今年最後の天王山!今夜のFOMCで方向性を示せるか[井口喜雄]

トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。

今夜は今年最後のビッグイベントとなるFOMCが予定されています。今回のFOMCでは利上げがほぼ100%織り込まれているのでイエレンFRB議長の定例記者会見が焦点になります。景気動向やインフレへの認識を確認することになりますが、今夜のFOMCに向けて今一度戦略を練っていきましょう。

FOMCは方向性を示せるか

まず先週の米雇用統計ですが、非農業部門雇用者数は予想を上回り、失業率は予想通り、平均時給は予想を下回り好悪が混在する結果となりました。全体的に見れば良い数字と経済は好調を維持しており、悪い数字ではありません。しかし、マーケットは良好だった非農業部門雇用者数には反応せず、予想を下回った平均時給に反応しました。つまり、マーケットは堅調なファンダメンタルを無視してインフレ動向を焦点にしているのです。 

そうしたなか、今夜のイエレンFRB議長の記者会見があり、当然インフレ見通しが気になるところです。イエレン議長の足もとの発言を整理してみるとインフレ低下に懸念を示しているだけに、今回の会見でもこれまでのスタンスを強調するようだとハト派的なイメージからドル円は下落します。しかし、今回のFOMCではイエレン議長が任期最後の記者会見となるだけに少し違った展開を見せるかもしれません。今回が最後ということでバランスシート縮小に向けて金融正常化への意思を明確にする可能性は高く、最後にタカ派スタンスをとるならばドル円上昇につながります。 

イエレン議長が最後にどのような発言をするかはわかりませんが、やや後者の可能性が高いと思っています。 

尚、来春退任するイエレン議長の発言ということで重要視しないといった声も聞こえますが、新しいFOMCメンバーでドラスティックな政策変更があるとは思えず現状を踏襲していくのであればそれなりに動くと思います。 

また、FOMCメンバーによる2018年利上げ回数予想ですが現在のところ3回の利上げがコンセンサスですから2回ならドル安の反応へ、4回ならばドル高に振れますのでドットチャートで確認することもポイントになります。

リスク要因散見も一時的か

FOMC以外の要因ですと引き続きロシアゲート問題や北朝鮮リスクも燻ぶっておりますが、これらはヘッドラインを見ながら対応するしかありません。急落したところがあれば一度は買っていけると思います。また、クリスマスや年末に向けてIMMのポジションはある程度、閉じてくると思っていましたが、逆にドルロングが増えています。ここにきて強気判断は気になるところではあります。これは年末に向けて投機筋が自信を持った証拠でもあり、迂闊にショート攻めは危険かもしれません。

上値は114.50円がターゲット

上値はまず日足一目均衡表雲上限を抜け出すことができるかどうかになります。仮に上抜けに成功した場合、次は114.50円(赤線)の攻略がカギとなります。今年3月以降3回トライして3回とも跳ね返された強固なレジスタンスです。テクニカル的には上値を試しやすい展開になっているので同ラインを上抜けるようであれば次のステージへ。止められるようなら年内レンジとの見方もできます。下値は21日移動平均線(緑線)の差し掛かる112.40円付近を想定しています。 

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井口喜雄(いぐち・よしお)

トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、主に貴金属や石油製品のコモディティー市場を中心としたカバーディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズから見た為替分析に精通しているほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。FX攻略.com公式サイトでもコラムを連載。

公式サイト:トレイダーズ証券

twitter:https://twitter.com/yoshi_igu

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