NFTとは?
2020年注目のトピックの一つといわれているNFT。NFTはNon-Fungible Tokenの略称で、日本語では非代替性トークンともいいます。トークンは通貨という意味で、NFTは仮想通貨(暗号資産)と同じブロックチェーン上の資産ですが、ビットコインなどとは違う資産といえます。ここでは注目されてきているNFTの特徴と投資に関連する内容についてご紹介していきます。
NFTはブロックチェーンを使っているという点で仮想通貨と同じですが、こちらは通貨というよりは資産としての位置づけが強いものになります。例えば、何かのコンテスト、イラストや絵画などの美術品、自動車、不動産などに利用されます。つまり資産に対する権利をNFTという形で持つということです。一つの資産の権利を複数人で分散させて持つということも可能です。
560万ドルの絵画をNFTとして所有
NFTに関する話題としては、アンディ・ウォーホルの絵画が有名です。ブロックチェーン技術を用いたアート作品取引のプラットフォームである「Maecenas(マエケナス)」が、560万ドルのアンディ・ウォーホル作品の分割所有権をNFT化してオークションを実施、多数販売しました。560万ドルは日本円にして約6億円。絵画は、アンディ・ウォーホル氏によって描かれた高さ2メートルの『14Small Electric Chairs』という作品です(画像①)。このオークションでは結果的に約1億8700万円の資金調達に成功しています。
オークションはビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨で参加することができ、所有権の一部を購入した人はブロックチェーン上にその所有権が書き込まれます。ブロックチェーンは、基本的に取引履歴が改ざんできない仕組みとなっており、所有権をトークンとしてしっかりと保有することができます。また、もしこの絵画の価値が上がれば、同じように保有しているNFTの価値も上がることになります。
コインチェックがNFT市場へ参入
国内の金融大手であるマネックスが運営する仮想通貨取引所のコインチェック。このコインチェックが、NFTの取引ができる「NFTマーケットプレイス」のサービスを2020年内に開始すると発表しました(画像②)。このNFTマーケットプレイスでは、コインチェックに仮想通貨口座を持った人がビットコインやイーサリアムなどでNFTを購入することができます。コインチェックはこの事業展開によりNFTの参加企業を募集しています。
出典:https://corporate.coincheck.com/2020/08/27/105.html
また、この参加企業に関連して仮想通貨のSAND(サンド)が話題になりました。SANDの企業であるThe Sandbox(サンドボックス)はMetaverse(メタバース)と呼ばれる仮想空間にボクセル制作エディターやゲーム開発などのサービスを提供しているブロックチェーンを基盤としたゲームプラットフォームです(画像③)。
サンドボックスは、世界最大級の仮想通貨取引所であるバイナンスでの資金調達を行っています。このサンドボックスがコインチェックと提携を開始し、ゲーム内でのNFTをコインチェックからでも購入することができるようになります。
サンドボックスは国内の大手ゲームメーカーであるスクウェア・エニックスからも資金調達を行っており、おそらくはその関係もあってコインチェックとの提携が初期段階で進んだのではないかと見ています。
NFT市場の活性化はイーサリアムへの期待
実はこのNFTは、現状ではERCといわれるイーサリアムをベースとした規格となっています。つまりイーサリアム上で発行されたトークンなのです。イーサリアムは時価総額2位の仮想通貨であり、このNFT市場の活性化はイーサリアムへの期待度ともいうことができます。NFT、そしてイーサリアムは今後とも注目のトピックといえます。
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※この記事は、FX攻略.com2020年12月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
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