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スペシャル鼎談|人間の心の弱さを自動補完するオートレールの魅力と可能性[ひろぴー、松本 大、矢澤明美〈ボリ平〉]

参加者プロフィール

松本 大 (まつもと おおき)

マネックスグループ株式会社代表執行役社長CEO/マネックス証券株式会社取締役会長。1963年埼玉県生まれ。1987年東京大学法学部卒業後、ソロモン・ブラザーズを経て、ゴールドマン・サックスに勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資でマネックス証券株式会社を設立。2004年にはマネックスグループ株式会社を設立し、以来CEOを務める。マネックスグループは、個人向けを中心とするオンライン証券子会社であるマネックス証券(日本)、TradeStation証券(米国)・マネックスBOOM証券(香港)などを有するグローバルなオンライン金融グループである。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカード、株式会社ユーザベースの社外取締役も務める。

ひろぴー

2010年からFXを始め、現在は専業トレーダー。スイングトレード中心に、サラリーマンでも無理なく収益を上げる方法について日夜研究を進める。各FX会社やポータルサイトのFXトレードバトルに幾度か参戦。常に安定した収益を披露し、時間がない人でもスマホ一つで収益を上げられることを世間に知らしめている。最近ではいくつかのポータルサイトのコラムにて、執筆活動も精力的に行っている。

矢澤明美〈ボリ平〉(やざわ あけみ)

ネット株出身のFXトレーダー。FX、バイナリーオプション、日経225先物、コモディティ、CFD、ビットコイン等、仮想通貨までも含めた幅広い資産運用を行っている。独創的なアイデアと、独自の着眼点から生み出されたトレード手法は、非常に実践的であると業界内で評判。特にバイナリーオプションについては、業界内第一人者という声も。現在はオートレールの検証とトレードを行い、自身のブログに攻略記事を掲載中。

負けトレードに慣れてトータルで利益を出す?

松本 ひろぴーさんはFXを始めてどれくらいなんですか?

ひろぴー 7年から8年くらいです。初めて買ったFXの雑誌で、ボリ平さんの記事を読んだんですよ。

矢澤 そうらしいですよ。

松本 今は専業トレーダーなんですよね。

ひろぴー はい。サラリーマンをやりながら、各社のトレードバトルに出させてもらったり、コツコツとトレードを続けていたら、いつの間にか有名にさせていただきました。

松本 専業になったのはいつですか?

ひろぴー 2年前ですね。

松本 私もいつか専業トレーダーになりたい。

矢澤 なんてこというんですか(笑)

松本 それが私の最終ゴールです(笑)

矢澤 松本さんは本当に投資がお好きですよね。最近松本さんとご一緒させていただく機会が多いのですが、見ていると時間があればいつも銘柄を探したり、チャートを見ているイメージです。

編集部 それでは本題に入っていきましょう。マネックス証券さんにお借りしたデータによると、全ユーザーの勝率は50%を上回っていても、損益はマイナスです。

松本 損切りが遅いか、利食いが早いかですよね。

ひろぴー そうですよね。僕のトレードは、勝率がすごく低くて40%台なんです。

松本 プロのトレーダーは、為替に限らず勝率がかなり低いですよ。ただ、損切りが早くて利食いは伸ばすのでトータル金額では勝ちます。

ひろぴー 僕は、満塁ホームランしか狙っていません。

矢澤 一般投資家の方たちって、これと逆の考え方ですよね。よく「勝率は何%ですか?」と聞かれますから。勝率は関係なくて、大切なのはいくら利益が出たかということなんですけど、皆さん毎回の勝ちにこだわりすぎるんでしょうね。

松本 9勝1敗でも負けるパターンですね。逆に1勝9敗でもお金が増えるのがプロです。

ちなみに利食いと損切り、どちらのタイミングが気になりますか?

ひろぴー 利食いですね。

矢澤 私も利食いです。

松本 これは非常に大切なポイントで、損切りが上手な人はあまり損切りが気になってないんです。利食いの場合でも同じです。

ひろぴー 自分はだいぶ負け慣れています。持論なんですが、勝率を低く保つことで負けに慣れているので、損切りは早いです。逆に高勝率の方は、どこかで損切りを躊躇する部分があります。

僕は調子が良いときには勝率が6割、7割になりますが、そういう場合はもっと丁寧に、早く損切りをするなどして、意識的に勝率を下げます。勝ち慣れしないように。

矢澤 私は調子が良いときは、ロットを増やしていきます。そうじゃないときは、やらないくらいの気持ちでトレードをしています。

マーケットを疑うか謙虚に追いかけるか

編集部 こちらもマネックス証券さんのデータなのですが、ポジション保有時間ごとの傾向を見ると、時間が長めの方が成績が良くなっています。

松本 矢澤さんはどれくらいポジションを持ちますか?

矢澤 最初はスワップ狙いの長期保有だったのですが、大きく損をしたことをきっかけに長く持つことをやめました。今は比較的短時間での保有です。ひろぴーさんは、スイングトレードですよね。

松本 スイングというとどれくらいですか?

ひろぴー 損切りが早いので一泊二日で終わることも多いですけど、うまくいけば数円を狙って数週間持つこともあります。

ただ最近はアルゴトレードの影響がきつくて、チャートが崩れやすく、そういう場合は自動売買を使います。

松本 為替に限らず、マーケット全体がそういう傾向ですよね。

ひろぴー ここ2年くらいは、昔のチャートと全然違います。いつもより一回多く往復したり。

矢澤 スキャルピングでも、節目になりそうな水準で全く止まらず一気に抜けることが多くなりました。

松本 クオンツ(高度なコンピューター取引)が増えた影響は大きいですね。オンライン証券が普及する前と後では、マーケットの動きが変わりましたが、クオンツの影響でまた変わりました。特に短期でやる場合には、リスク管理が上手でないと厳しいですね。

編集部 皆さんのトレードスタイルは、順張りと逆張りのどちらですか?

松本 ひろぴー 矢澤 順張りです。

編集部 またもマネックス証券さんのデータによれば、2016年秋のトランプ相場のときには、最初から最後までトレンドに逆らって円高方向にポジションを持つ、逆張りの方が多かったようです。海外のトレーダーと比べ、日本人のトレーダーが逆張りを好む傾向はありますか?

松本 そんなことはないと思います。国内外問わず、プロも個人投資家も、おしなべて逆張りをしたがる性質があります。

矢澤 為替は通貨同士の交換レートですから、お買い得な価格というのはないはずで、トレンドについていく方が利益を出しやすいと思います。ですが、株取引のような考えの方が多いんじゃないかと思います。

松本 この歳になってようやく分かってきたことがあります。逆張りは、マーケットに対して違うだろ? というメンタル、マーケットより自分が先に気づいている、正しいという思考だと思うんです。

対して順張りというのは、自分が知らないことがあるんだな、それならついていこうという考え方です。マーケットというものは、自分よりもはるかに大きな存在で、自分より相場に詳しい人がたくさんいる世界です。マーケットを疑うより、自分を疑う方が自然なのかなと。そう考えると、順張りから入るのは普通のことなんだと思います。自分はマーケットに対して遅れていると思った方が良いでしょうね。

ひろぴー 逆張りをやっていると、たしかに勝つんですよ。でも利食いが浅くて、何度やっても振り出しに戻るんです。お金が増えません。

松本 深いですね。

人間の心の弱さを自動的に補完

編集部 マネックス証券さんから今年1月にリリースされた『オートレール』は、松本会長から見てどんな商品でしょうか。

松本 あらゆるトレードにおいて、トレーリングストップやドローダウンを管理することはすごく大切なことです。プロスペクト理論で、「人間は損をしているときにリスクを好み、得をしているときにはリスクを避ける」ことが立証され、人間は感情に負けてしまうことが学問的にもしっかり認識されるようになりました。それにどうやって対抗するかは、トレードで利益を出すための最重要なテーマです。含み益になると、リスクを嫌って浅く利益確定し、含み損になるとリスクを受け入れて我慢してしまうという、非合理的な行動をいかに避けるか。

ところで、こういったプロスペクト理論は、ほとんど全ての人間に当てはまるものです。ではなぜプロはトレードで利益を出せるのか。それは、プロには上司がいるからです。損切りが遅かったり、利食いが早かったりするとすぐに注意されます。ただ個人投資家にはこういう親分のような存在がいないので、プロスペクト理論にはまってしまいます。

僕がオートレールが良いなと思うのは、人間の心理の弱い部分を自動的に補ってくれて、順張りによる利大損小のトレードを自動的に実行してくれるところです。

矢澤 これまで短期トレードばかりしてきた私ですが、オートレールはとても良いと思って積極的に取引しています。一番納得したのは、順張りであるところと、ちゃんと損切りが入るところですね。もともとトレール注文は使っていたことがあって、裁量トレードに近い感覚で走らせてみたところ、意外にもかなりうまくいってしまいまして。トレンドが伸びれば、自動的に利益も伸ばしてくれるのが良いですね。

ひろぴー 小さい値動きを狙わず、数か月から半年くらいのスパンで、週足チャートを見ながらトレンドを追っていくとうまくいくと思います。トレード回数が多すぎると、スプレッド負けにもつながりますし。50銭から1円くらいの利益を狙っていくと良いでしょう。相場と売買の方向が合っていれば、20~30%くらいの利益は見込めます。

矢澤 さらに、方向が間違っていても危なくないのも良いですよね。買い戦略で下がっていけば、約定しないだけで損はしません。

松本 この手のリピート系運用なのに、順張りというのがしゃれていますよね。自社の事ながら、開発担当者にお礼を言いたいくらいです。

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ルールでOKなら私もやりたい

矢澤 多くのリピート系注文は、例えば買い戦略のときに下がっていけば、下がった分だけ買いポジションを追加していく仕様です。ここから反転上昇して元の価格に戻れば、全ポジションが利食いになるのですが、いつもそうなるわけではなく、もう一段の下落が発生することもしばしば。そうなると、含み損の合計がものすごいことになります。ほとんどの展開でたくさんの含み損ポジションを抱え続けるので、やめ時の判断も難しいです。

松本 証券会社としても、やはりお客さまには勝っていただき、末永くマネックス証券とお付き合いいただきたいです。

編集部 お三方、本日はありがとうございました。最後に、これからFX、特にオートレールを始める方にメッセージをいただければと思います。

矢澤 今、マネックス証券のウェブサイトでは、成績が良かった運用設定が公開されていて、それを真似しても結構勝てたりします。私の方でそれとは別に、実験としてかなり滅茶苦茶な設定での運用もしてみたんですね。でも、それほど負けてないんです。そして一度でもそれなりのトレンドが出れば、その利益で全体をカバーできることもあります。そもそも売買とトレンドが真逆なら、注文も入りませんし。

ひろぴー 半年間稼働させる気持ちで、週足でチャート分析をして運用していただきたいです。今すでに行っているトレードとは別に、資金の一部をオートレールに振り分けて、それこそ放置するくらいのスタンスでも問題ありません。

松本 長くマーケットに携わっていますが、オートレールはとても理にかなったサービスです。自信を持ってお勧めできます。使っていただけると分かりますが、あまりひどい結果にはならないですよ。

矢澤 そうなんです。いまいちな相場予測でも、それなりの結果になることが多いです。

松本 そもそもがプロスペクト理論を考慮した合理的な売買ロジックですし、順張りでトレードをするので大損にはなりにくいです。

矢澤 含み損を抱え続けることがないですよね。

ひろぴー 勝率の低さに意味がある自動売買で、僕のもともとのトレードスタイルに非常に近いです。コツコツ負けても、大きく勝つ運用で、ドローダウンが緩やかな点も見逃せません。

松本 ドローダウンがきついと続けられないですよね。

矢澤 マネックス証券さんは、スワップも高いんですよね。

松本 ルールで私はFXをやってはいけないのですが、できることならオートレールを運用したいです。

※損益等のデータは全てマネックス証券提供、同社FX PLUSの2016年における集計。

利大損小をコンセプトにした「オートレール」

上昇トレンドを狙ったオートレールの売買イメージです。上昇時にはトレール注文で利を伸ばし、レンジ相場でも利食いは発生します。逆に下落したら、最大でもトレール幅で損切りとなります。

※この記事は、FX攻略.com2017年9月号の記事を転載・再編集したものです

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