FXオプション取引 基本と戦略

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    2018年9月14日
    FXオプション取引 基本と戦略|第6回 FXオプションの主要取り扱い会社[大西洋平]
    国内において取引できる業者は限られている とことんハイリターンを追求できるのはもちろん、リスクヘッジにも活用できるFXオプションですが、日本ではあまりメジャーな存在ではないのも事実でしょう。なぜなら、ほとんどの国内FX会社はバイナリーオプションだけに取り扱いを限定しているからです。 そこで、今回は具体的にどこで取引できるのかを紹介することにしましょう。まず、国内においてバニラ・オプション(通常のFXオプション)を取引できる唯一の存在がサクソバンク証券です。金や銀といった貴金属と米ドルとのペアも含めて、約40銘柄のオプションを売買できます。同社はデンマークの首都・コペンハーゲンを本拠とする投資銀行のグループ会社で、日本には2008年に進出しています。 また、eワラント証券が発行しているカバードワラント(eワラント)にも7通貨(米ドル、ユーロ、豪ドル、英ポンド、カナダドル、NZドル、南アフリカランド)を投資対象としたものがあります。カバードワラントとはオプションを証券化した金融商品で、やはり「買う権利(コール)」や「売る権利(プット)」を売買できます。  通常のオプションとの相違点の一つは…
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    2018年6月21日
    FXオプション取引 基本と戦略|第5回 攻めにも守りにも活用できるゼロ・コスト・オプション[大西洋平]
    ストップロス不要のトレードが可能 為替に限らず、あらゆる相場では自分の思惑と反対方向に動くことが日常茶飯事です。そこで、そのような事態に備えて、あらかじめストップロスを置いておくのがトレードの鉄則とされています。その点、オプション取引はストップロスを設定する必要のないトレードが可能です。上昇が見込まれる局面では、あらかじめ定められた「権利行使価格」で買う権利(コール)を買えば良いのです。 そうすれば、上昇に応じて利益が拡大する一方、意に反して下落した場合も損失が限定されます。逆に下落しそうな局面では、あらかじめ定められた権利行使価格で売る権利(プット)を買います。すると、下落すればするほど利益が膨らみますし、期待を裏切って上昇した場合の損失も限定されています。 この限定されている損失分とは、オプションの取引価格である「プレミアム」のことです。今後の動きに対してかなりの確信を抱いている局面では、プレミアムの負担が余計なコストだと感じるトレーダーも少なくないでしょう。通常のFXなら、あえてストップロスを置かずに強気の勝負を挑めます。 利益拡大を狙う戦法 実は、オプション取引でもそういった強…
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    2018年6月16日
    FXオプション取引 基本と戦略|第4回 プレミアムの変動状況を計る指標[大西洋平]
    取引価格の変動状況を計る六つの指標 オプションとはあらかじめ定められた期日(もしくは期日内)に、同じくあらかじめ定められた「権利行使価格」で買うという権利(コール)、あるいは売るという権利(プット)を取引するものです。そして、その取引価格を「プレミアム」と呼んでいること、それは日々変動していることについても、既にこれまでの当連載で説明しました。 今回は、プレミアムの変動状況を計る指標について触れておきたいと思います。「ギリシャ指標」と呼ばれるもので、 ① デルタ ② ガンマ ③ ベガ ④ セータ ⑤ ロー ⑥ アルファ— という六つの種類があります。もっとも、⑤や⑥までこまめにチェックしているトレーダーはかなり少数派でしょう。したがって、ここでは①〜④について説明を進めることにします。 ① デルタ まず、①の「デルタ」は原資産となっている通貨ペアの値動きに応じて、プレミアムがどの程度の変化を示しているのかを数値化したものです。デルタが0なら全く変動しておらず、1なら全く同じ変動となっていることを意味しています。 ② ガンマ これに対し、原資産となっている通貨ペアの値動きに対するデルタの…
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    2018年6月9日
    FXオプション取引 基本と戦略|第3回 オプション取引の種別[大西洋平]
    権利行使のルールはタイプによって異なる これまで2回にわたってオプション取引の仕組みについて解説してきましたが、今回はその種別について触れておきましょう。まず、オプションは「アメリカンタイプ」と「ヨーロピアンタイプ」にほぼ大別できます。両者の違いは、権利行使に関するルールです。 アメリカンタイプは、満期日以内ならいつでも権利を行使できます。これに対し、ヨーロピアンタイプが権利を行使できるのは、満期日だけに限定されています。つまり、アメリカンタイプの方が柔軟に対応できるわけです。このため、ヨーロピアンタイプと比べてプレミアムが高めになっています。 これら二つと比べればマイナーな位置づけといえますが、他にもオプションには「バミューダタイプ」と呼ばれるものも存在しています。こちらはアメリカンタイプとヨーロピアンタイプの中間的な内容のルールになっているのが特徴です。満期日までに権利行使が可能な日がいくつか設定されているのです。 バミューダタイプはもっぱら債券のオプションなどに用いられているタイプで、為替ではあまりなじみがありません。ただ、このようにオプションの権利行使については異なるルールが混…
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    2018年5月30日
    FXオプション取引 基本と戦略|第2回 オプション取引で重要な三つの用語[大西洋平]
    実質的な値打ちを本質的価値と呼ぶ FXオプション取引にはいくつかの専門用語が関わってくるため、難解そうなイメージを抱く投資家も少なくなさそうです。しかしながら、それらの意味を理解しておけば状況把握もスピーディーになり、機敏な投資判断が可能です。今回は、特に重要な意味を持つ三つの用語について説明することにしましょう。 オプションの「本質的価値」がどのような状態になっているのかを表現する用語に、 ① イン・ザ・マネー(ITM) ② アット・ザ・マネー(ATM) ③ アウト・オブ・ザ・マネー(OTM) と呼ばれるものがあります。本質的価値とは、オプションの「権利行使価格」と「原資産(対象通貨ペア)」の市場価格との差額です。その時点におけるオプションの実質的な値打ちを示します。 重要用語①|イン・ザ・マネー(ITM) 順を追って説明していくと、まずITMは「本質的価値>0」の状態で、そのオプションを買っている投資家が権利を行使すれば利益が発生することを意味しています。コール(買う権利)の場合は「権利行使価格<通貨ペアの市場価格」、プット(売る権利)の場合は「権利行使価格>通貨ペアの市場価格」と…
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    2018年5月11日
    FXオプション取引 基本と戦略|第1回 オプション取引とは?[大西洋平]
    バイナリーだけではないオプション取引 ほとんどの国内FX業者はバイナリーオプションしか取り扱っていませんが、実はFXオプション取引にはさまざまなタイプがそろっています。それぞれの特徴を生かして上手く使い分ければ、あらゆる相場展開に対応したトレードが可能です。 では、そもそもオプション取引とはどういったものなのでしょうか? 先物取引やスワップ取引などと共に、デリバティブ(金融派生商品)として位置づけられ、最先端の金融取引です。具体的には、特定の「原資産」を特定の期日までに、特定の価格で買う(もしくは売る)という権利を、投資家同士が取引する仕組みになっています。 FXオプション取引の場合、「原資産」となるのは通貨ペアです。そして、特定の期日を「権利行使日」、特定の価格を「権利行使価格」、「買う権利」をコール、「売る権利」をプットと呼んでいます。 取引の選択肢は、 ① コールの買い ② コールの売り ③ プットの買い ④ プットの売り の四つとなります。相場が上昇すると予想したら、①の「買う権利」の買いか、④の「売る権利」の売りを選ぶことになります。逆に下落するとにらんだら②の「買う権利」の…