ディーラーによる今週のドル円「2018年のFXは一味違う?」[国府勇太]

国府勇太です。 

謹んで新年のご挨拶申し上げます。
今年も皆様の投資のお役に立てるように少しでも良い記事を書いていく所存です。
本年も変わらぬご指導・ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

さっそく先週のドル円の動きを振り返っていきましょう。
見るのは日足です。

先週の一言「大きく下落」

先週を一言で表すと「大きく下落」です。 

1月8日(月)に113.124円でスタートしたドル円。
今週はすべて陰線(いんせん:その日の始値より終値のほうが安い)で、軟調な展開が続きました。

大きなニュースはないのですが、9日(火)には、日銀が国債買い入れオペで「超長期債の購入額を減額」しました。

「国債買い入れオペ?」「超長期債?」「両者の関係がよくわからない」という方もいらっしゃるかとおもいます。わかりやすくいうと、一般的に日銀の行うオペレーション(公開市場操作)と金利の関係は以下となります。

1.国債買い入れオペで購入額を増額 → 国債の価格は上昇 →「長期金利は低下」→ ドル円上昇(円安)
2.国債買い入れオペで購入額を減額 → 国債の価格は下落 →「長期金利は上昇」→ ドル円下落(円高)

今回は、2のパターンですね。 

このオペを受けてドル円は下落(円高)し、続く10日にはサポートとして機能していた112円を割れたことでさらに下落が加速。

結局下落トレンドは止まらず、週末12日(金)にはとうとう一時111円割れし、結局111.049円で週末クローズしました。

「2018年のドル円の動きは一味ちがうかもしれない」と思わせる動きでした。

ドル円、今週の見通し

ラインを引いてみましょう。
ラインはここです。

111円ちょうどのラインです。
実は、今テクニカル的にものすごく重要なポイントに来ています。
このラインを割れば、去年の9月から続くレンジ相場も終わりを告げて新時代に突入します。

その場合、下げは一気に加速して110円を割る展開も十分考えれます。

しっかり割るならショート、反発を見せたらロングというトレードが投資の王道です。
間違っても逆のトレードはしないよう注意して下さい。

その際、損失(アゲインスト)の方向に進んだらしっかり損切りもしましょう。

FXは損切りをしっかりしないと勝てません。
見通しが誤っていたら、損切りをしてポジションをゼロの状態(スクエア)にして、また見通しを練り直せばいいのです。 

最近は仮想通貨(とくにアルトコイン)投資が活発ですが、ボラティリティがポンド円(FXでもボラティリティが特に大きい)より大きく、初心者が安易に飛び込むと大怪我をします(特に短期トレードの場合)。

注意して下さい。 

では、今週もリスク管理に気をつけてトレードしていきましょう。

記載の内容は作成者の個人的見解であり、ワイジェイFX株式会社の見解ではありません。また、記事の内容はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、作成者及び、ワイジェイFX株式会社は一切の責任を負いません。投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断で行って下さい。

国府勇太の写真

国府勇太(こくぶゆうた)

ワイジェイFX株式会社ディーリング部。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知りその魅力に取りつかれ、より深く知りたいとの思いからヤフーグループのYJFX!に入社。現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。「マネーライフの課題解決」がモットーで、わかりやすい解説に定評がある。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト。

公式サイト:YJFX!