ディーラーによる今週のドル円「これでいいのか?FX」[国府勇太]

こんにちは。国府勇太です。

さっそく先週のドル円の動きを振り返っていきましょう。
見るのは日足です。

先週の一言「FOMCで下落!」

先週を一言で表すと「FOMCで下落!」です。 

12月4日(月)に113.51円でスタートしたドル円。
前週までの上昇の勢いに乗りきれず、4日(月)、5日(火)は小動きでした。

そして、6日(水)は注目のFOMC。
結果は予想通りの「利上げ」(0.25%)発表で、まったくサプライズのない展開となりました。

しかし、この発表後、ドル円は大きくさげました。

なぜでしょうか?

通常「アメリカが利上げ→ドル上昇」が教科書通りの展開ですが、この利上げはすでに織り込まれていたため、発表をうけむしろ落ち着いた結果です。

このように、FXは結果そのものではなく、マーケットのコンセンサス(総意)が重要です。
雇用統計などの重要指標でも同じことが言えますが、いくらアメリカの経済指標が強くても「マーケットのコンセンサスがそれを織り込み済みならば」ドル円のインパクトは少ないです。

そういう意味で、ファンダメンタルズ分析においては「アメリカの経済は今後どうなるか?」ではなく「アメリカの経済は今後どうなるか?と、マーケットのコンセンサスが考えているか?」を考える必要があります。

話を戻しますが、下落は15日(木)に112円で下げ止まりました。
そして16日(金)は反発。結局112.62円で週末クローズしました。

ドル円、今週の見通し

SMA(単純移動平均線)をプロップしてみましょう。
パラメータ(設定値)は以下です。

短期線:5
中期線:25
長期戦:75

3本の線が密集してきています。
つまり動きがない(読めない)展開ということ。

正直まったくおもしろくない展開です。
ミセスワタナベがFXから仮想通貨に流出してしまうのも理解できます。

参考:ブルームバーグ ビットコイン価格急騰の裏に「ミセス・ワタナベ」

もう年末が近づいてきました。無理は禁物です。
毎年この年末の時期は市場参加者が少なくなってきて動きがチョッピー(レートが飛んだり跳ねたりすること)になりやすいです。
トレードをする人は十分に注意しましょう。

では、今週もリスク管理に気をつけてトレードしていきましょう。

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国府勇太(こくぶ・ゆうた)

ワイジェイFX株式会社ディーリング部。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知りその魅力に取りつかれ、より深く知りたいとの思いからヤフーグループのYJFX!に入社。現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。「マネーライフの課題解決」がモットーで、わかりやすい解説に定評がある。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト。

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