【FX手法】チャートパターン出現がエントリーサイン!20EMAを利用した王道の順張り手法[齊藤トモラニ]

【FX手法】チャートパターン出現がエントリーサイン!20EMAを利用した王道の順張り手法[齊藤トモラニ]

FX戦略のポイント

FX戦略のポイント

  • テクニカル:移動平均線(20EMA)
  • トレード時間軸:1時間足
  • 狙い目の通貨ペア:ドル円
  • この戦略のメリット:大きなトレンドに乗れる、利食いも損切りも明確

新規

  • 1時間足で価格が20EMAより上にあり、なおかつ20EMAが右上がりに傾いていること(上昇トレンドであること)を確認
  • チャートパターンが出現したら、その上ラインから5pips+スプレッド分1pipのところでエントリー

決済

  • 直近安値から5pips下に逆指値注文を入れる
  • 損切り幅と同じ値幅を取ったところに指値注文を入れる

※「戦略のポイント」や本文は、上昇局面のロングを想定し解説しています。下降局面のショートでは、その逆のルールとなります。

相場はストーリー想像する力を磨く

 このFX手法は単純な相場の上げ下げを予想するだけでなく、値動きを一つの物語として捉え、複数のストーリーを想定する力を養う目的があります。

 まずは環境の認識ですが、今の相場が上がっているのか、下がっているのかは期間20のEMAを使います。こちらのローソク足との位置関係と傾きで、シンプルにトレンドを判断します。

 エントリーのチャンスは、チャートパターンを基準にします。ペナント・フラッグ・レンジといった、トレンド発生中の一時的な小休止状態(押し目や戻り)で出やすい形が出たら、トレンドの継続を狙ってエントリーします。

 このFX手法の場合、エントリーはブレイクアウトとなります。ブレイクアウトは、あらかじめエントリーポイントに逆指値の新規注文を設定できるメリットがあります。ただし、ブレイクしたと見せかけて反転するダマシのパターンも多いため、基準になる高値や安値の6pips先で新規エントリーをしましょう。

 ポジションを取ったら、まず損切りの逆指値注文を入れます。買いの場合なら、直近の安値から5pips下で損切りです。その損失幅と等しい利益が得られるように、続いて利益確定の指値注文を入れます。つまり、リスクリワード1対1の決済注文をOCOで入れるわけです。

ポイント1|移動平均線は種類によって感度が異なる

ポイント1|移動平均線は種類によって感度が異なる

移動平均線とは?

移動平均線は、その時点からさかのぼった、ある期間の平均価格を線で結んで連続表示したものです。最もメジャーなテクニカル分析指標で、相場のトレンドを把握したり、売買のタイミングを計ったりできることから多くのトレーダーに愛用されています。なお、一口に移動平均線といっても、さまざまな種類が存在します。

20EMAを用いてトレンドを見極める

上のチャートには、単純移動平均線(SMA)と指数平滑移動平均線(EMA)を表示しました。いずれも期間は「20」という設定ですが、EMAの方が値動きにより早く反応していることが分かります。トモラニさんは、SMAではなく反応が早い20EMAを利用します。

ポイント2|上昇・下降を示唆する代表的チャートパターン

ポイント2|上昇・下降を示唆する代表的チャートパターン

チャートパターンって何?

チャート上に現れる連続したローソク足の連なりで作られる特定の形状をチャートパターンと呼びます。トレンドの転換や続伸の際にはチャートパターンが出現することがあるため、そのパターンを覚えておけば、将来の値動きを予測することも可能です。基本的に、トレンドが一服して停滞する局面で現れます。

特定の形から相場の転換点が分かる!

このFX手法は、ローソク足3~12本くらいで形成される小さなチャートパターンの出現をエントリーのサインとします。上に挙げたペナント・フラッグ・レンジは停滞からトレンドが発生(トレンドに回帰)するパターンです。

ポイント3|ブレイクアウト後に一呼吸待ってエントリー

ポイント3|ブレイクアウト後に一呼吸待ってエントリー

ブレイクアウトとは

トレンドに追従する売買手法の一つで、上昇トレンド中なら、ある高値を更新したところで新規で買う、下降トレンド中なら、ある安値を更新したところで新規で売る戦略です。エントリーの基準が明確で分かりやすいというメリットがある反面、直後に反転するダマシが発生しやすいというデメリットもあります。

焦らずエントリーすることが大切

ブレイクアウトは、その時点での高値・安値を越えたタイミングでエントリーする手法ですが、トモラニさんはダマシを回避するため、すぐにエントリーするのではなくいったん様子を見ます。そして、ブレイクアウトした方向に少し進んだところ(6pips程度先)でエントリーします。

ポイント4|相場の物語を描くストーリーディング

ポイント4|相場の物語を描くストーリーディング

先を想像する能力を養う

ストーリーディングは、上昇・下降を予測するものではなく、上下どちらの可能性が高いのか、もし持っているポジションが損失になってしまったらどう対処するか、相場が上や下に動いた際にどう対処していくか…などを売買する前に一つの物語として考える技術のことです。

練習することで精度を高められる

いきなり相場の物語を描くことは難しいので、まずは訓練しましょう。例えば、ドル円チャートを開いてチャートがどうなったら上がるのか下がるのかを考え、その先を想像してみてください。また、相場が止まっている土日に翌週のストーリーを描く練習も効果的です。

エントリー|スプレッド分も考慮して価格を決める

エントリー|スプレッド分も考慮して価格を決める

1.1時間足で価格が20EMAより上にあり、なおかつ20EMAが右上がりに傾いていること(上昇トレンドであること)を確認

2.チャートパターンが出現したら、その上ラインから5pips+スプレッド分1pipのところでエントリー

逆指値を使ってエントリーしよう

エントリーは成行注文でも構わないのですが、できればレンジの出現が確認できた時点で、現在のレートより「上がったら買う」逆指値注文を入れましょう。予約設定しておけば、せっかくのチャンスを逃すこともありません。

決済|損切り幅と利食い幅を1:1に固定

決済|損切り幅と利食い幅を1:1に固定

3.<利確>損切り幅と同じ値幅を取ったところに指値注文を入れる

利食い幅は先に決まった損切り幅と同じ値幅とします。新規エントリー価格にその利食い幅を足した価格に、指値注文をセットしましょう。

3.<損切り>直近安値から5pips下に逆指値注文を入れる

エントリーと同時に必ず損切りもセットします。直近の安値から5pipsほど下の価格に逆指値注文を入れます。なお、損切り幅が50pips以上と大きくなってしまう場合はエントリーしないのも一つの手です。

トレード例①|フラッグからの上昇で難なく利確(ドル円1時間足 2019年2月4日)

トレード例①|フラッグからの上昇で難なく利確(ドル円1時間足 2019年2月4日)

①ローソク足が20EMAの上に位置し、20EMAが右上がり=上昇トレンドと判断

②フラッグが出現したので、その上ラインから6pips先の価格でエントリー

③直近安値から5pips下の価格に損切りの逆指値注文を、損切り幅と同等の値幅で利益確定の指値注文をセット

④利食い価格に到達して決済

トレード例②|レンジブレイクで30pipsを獲得!(ドル円1時間足 2018年12月24日)

トレード例②|レンジブレイクで30pipsを獲得!(ドル円1時間足 2018年12月24日)

①ローソク足が20EMAの下に位置し、20EMAが右下がり=下降トレンドと判断

②レンジが出現したので、その下ラインから6pips先の価格でエントリー

③直近高値から5pips上の価格に損切りの逆指値注文を、損切り幅と同等の値幅で利益確定の指値注文をセット

④利食い価格に到達して決済

トレード例③|上昇トレンドで二度利食いに成功(ドル円1時間足 2019年1月17日~1月18日)

トレード例③|上昇トレンドで二度利食いに成功(ドル円1時間足 2019年1月17日~1月18日)

①上昇トレンドであることを確認後、ペナントが出現したのでエントリー

②損切りの逆指値注文と利益確定の指値注文をセット→利食い価格に到達して決済

③さらにフラッグが出現したので続けてエントリー

④こちらも利食い価格に到達して決済。2回のトレードで合計50pips獲得できました

トレード例④|ロングでエントリーするも損切りに(ドル円1時間足 2019年1月8日)

トレード例④|ロングでエントリーするも損切りに(ドル円1時間足 2019年1月8日)

①ローソク足が20EMAの上に位置し、20EMAが右上がり=上昇トレンドと判断

②フラッグが出現したので、その上ラインから6pips先の価格でエントリー

③直近安値から5pips下の価格に損切りの逆指値注文を、損切り幅と同等の値幅で利益確定の指値注文をセット

④損切り価格まで逆行して決済

※この記事は、FX攻略.com2019年4月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。

齊藤トモラニの写真

齊藤トモラニ(さいとう・ともらに)

老舗のFXスクールWin-invest Japan株式会社代表取締役。日々受講生のサポートと助言情報サービス配信を行なっている。各証券会社でのセミナーも数多く手がけ、ひまわり証券、JFXの芳彦の部屋、トレイダーズ証券等でセミナーも行なっている。ひまわり証券では日々のレポートも執筆中。著書はパンローリング社の『FXデイトレード』。

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