仮想通貨通信|ビットコインの2020年相場の価格予想(FX攻略.com2020年2月号)[オオヒラ]

仮想通貨通信|ビットコインの2020年相場の価格予想(FX攻略.com2020年2月号)[オオヒラ]

2019年の価格推移

2019年のビットコインの価格

出所:TradingViewによるBTCJPYチャート

 2019年のビットコインの価格は大きな変動を伴った動きでした(チャート①)。当初35万円付近の年内最低価格まで下げた後に、2019年4月から上昇トレンドとなりましたが、実は上昇トレンドとなる主な材料はありませんでした。4月に日本の新元号が「令和」になると発表された翌日からビットコインが大きく上昇し、また5月に元号が令和になってさらに大きく上昇するという動きを見せ、上昇のタイミングや材料として個人的には不可思議な印象を持ちました。ビットコインは年内最高価格の140万円台を6月末に記録した後、そこから価格を下げ100万円台という価格帯を維持していました。しかし、9月末に100万円を割り、執筆時点の2019年11月24日では75万円台まで価格を下げています。

 2019年は米中貿易摩擦や香港デモから安全資産としてビットコインの買いが進み、そして中国のブロックチェーン推進の発言があり、NY証券取引所の親会社が運営する仮想通貨(暗号資産)取引所「Bakkt(バックト)」がリリースされ、先物の取引価格が上昇しているというポジティブなニュースがありました。一方で、フェイスブックの仮想通貨「リブラ」に対する各国の厳しい非難や、仮想通貨の規制が思うように進まないなどのネガティブなニュースもありました。

相場を左右する注目ポイント

 2020年の仮想通貨相場を左右する注目ポイントについては、まずBakktでの取引量の増加による大口投資家の参入やBakktの仮想通貨決済サービスがあります。Bakktは現在マイクロソフトやスターバックスと提携しており、2020年には仮想通貨を利用したサービスを展開していきたいと発言しています。

 次に、ビットコインの上場投資信託(ETF)です。ビットコインETFはビットコインの価格に連動した金融商品ですが、2019年10月に米国証券取引委員会(SEC)に否認されています。再審査の可能性も浮上していますが、承認される可能性は現状だと高いとはいえず、もし2020年に承認されればドンデン返しになるかもしれない点に注目です。

 また、2020年は米国大統領選挙が控えており、トランプ大統領の再選に関連して株式市場が動く可能性も考えられており、仮想通貨相場への影響がどのようになるのか注目されています。さらに東京オリピックも開催されるので、仮想通貨大国といわれる日本が好景気となり(一時的とは思いますが)、それが仮想通貨の価格にどう影響するのかも個人的に注目しています。

 最後にビットコインの半減期による価格上昇があります。ビットコインは4年に1回、半減期といってマイニングの採掘報酬が減っていくようにプログラムされています。これによってマイニングをする人の報酬が減るので、報酬としてのビットコインの売り圧力が低減し、ビットコインの希少性がより高まるため価格が上昇していく可能性があるといわれています。

専門家の価格予想

有名な専門家による将来のビットコインの価格予想

 有名な専門家による将来のビットコインの価格予想をまとめました(表①)。これを見ると、ほとんどの専門家は2020年にビットコインが5倍から250倍に上昇する予想をしています。専門家によっていろいろと見方はありますが、特にビットコインの半減期によって希少性が高まり、価格が上昇していく見方をしている専門家が多くいる印象を受けます。

 これまでの半減期では半減期前に大きく上昇して、半減期のときには一時的に価格を下げる傾向がありました。ですが、2016年の半減期の例をとってみても半減期後に価格が年スパンで伸びていく特徴があるのも事実です。2016年の6月末の半減期では7万円だった価格も年末には10万円、一年後には歴代最高価格の220万円を記録しています。もちろん、あらかじめ予想されている通りに大きく価格が上がることは少なくなっています。ですが、ピンポイントではなくとも展望としてビットコインの将来性を考えて、価格が安値のときに仕込んでおくという視点が重要なのではないかと考えています。

私の価格予想

 私の価格予想としては、他の専門家よりも控えめですが、まずは歴代最高価格の220万円を超えていく動きがあるのではないかと思っています。2019年現在のビットコインは1年スパンでは価格変動が大きいものの上昇トレンドでした。そして、Yahoo!や楽天などが新しく仮想通貨取引のサービスを開始し、仮想通貨取引のできる環境はどんどん進んでいるのが現状です。規制もありますが、これまでご紹介した2020年の展望と合わせて仮想通貨の取引が普及していくタイミングが早まれば、価格は上がっていくのではないかと考えています。

2020年の仮想通貨相場の注目点

□ 取引所Bakktのビットコイン先物の取引量と決済システムの普及

□ ビットコインETFのもしかしての承認

□ 米国大統領選挙による株式市場の動向と、それに関する仮想通貨市場への影響

□ 東京オリンピック開催によって日本が一時的な好景気となり、それが仮想通貨市場にどのような影響を与えるか

□ ビットコインの半減期に関わる価格への影響

※この記事は、FX攻略.com2020年2月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。

オオヒラの写真

オオヒラ(おおひら)

FX歴は2009年から、仮想通貨歴は2015年から。仮想通貨投資とこれまでの経験を活かして、大手メルマガサイトや投資サイトで仮想通貨情報を配信中。数多くの個人投資家ネットワークに参加しており、多くの投資家から得た知識を展開しています。初心者から学べる仮想通貨投資情報サイトを2016年から運営中。

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