【RCI+ボリンジャーバンド】真のチャンスまで待ち、効率良くトレンドに乗るFX手法[鳥居万友美]

鳥居万友美さんの代名詞ともいえるRCIを使った手法の中で、最も分かりやすいロジックを教えてもらいました。ポイントは、トレンドを感知するRCIの動き出しを「待つ」こと。好機を待つので、勝率の高い取引ができます。

※この記事は、FX攻略.com2016年4月号の記事を転載・再編集したものです

Contents

鳥居万友美さんのプロフィール

鳥居万友美の写真

鳥居万友美(とりいまゆみ)

ピュアエッジ代表取締役。離婚をきっかけに、子育てをしながら確保できる収入源を求めてFXを始め、独自の投資スタイルが米国、韓国、香港などの海外メディアにも紹介される。著書に『FXで月100万円儲ける私の方法』シリーズ(全4冊、ダイヤモンド社)があり、韓国、台湾でも翻訳、発売されている。最新刊は、『子育てママでもガンガン稼げる FXで月100万円稼ぐ私の方法』(ダイヤモンド社)。

公式サイト:鳥居万友美のFXライフ

twitter:https://twitter.com/mayumitorii

鳥居万友美さんのFX買い合図ポイント

■ 準備するもの

【チャート】日足、4時間足、1時間足
【テクニカル】ボリンジャーバンド、RCI

チャートは時間足の異なる3枚を同時に見比べるスタイル。パラメーターに関して、ボリンジャーバンドは「21」、RCIは「9、21、52」に設定します。

■ トレードの手順

  1. 日足のRCIで水準と方向を確認(RCIが3本同じ向き【超強気】、RCIが2本同じ向き【強気】)
  2. 4時間足または1時間足で押し目、戻りを待つ
  3. RCI「9」の方向転換を待ってエントリー
  4. <利確>目安となる高値・安値 <損切り>目安となる高値・安値

■ 狙い目の通貨ペア

トレンドが明確な通貨ペア(2016年1月時点では「ポンド/円」「豪ドル/円」など)

■ この戦略のメリット

  • トレンドや買い合図が分かりやすい
  • チャンスを「待つ」難しさを克服
  • 大きなトレンドで何度も勝てる

鳥居万友美さんのFX買い合図戦略

3本のRCIを使えるチャート環境が必須

鳥居さんの手法は、RCIに3本のラインを表示させるのがポイントです。ただ、FX会社によっては、1本しか表示できない場合もあります。それではこのロジックを再現できませんので、必ず3本表示が可能なチャートを選ぶ必要があります。例えば、GMOクリック証券のチャートや、MT4のチャートを用いることがお勧めです。

手法の鍵となるRCIとは、ざっくりいうと、相場の流れや、「上がり始める」「下がり始める」タイミングを見極めることに役立つテクニカル。この手法ではRCIを「トレンドの見極め」「押し目買い・戻り売りのタイミング探し」に用います。

なお、ここで紹介するのは、鳥居さんの手法の中で最も簡単なものを、初心者向けにアレンジした手順となります。実際に鳥居さんが用いる手法とは細部が異なります。しかし、その軸となる考え方は同じですので、最初に学んで、ベースにするには、うってつけだといえます。

RCIのパターンを認識することが鍵

チャートは、同一の通貨ペアで、日足、4時間足、1時間足を用意します。日足は大まかな流れを確認するために、4時間足や1時間足は売買タイミングを見極めるために用います。

チャートに表示させるテクニカルはRCIと、ボリンジャーバンドです。そのRCIのパラメーターとしては、短期を「9」、中期を「21」、長期を「52」に設定します。一般的には「9、26、52」の組みあわせが用いられますが、中期を「21」としているのがポイントです。

一方のボリンジャーバンドは、パラメーターを「21」に設定します。これはRCIの中期に合わせているとのこと。

手法の核心は、RCIのパターンを識別することです。まず日足のRCIから、「超強気」「強気」パターンを見つけます(ポイント2参照)。これによりトレンドの発生局面だけを狙うことになります。

そして、狙うべきトレンドを見定めたら、4時間足または1時間足に分析の視点を移し、RCI「9」の動きから押し目買い、戻り売りのタイミングを判断します。

具体的には、ローソク足がボリンジャーバンドのミドルラインから反転する動きと、RCI「9」が反転する動き、その両方が同調する局面を探します。むしろ「待つ」という表現がふさわしいかもしれません。

初心者のうちは決済ルールを持つとトレードが安定

エントリーのタイミングとなる、ミドルラインからのローソク足反転の判定としては、基本的に終値ベースで考えたいところ。4時間足でのエントリー探しの場合は、ローソク足確定まで時間がかかることもありますが、しっかりと待つことで、ダマシを軽減することができます。

決済について、鳥居さんは普段、エントリー時に損切りだけを予約。利確は柔軟に行っているとのことです。超強気パターン時、RCIの動きに伸びしろがありそうなら、利益が拡大するのを粘り強く待つそうです。

とはいえ、それは経験と知識があってこそ可能なことであり、初心者は前の高値(安値)を目安にするのが分かりやすいといえます。

ポイント1 RCI(順位相関指数)とは?

順位相関指数

RCIとは 、Rank Correlation Index の略。統計学の「スピアマンの順位相関係数」を応用した考え方。時間と価格に順位をつけ、その相関性に着目します。数値が100に近づくほど、直近の日付で価格が上昇している=上昇トレンド、と考えられます。

プラス域は上昇、マイナス域は下降

RCIは、プラス100〜マイナス100の間の数値で表示されます。時間の経過と共に価格が上昇している局面ではRCIが上昇(価格の下降局面ではRCIが下降)。RCIを3本表示することで、短・中・長期のトレンドが分かります。

ポイント2 日足から「超強気」「強気」戦略を判断する

【超強気】パターン

条件:長い時間足で、3本とも底近くで上向き・天井付近で下向き
戦略:短い時間足で同方向へトレード

【強気】パターン

条件:長い時間足で、2本(「9」と「21」、「9」と「52」)が底近くで上向き・天井付近で下向き
戦略:短い時間足で同方向へトレード

ポイント3 RCI「9」の動きで取引タイミングを図る

強いトレンドが発生しているときは「21」と「52」が天井や底に張りつきます。それに対して「9」は上下するのが特徴で、これが押し目や戻りの目安になります。

ポイント4 ボリンジャーバンドとは

ボリンジャーバンドは、統計学の標準偏差、正規分布に基づいたもの。値動きがプラスマイナス1〜3σ(シグマ)の範囲に、上図の確率で収まると考えます。なお中央のラインは移動平均線で、ミドルラインと呼ばれます。

エントリータイミング RCI「9」とローソク足の反転に注目

1.日足のRCIで水準と方向を確認

RCIが天井や底の近くで「3本とも同じ向き」あるいは「2本が同じ向き」である局面を探します。該当しない場合はトレードしません。

2.4時間足または1時間足で押し目、戻りを待つ

日足で確認した大きなトレンドでの、押し目買い、戻り売りのポイントを待ちます。4時間足または1時間足の、分かりやすい方を用いれば良いです。

3.RCI「9」の方向転換を待ってエントリー

RCI「9」の方向転換と、ローソク足がミドルラインから反発する動きが同調したらエントリー。ローソク足の反転は、終値確定を基準にするとなお良いです。

決済タイミング 直近の高値・安値を参考にすると簡単

4.<利確>前の高値(安値)が目安

鳥居さんはRCIの動きを見て柔軟に利確するそうですが、あえてルールを作るならば、前の高値(安値)を目安にしてみては、とのこと。RCIの動きが利益方向に進む余地があれば、粘ってみるのも良いそうです。

4.<損切り>前の高値(安値)が目安

エントリーと同時に、損切りの予約をします。前の高値(安値)の少し先くらいが目安となります。分かりやすい目標がなければ、ボリンジャーバンドの1σラインを目安とする手もありです。

FXトレード例① 強烈な下げの戻り売りをしっかり待つ(「ポンド/円」日足 2015年10月〜2016年1月)

トレードの流れ

①日足で3本のRCIが下向きなので、戦略はショートです
②下の時間足でエントリーできるタイミングを待ちます。4時間足で、ローソク足がミドルラインに向かう動きがあります
③RCI「9」が方向転換し、ローソク足も反発して陰線を形成。条件が揃ったのでエントリーします
④直近の安値を目安に決済しました

FXトレード例② 一方的なトレンドは連続で取引できる(「ポンド/円」日足 2015年10月〜2016年1月)

トレードの流れ

①日足で3本のRCIが下向きなので、戦略はショートです
②4時間足で、ローソク足がミドルラインに向かっており、戻りとなりそうです
③RCI「9」が方向転換し、ローソク足も反発して陰線を形成。条件が揃ったのでエントリーします
④直近の安値を目安に決済しました(チャート内、黄色の丸印でもショートができます)

FXトレード例③ 飛び乗りせず確度の高い押し目を見極める(「豪ドル/円」日足 2015年10月〜2016年1月)

トレードの流れ

①日足で、RCI「9」と「52」が下向きに。この間はショートを狙います
②4時間足で、ローソク足がミドルラインに向かう動きがあります
③RCI「9」が方向転換し、ローソク足も反発して陰線を形成。条件が揃ったのでエントリーします
④目安にする安値が近くにないので、ボリンジャーバンドの2σラインを代用しました

FXトレード例④ 1時間足でのトレンドが崩れた負けパターン(「豪ドル/円」日足 2015年10月〜2016年1月)

トレードの流れ

①日足で3本のRCIが下向きなので、戦略はショートです
②1時間足で、ローソク足がミドルラインに向かっており、戻りとなりそうです
③RCI「9」が方向転換し、ローソク足も反発して陰線を形成。条件が揃ったのでエントリーします
④エントリー後に下降の流れが反転し、上昇へ。直近高値を目安にした損切りポイントで決済されました

※この記事は、FX攻略.com2016年4月号の記事を転載・再編集したものです

鳥居万友美の写真

鳥居万友美(とりいまゆみ)

ピュアエッジ代表取締役。離婚をきっかけに、子育てをしながら確保できる収入源を求めてFXを始め、独自の投資スタイルが米国、韓国、香港などの海外メディアにも紹介される。著書に『FXで月100万円儲ける私の方法』シリーズ(全4冊、ダイヤモンド社)があり、韓国、台湾でも翻訳、発売されている。最新刊は、『子育てママでもガンガン稼げる FXで月100万円稼ぐ私の方法』(ダイヤモンド社)。

公式サイト:鳥居万友美のFXライフ

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