グローバル展開する国内FX会社
OANDAは本部がある米国をはじめとして、シンガポール、カナダ、英国、オーストラリア、そして日本とグローバルに展開するFX会社です。その一角であるOANDA Japanは、日本の金融庁の認可を受け、日本のルールに基づいて運営されている国内のFX会社です。
OANDAの中核をなす「ラボ」「エデュケーション」「インフラ」の三つの柱は、このFX会社が特に力を入れているものです。これらが相互に好循環を作り出すことで、投資家の成長をうながしてきたからこそ、OANDAというFX会社も成長を続けてきました。単に取引プラットフォームを提供するだけでなく、利用している投資家がFXの世界で成功を収めることができる環境の構築を目指して、OANDAは運営されています。
理想のシナジーで成功する投資家に
それぞれを見ていきましょう。まずラボは、トレード成績に直結する、有用な情報や分析ツールを提供しています。誰でも無料で使えるものと、OANDAの口座を保有していると使えるもの、一定以上の取引をすると使えるものと、いくつかのステージに分かれて各種ツールは提供されています。また、ラボ(研究所)という名前の通り、成績上位、下位のトレーダーの投資パターンを抽出したデータや、自身のトレードの傾向を分析できるコンテンツも利用できます。
エデュケーション(教育)では、FXのトレードをしていく上で必要な知識、技術を、無理なく学べる教材を利用できます。教材には、記事と動画の2タイプが用意されています。
インフラは、取引環境のことです。OANDAは、約定力に強いこだわりがあり、投資家にとって有利、かつ公平な環境構築を常に目指しています。また、全部で4種類の取引プラットフォームが利用でき、それぞれに良さがあります。十分吟味して、取引環境を決定しましょう。
三つの柱の相乗効果で投資成績にコミット
ラボ
チャート分析ツール
オートチャーティストをはじめとして、多数の相場分析ツールを利用できるため、スタイルに応じた分析が可能。
相場情報の発信
公開されている客観的なデータを基に、戦略が構築できます。写真は成績上位者と下位者の投資傾向。
取引のパフォーマンス分析
自分のトレード結果が集計、データ化されるため、得意な展開や苦手な時間帯などが明らかになります。
エデュケーション
知識が身につくWEB記事
FXの世界で結果を出すための記事が多数更新されています。必要なものを、徹底的に読み込みましょう。
動画でFXを学ぶ
トレード画面など、動く映像の方が理解しやすいコンテンツの多くは動画化されています。
インフラ
高速かつ堅牢な約定エンジン
約定の性能に継続してコストをかけているため、高速、そして安定感のあるトレードが期待できます。
豊富に揃った取引プラットフォーム
MT5、MT4、TradingView、fxTradeで、ニーズに合わせた取引が可能です。
アイデアから手法の形を作る
FXのトレードで成功を収めるためには、優位性のあるトレード手法を構築し、それを長期的に実践する必要があります。
そういったトレード手法を構築するためには、その土台となる知識や条件が必要です。「こういう傾向のとき、こういう値動きになりやすい」といったトレードのアイデアです。
こういったアイデアを見つけるためには、相場の基本的な知識を身につけるところから始まります。これには、エデュケーションを活用すると良いでしょう。
また、ラボで多数公開されているツールも有効です。こういう手法の原型は、できるだけ言語化でき、曖昧な裁量判断が入らないことが望ましいです。
できた手法はテストをする
投資手法が完成したら、本当に優位性があるかを過去のデータを用いてテストすることをお勧めします。過去のチャートを見ながら、検証をしてみましょう。MT5やMT4、TradingViewでプログラムを書くことで、素早く大量のデータのバックテストを行うことができます。
バックテストで一定の手応えを感じたら、実際の相場でテスト(フォワードテスト)を行いましょう。
フォワードテストは、デモ口座でも可能ですが、実際の相場の臨場感を味わうにためにも、少額取引がお勧めです。ちなみにOANDAでは、fxTradeやTradingViewでは、1通貨から、MT4では1000通貨からの取引が可能なので、コストを抑えながらリアルな環境でテスト運用を行うことができます。
また、リアル口座で行った取引は、OANDAが提供する取引の分析ツール「取引のパフォーマンス機能」をご使用いただけるので、実際に行ったトレードをさまざまな角度から分析し、効率的に改善点を探すことができます。
優れたインフラで実運用を続ける
これはという手法が確立できたら、いよいよ本番の運用になりますが、ここでOANDAの強力な約定性能が生きてきます。見えているスプレッドからのスリッページが少なく、バックテストからの乖離が少ないトレード結果が期待できます。もちろん、実運用を続けながらも、取引のパフォーマンスチェックは忘れずに。
実運用時には、どのプラットフォームを選ぶかも大切なポイント。OANDAの高速約定のメリットを最大限に生かすなら、MT5がお勧めです。未体験の方向けに、操作方法を学べるコンテンツがエデュケーションに揃っています。
チャート分析を主体とした、優位性のあるトレード手法を構築する流れの一例です。エデュケーションで学ぶなどして得た知識から、「こういう風にトレードをすれば利益が出るのではないか」というアイデアが浮かんだら、それをルール化してみましょう。このとき、できるだけ曖昧な要素がないルールを作ることがポイントです。できたルールは、検証によって本当に優位性があるのかをテスト後、実践投入となります。
【ラボ】人気分析ツール「オーダーブック」で相場のバランスを読む
上のオーダーブックはMT5に表示したものです。チャート上にそのまま重ねられるため、値動きとオーダー情報との関係を目で見て理解しやすくなっています。
ポイント
- 世界中のOANDA顧客の注文やポジションを集計し、視覚化したもの
- WEBページで閲覧できる他、MT5、MT4、fxTradeといった各種取引ツールで表示ができる
- 注文やポジションの偏りから相場の流れを予測可
顧客が入れている指値や逆指値の注文、既に保有されている買いと売りのポジションがどこの価格帯にあるかを視覚化する人気のツールです。OANDAはグローバルなFX会社であり、日本だけでなく世界中に顧客がいるため、情報の偏りが少なく信頼性が高いといわれています。
オーダーブックを使いこなすためには、「純額」と「売り買い両方」の設定を使いこなす必要があります。純額はその価格帯における注文やポジションを差し引きし、多い方のみを表示したもの。売り買い両方はどちらもそのまま表示したものになります。
【ラボ】自身の取引パフォーマンスを分析
ポイント
- 過去のトレード結果を用いてさまざまな角度からの分析結果を表示
- データは口座ごとに表示できるので、サブアカウントごとの分析も可能
- 目標とする期待損益率、勝率等を設定すると、現在の結果との乖離を視覚的に確認できる
- 過去の取引結果を出力し、Excel等でオリジナルの分析も可能
- デイトレード用に、日別のトレード内容をリアルタイムでモニタリングすることも可能
「取引のパフォーマンス」では、これまでに自分が行ったトレードをさまざまな角度でチェックすることができます。勝率はもちろん、利益に対して、どの程度のリスクをとっているか、時間帯別にトレードのパフォーマンスに偏りがないか、勝敗別でポジションの保有時間に偏りはないか等を客観的なデータでチェックすることができるので、自分のトレードの強みを生かしながら、改善点を炙り出すことができます。
また、裁量トレードだけではなく、MT4のEAを用いた自動売買による取引の場合も同様に分析できます。インターネット等で入手するEAのほとんどは、細かい売買ロジックは未公開です。取引のパフォーマンスを使用すると、そのEAの取引の傾向を探ることができます。ただし、同時に複数のEAのパフォーマンスを判断することはできません。
【エデュケーション】「MT5の使い方」で最新ツールをフル活用!
ポイント
- MT5を使うための基本操作、インジケーターの操作方法を丁寧に解説
- 文字だけでなく画像を豊富に用いているので理解しやすい
- スマートフォン(iOS、Android)版の使い方も充実
最近OANDAが特に力を入れているのが、MT5関連のコンテンツの充実です。記事および動画で、MT5を使いこなすための情報が分かりやすく解説されています。MT5関連のツールも増えているので、これから使うのならぜひ一度目を通してみてください。
MT5は、MT4と比べて処理速度が飛躍的に向上しており、EAの自動売買やバックテストで速度面の違いが感じられるはず。MT4が開発された2000年代前半と比べると、現在のパソコンのスペックは大きく進歩していて、MT5はそのメリットを十分に生かせる設計だからです。
【インフラ】強力な約定性能を活かした有利な取引
ポイント
- 約定エンジンへの投資を惜しまない方針であるため、非常に高速かつ公平な約定が実現
- 大半の注文が1000分の1秒以内に約定し、10分の1秒以内に全ての注文が約定(2020年11月)
- サーバ到達時のレートで公平に約定するため、顧客に有利な価格で約定するスリッページも平等に発生
ツールや学習機能、プラットフォームと並んで、OANDAが非常に重視しているのがトレード環境の充実で、継続的にコストをかけることで、フェアで高速な注文成立が実現されています。その結果は、インフラデータとして公開されています。例えば2020年11月4週は、1000分の1秒経過時点でほぼ全ての注文が約定されています。また、顧客に不利なものだけでなく、有利なスリッページも不利なスリッページと同等の割合で発生しています。
現在はどのFX会社も通貨ペアごとのスプレッドを公開していますが、実際の取引コストはこれにスリッページ分を加味したものになります。つまり見かけのスプレッドが狭くても、ネガティブなスリッページがあればコストは増えます。OANDAはこの実際のコストにこだわります。
トレードスタイルでプラットフォームを選択
OANDAでは、MT5、MT4、TradingView、fxTradeという4種類のプラットフォームを利用できます。どのプラットフォームでも裁量トレードを行うことができますが、自動売買については実質的にPC版のMT5、MT4で行うことになります。最近はMT5のEAも増えているため、処理が速いこちらを選ぶトレーダーも増えつつあります。
これに対し、TradingView、fxTradeは最小ロットが1通貨からなので、超少額からの投資が可能です。リスクを最小限に抑えてリアル口座における取引を始めたいという方には、お勧めです。
顧客の成功こそOANDAが成長する原動力
■OANDAの設立は1996年。カナダトロント大学のコンピュータ工学教授のマイケル・スタム博士と、計量経済学の研究開発会社オルセンリミテッド代表のリチャード・オルセン博士により、米国のデラウェア州でスタートしました。その前年の1995年から、インターネット上に無料の外国為替のレート情報配信を開始、5年後の2000年からFXの取引プラットフォームを提供し、現在に至ります。
■OANDAのビジネスモデルは、単なるプラットフォーマーに止まらず、顧客が投資家として成長できる環境、情報を精力的に提供することで、顧客と共に成長するというもの。ラボ・エデュケーション・インフラに、その理念が現れています。
店頭外国為替証拠金取引(FX)及び店頭(株価指数)CFD取引は、元本及び利益が保証されている金融商品ではありません。外国為替、株式、金利市場等の変動により、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金額以上の投資が可能なため、損失額が証拠金額を上回るおそれがあります。店頭外国為替証拠金取引にあたっては必要な証拠金の額は、個人口座の場合取引金額の4%以上、法人口座の場合は、金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額と、当社が算出したリスク想定比率を用いた額のどちらか高い額以上の証拠金が必要となります。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。店頭(株価指数)CFD取引に関しては、個人口座・法人口座いずれも取引金額の10%以上の証拠金が必要となります。口座管理費及び取引手数料は無料です。売付価格と買付価格には差(スプレッド)があり。相場急変動等により、スプレッド幅が拡大することがあります。お取引を始めるにあたっては「契約締結前交付書面」等を熟読し、取引内容や仕組み、リスク等を十分にご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお取引くださるようお願い致します。
OANDAJapan株式会社 第一種 金融商品取引業 関東財務局長(金商)第2137号 加入協会等:日本証券業協会 日本投資者保護基金 一般社団法人金融先物取引業協会
※この記事は、FX攻略.com2021年2月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
10年以上にわたってFX月刊誌を出版してきた老舗FXメディア「FX攻略.com」編集部が、FX用語を知らない人でもわかるようにFX会社、取引口座のポイントを解説しました!
取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |