こんにちは! FX攻略.com編集部ウェブ担当の上岸です。
すでにご承知の方も多いと思いますが、2020年3月16日(月)にLINE証券がFX取引サービス「LINE FX」のサービス提供を開始しました。
LINE|スマホ投資サービス「LINE証券」、 FX取引サービス「LINE FX」の提供を開始
久しぶりのFX業界参入とあって、SNSで多くのFXトレーダーのコメントが見受けられました。
注目度は高いようで、サービス開始からわずか3日で口座開設数が1万口座を突破。期限内に新規口座開設して1万通貨取引すると先着3万名に5,000円がもらえる「FX口座開設&1取引だけで、5,000円プレゼント」キャンペーンの影響もありそうです。
この記事では、実際に口座開設を完了させた私が、口座開設手続きやスマホアプリなどのサービスに触れてみて感じたことをレポートいたします!
1.LINE FXのサービス内容は?
通貨ペア数:10
10通貨ペアでFX取引できます。他のFX会社と比べて少なめですが、主要なクロス円だけでなく、高金利通貨ペアもあるのがポイントですね。
■通貨ペアラインナップ
ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、NZドル円、トルコリラ円、南アランド円、ユーロドル、ポンドドル、豪ドルドル
スプレッド:ドル円0.2銭
ドル円で0.2銭(原則固定・例外あり)。全ての通貨ペアにおいて、低スプレッドを売りにしているFX会社のそれとほとんど同じ水準となっています。
- ドル円:0.2銭
- ユーロ円:0.5銭
- ポンド円:1.0銭
- 豪ドル円:0.7銭
- NZドル円:1.2銭
- トルコリラ円:1.7銭
- 南アランド円:1.0銭
- ユーロドル:0.4pips
- ポンドドル:1.0pips
- 豪ドルドル:0.9pips
最小取引単位:1万通貨
少額投資をできるようにしてトレーダーの敷居を低くするのかと思っていたので、正直意外でした。
取引ツール:スマホアプリ一択!
LINE FX最大の特徴が、スマホでFX取引を完結することでしょう。試しにMacBook AirにてブラウザでLINE FXにログインしてみましたが、一操作ごとに新規タブが開きその都度取引暗証番号を入力しなくてはならず…。詳しくは後述します。
パソコンのブラウザでもログインしたところ、スマホアプリと同じ画面になりました。
取引方法:8種類
ストリーミング、成行、指値、逆指値、OCO、IFD、IFD-OCO、全決済があります。
手数料:無料
無料です。
2.LINE FXの魅力〜スマホアプリとLINEが連動〜
今回口座を開設してスマホアプリを触ってみて感じた従来のFX会社との大きな違いは、よりスマホに特化したトレード環境にありました。
誰もが使っている「LINE」アプリと「LINE FX」スマホアプリの連携度合いがすごいんです。
- LINEから取引画面にそのままアクセス
- LINEに経済指標、急変動、キャンペーン通知が届く
- 通知機能の設定をLINE上で行える
などなど。例えば、ドル円相場の急変動通知がスマホに届いたとします。ロック状態のスマホの画面に表示された通知をタップしてLINEを開き、そこから次のワンタップでスマホアプリのチャート画面や取引画面に辿り着けるんですね。
今のところ、変動率の細かい調整はできないようですが、もっと微細な変化を通知できるようになったら、取引チャンスは格段に増えそうな予感!
3.LINE FXスマホアプリの使用感
ログインしていない状態だと表示されるのはレートとチャートの二点だけですが、ログインすると、レート、注文、チャート、建玉/照会、マーケットの項目が見られるようになります。
その他、入出金の手続き、証拠金状況や取引成績の確認、各種設定などはアプリ画面左上にある三本線のアイコンをタップすると出てきます。
セキュリティ面に関しては、アプリを開くたびに6桁の取引暗証番号をする仕様になっているので、万が一スマホを紛失しても安心です(当たり前の話ですがスマホのロック機能もオンにしておきましょう!)。
3-1.LINE FXスマホアプリのここが良い
超個人的な感想なのですが、上岸はスイングトレードをするので、スワップポイントをチェックしています。そんな身としては、マーケットの画面でスワップポイントを“すぐ”に確認できるのが嬉しかったです。2タップでスクロールなしは楽ちんですよ!
通知機能がいい感じです。コロナウイルスの影響でちょうど為替相場が乱高下している時期だったものですから、通知がバンバン飛んできました。寝起きに確認したら20件以上届いていた日も。ちょっと煩いかなとも思ったのですが、しばらく放置していると不思議なもので為替相場がとても身近な存在になってきた気が! FXで上達するか否かは、チャートと“友だち”になれるかどうかにかかっています。チャートに親しむ上で効果の高い機能ではないでしょうか。
3-2.LINE FXスマホアプリのここが残念
繰り返しになりますが上岸個人の感想です。チャート分析ツールに若干物足りなさがありました。例えば「ボリンジャーバンドで、2σと3σだけ表示させたい」といった細かな設定ができませんでした。スマホアプリだけでチャート分析から取引までを行うのであれば、もう少し機能を増やさないと厳しいかもしれません。これからのバージョンアップに期待です!
描画機能も触ってみましたが、引きやすさに関しては他のスマホアプリよりも優れている印象でした。何個もラインを引いてから気づいたのですが、描画の削除で「全削除」がないのですね。無くたって問題ないという方もいるでしょうが、何度も迷いながらラインを引いている身としては、あると操作が楽になります。ご検討のほどよろしくお願いいたします!
4.LINE FXの口座開設方法
LINE FXの口座を開設してみました。プレスリリースには『「かんたん本人確認」(eKYC)のご利用で、最短約3分で口座開設申込み、申込み後郵送のやり取りなしで、最短即日での取引が可能です』とありましたので、今回はスマホで口座開設してみました。
最短3分とはいきませんでしたが、私はマイナンバー通知カードを探し出す時間(10分)を加えて18分でした。必要な書類が手元に用意できる方なら、このやり方が間違いなく一番楽に口座開設できるでしょう。
「かんたん本人確認」を使ったスマホでの申込み方法は以下の通りです。
① 運転免許証とマイナンバー通知カードの組み合わせ、もしくはマイナンバー個人番号カードを用意
② スマホのブラウザで「LINE FX」と検索(https://line-fx.com/)
③「LINE FX」公式サイトの「無料口座開設はこちら」をタップ。アナウンスに従い必要事項を入力
④ 申込み完了後、最短即日でLINE FX公式アカウントからLINEにメッセージが届く
一連の手続きの注意点としては、スマホのブラウザをプライベートブラウズを解除しておくことくらいでしょうか。プライベートブラウズで手続きを行うとブラウザとLINEアプリの行き来ができなくなるので注意です。
私の場合、翌日に口座開設完了のお知らせが届きました。
なお、この「かんたん本人確認」の他に「簡易書留受け取り」での口座開設方法もあり、PCからも申込みができます。PCからは、LINE FX公式サイトのトップページにある「無料口座開設はこちら」を選択すると申込み画面に遷移します。いずれの方法にせよ、LINEのアカウントは必要になります。
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LINE FXでFXがより身近な投資になるかも?
「LINE FX」の登場によって最も期待したいのが、投資の選択肢の一つとして、一人でも多くの方にFXを知ってもらうことです。国内の月間利用者数が8,200万人(※)いるLINEアプリで宣伝されるでしょうから、投資やFXに興味を持つ方は増えると思われます。
FXで利益を出すことは決して簡単ではありませんが、FXに興味を持った方達がFXで資産運用ができるよう、FX攻略.com本誌並びに公式サイトで有益な情報を発信し続けたいと思います。
※ LINE株式会社の2019年12月期第3四半期決算説明会資料より
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
10年以上にわたってFX月刊誌を出版してきた老舗FXメディア「FX攻略.com」編集部が、FX用語を知らない人でもわかるようにFX会社、取引口座のポイントを解説しました!
取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |