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シンプルさで人気急上昇のループ・イフダン[高城泰]

ループ・イフダンの仕組み|シンプル&始めやすさが特徴

「シンプルさ」「始めやすさ」を特徴とする連続発注機能がアイネット証券ひまわり証券で使えるループ・イフダンだ。売買ルールはとても単純で、ループ・イフダンの「B50_50」なら「為替レートが50銭動くごとに買い」「含み益が50銭幅になったら決済売り」を繰り返していくだけだ。

ループイフダンのイメージ

ループ・イフダンの初め方|自動売買だから「選ぶだけ」で開始できる

ループ・イフダンは厳密に区分すると注文機能ではなく、自動売買プログラムとなる。そのため、細かな設定はできないものの、「選ぶだけ」で運用が開始できるのが魅力だ。ともに選択型自動売買口座である、アイネット証券の「シストレi−NET」、ひまわり証券の「エコトレFX」で利用できる。

ループ・イフダンの活用法

値幅選びの基本的な考え方

ループ・イフダンには通貨ペアごとに売買値幅が3、4種類あるが、基本的には「値幅が小さいほどハイリスクハイリターン、値幅が大きいとローリスクローリターン」と考えておこう。15銭おきなど頻繁に売買するものは有利な方向に動いているときには、利益確定の注文を数多く繰り返して利益を積み重ねてくれるが、反対方向に動いたときには、利益確定できず不利なポジションが積み上がっていくのみだからだ。

ループイフダンのイメージ

ループ・イフダンのリスク管理|2社で異なるリスク管理の方法論

ループ・イフダンは不利な方向に動いたときでも損切りせず、強制決済となるまで新規ポジションをとっていく。そのため、ループ・イフダン活用で非常に重要になるのがリスク管理だ。基本となるのは「買いのループ・イフダンを使うが、最悪20円の下落があっても耐えられる資金を入れておく」といった発想で、最悪の下落幅と、そのときの含み損金額を計算した上でのリスク管理だ。

そうなると、取引数量は細かく調節できたほうがリスク管理に有利だが、アイネット証券は1000通貨単位で取引できるのに対して、ひまわり証券は1万通貨単位。少額での運用ならばアイネット証券が使いやすいだろう。

また、「同時にもつのは20ポジションまで」といった最大ポジション数の設定がアイネット証券では可能だが、ひまわり証券ではできないのも、リスク管理面での大きな違いとなるだろう。

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ループ・イフダンの選び方|2社の違いを踏まえて選択を

両社では選べる値幅が異なるので、使いたい値幅があるほうの会社で運用してもいいし、少額資金の人は1000通貨から取引できるアイネット証券がいいだろう。ループ・イフダンは非常にシンプルな仕組みで、スプレッドも連続発注機能のわりに抑えられている。また選択型自動売買なので始めるのもカンタンなので、連続発注機能の入り口としては最適だ。ただし、くれぐれもリスク管理にだけは気をつけておこう。

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