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株式会社バリュー・アップが調べました!高スペックFX業者はどこだ!?米国雇用統計の日に約定力を調査!

スプレッドは容易に比較できますが、約定に関連するスペックはそう簡単に比較できません。実際に、どのFX業者の約定力が優れているのか? その調査を、株式会社バリュー・アップが行いました。果たして、どんな結果になったのでしょうか?

※この記事は、FX攻略.com2019年12月号の記事を転載・再編集したものです
※株式会社バリュー・アップが行った今回の調査の結果は、調査サンプルに基づいており、将来におけるパフォーマンスを保証するものではありません。

発注したレートで約定するとは限らない

 株式会社バリュー・アップは、2019年6月の米国雇用統計の日に、主要FX業者約定力調査を行いました。約定に関連するスペックは、いわば“見えないコスト”です。本当の意味でローコストの取引ができるのはどのFX業者なのだろうか? そんな約定力を調べようというのが意図するところ。調査対象は有力企業5社です。ここではその調査結果を報告しますが、その前にそもそも約定力という言葉が何を指すのかという意味から説明しましょう。

 約定とは、売買注文が成立すること。ただ、注意したいのは、取引プラットフォームの発注ボタンをクリックしてから、その注文がFX業者に到着して執行されるまでにコンマ何秒のタイムラグがあり、さらにレートは絶えず変動していることから、発注価格と約定価格にズレが生じる可能性があるということ。発注ぴったりの価格で約定するとは限らないのです。これを「スリッページが発生する」「スベる」などと言い、発注価格と差異がないほど約定力があると表現されます。

 この約定力は、スキャルピングのような超短期売買や、経済指標にあわせるなどのイベントトレードで、数pipsを狙う人にとって、言うまでもなく重大な要素となります。

最優秀成績はサクソバンク証券

 結論を先に述べると、今回の調査で1位となったのは、サクソバンク証券でした。調査結果(ページ下参照)を見ると、約定率に関しては、全社共通で100%。リジェクト回数については、D社で2回、E社で1回発生したのが例外で、その他は発生しませんでした。これらはほぼ横並びと言えるでしょう。

 格差が生じたのは、スリッページ発生率と、ベストレート獲得回数。スリッページ発生率については、B社の結果が最も良く、サクソバンク証券が続き、その他はこの二社から離されました。ベストレート獲得回数については、D社が最も良く、サクソバンク証券が続き、その他は離された結果となりました。これらの2項目において、サクソバンク証券は2位でしたが、全ての調査項目を総合すると1位になるという結果でした。B~E社は弱点のある成績なのに対して、サクソバンク証券は総合力で秀でている、と言えるでしょう。

高ロットでのスキャルもOK!

 サクソバンク証券の強みは、グローバルなサクソバンクを親会社に持つことです。その信用力から著名なカバー先金融機関を持ち、NDD(ノンディーリングデスク。ディーラーが介在しない形式)により、そのときのベストプライスを提供します。また、ワンショット2500万通貨までの大口取引が可能で、さらにはスキャルピングもOKとしています。

 今回、サクソバンク証券は米国の雇用統計というイベント時にも、その約定力を発揮したことが明らかになりました。大口トレードやスキャルピング、イベント時の取引などに高い約定力を持つ会社が求められているのではないでしょうか。

約定力調査概要

調査日時:2019年6月7日(金)16:00~17:00および21:25~22:25

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約定力調査結果

【調査について】

・取引高の多い有力企業5社を調査
・取引通貨は「ドル/円」「ユーロ/ドル」の2通貨で、各1万通貨取引
・取引は「建ち」「落ち」の往復で行う
・証拠金は一人(一口座)あたり30万円とする
・回数は、各期間で各通貨を1分おきに各担当が同じタイミングで実施。計2時間で156回の売買(往復78回)
・同じインターネット回線、同じ部屋、同じパソコンを使用する

【調査項目について】

・約定率は、実際に発注が約定した割合
・スリッページ発生率は、スリッページが発生した割合
・リジェクト回数は、約定拒否が発生した回数
・ベストレートは約定価格が5社の中で一番有利な価格だったもの

【結果のランキングについて】

調査項目ごとに順位に応じたポイント(1位:5P、2位:4P、3位:3P、4位:2P、5位:1P)をつけ、その合計獲得ポイントを比較

※この記事は、FX攻略.com2019年12月号の記事を転載・再編集したものです
※株式会社バリュー・アップが行った今回の調査の結果は、調査サンプルに基づいており、将来におけるパフォーマンスを保証するものではありません。

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\FX会社によって違うところをチェック/

スプレッドFX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。
約定力狙った価格で注文が通りやすいかどうか。
スワップポイント高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。
取引単位少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。
取引ツール提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。
シストレ・自動売買裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。
サポート体制サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。
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