執してしまいます。

いつか開花する、やめたら終わり

 それこそ楽器と同じで、結局のところものすごく長い時間を費やさないと、投資で稼げるレベルに到達しないのでしょうね。それをオトナになってからやるのは、並大抵のことではないと思います。

 それでも、僕は稼ぎたい。皆さんもきっとそうだと思います。そのためには、短期決戦か、長期戦のどちらかしかないのでしょうね。

 3月号にケッティーさんと順張りいっちゃんの対談が載っていますが、どこかのタイミングで集中して一気にうまくなるのが、一番の早道だと思います。実際に順張りいっちゃんはそのような短期集中型のトレーニングで、一気に勝てるトレーダーになりました。

 ただ、そういう時間を確保できない方もいますよね。僕もそうです。その場合は、とにかく長くFXに触れ続けるしかないと思います。毎日チャートを見る。同時にいくつかのアイデアを、実際の相場で試す。もちろん大負けすると続けられなくなるので、ロットサイズは抑え目です。

 短期決戦でも、長期戦でも、目先の勝ち負けにこだわりすぎないことだと思います。優位性のあるトレードにどっぷり浸かれば、結果はついてきますよね。きっと、開花する日は来るのです。

※この記事は、富士山マガジンサービス読者限定FX攻略.com編集部便りに掲載されたものを加筆・編集したものです。

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鹿内武蔵(しかうちむさし)

株式会社tcl代表取締役。2008年のFX攻略.com創刊時から編集部に在籍、本誌と公式サイトの運営に携わる。取材や記事執筆の他、トレーダーとしてFXの運用も日々行っている。好きなテクニカルは平均足、好きな手法はブレイクアウト。

公式サイト:株式会社tcl