- FX戦略のポイント
- 水曜日の朝にチャートを見て売買を判断
- 週足、東京ラインのパターンから判断!
- エントリーよりも決済(出口)が大事!
- ポイント1|4時間足で1週間毎に色分けする
- ポイント2|東京時間の高値・安値を基にエントリーを決定
- エントリー|週足と東京ラインのルールからエントリー
- 決済|損切り:利確が1:4になるよう値幅を固定
- トレード例①|「週足↑・東京ライン→」で買いエントリー(ドル円4時間足 2019年2月4日~15日/15分足 2019年2月18日〜20日)
- トレード例②|「週足→・東京ライン→」は抵抗に注目(ドル円4時間足 2018年12月28日~2019年1月11日/15分足 2019年1月14日〜16日)
FX戦略のポイント
- テクニカル:なし
- トレード時間軸:4時間足、15分足
- 狙い目の通貨ペア:ドル円、ユーロドルなど主要通貨ペア
- この戦略のメリット:チャンスかどうかがすぐに分かる
水曜日の朝にチャートを見て売買を判断
新規
- 水曜日の7時に、4時間足と15分足を確認
- 「週足↑・東京ライン→」、もしくは「週足→・東京ライン↑」のパターンならエントリー
決済
- エントリーした価格から+36pipsで利益確定
- エントリーした価格から-9pipsで損切り
※「戦略のポイント」や本文は、上昇局面のロングを想定し解説しています。
週足、東京ラインのパターンから判断!
ゆずっこさんが教えてくれたのは、テクニカル指標を使わない手法で、水曜日の早朝以降にトレードするというのが特長です(※1)。では、テクニカルを使わずに何を指針にするかというと、1週間の値動き(ポイント1参照)、東京時間の高値・安値(ポイント2参照)に着目します。そして、それらの方向および現在値との位置関係のパターンから、買い/売り/見送り/どちらでも良いと仕分けして、エントリーします。下カコミ(画像)が、売買OKのパターンです。
(※1)基本的に水曜日にエントリーしますが、木曜日、金曜日にエントリーする場合もあります(水曜日に損切りになった、水曜にエントリーポイントがなかった、週の変動幅が200pipsを超えていない、FOMCがある週は木曜日にエントリー)
エントリーよりも決済(出口)が大事!
買い/売りパターンであっても、見送るべきときもあります。米国雇用統計がある週、現在値から東京ラインまで離れすぎているとき、週の値動き幅が200pipsを超えたときなどは、見送りとします。
なお、ゆずっこさんは、エントリーよりも決済が大事だと考えます。いくら良いところでエントリーできたとしても、適切な利確、損切りができなければ意味がないからです。その大事な決済の考え方には、いくつかありますが、ここでは最もシンプルなpips固定方式を紹介しています。損切り幅は9pips、利確幅は36pipsとあらかじめ固定することにより、感情が入りにくいというメリットを受けることができます。
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ポイント1|4時間足で1週間毎に色分けする
週足色分けのルール
1週間毎に最高値と最安値をチェックし、それを色分けの基準とします。その週の終値が前の週の最高値を上回っていたら水色(週足↑)、最安値を下回っていれば桃色(週足↓)、そのどちらでもなければ色をつけず白色のまま(週足→)にします。
ゆずっこ式週足分析
4時間足で1週間=ローソク足30本(6本で日足1本分×5日)毎に色分けするのがゆずっこ式の分析。上チャートを見ると、4時間足30本分が1本の大きな週足となっていることが分かります。このように、色分けすることで、一般的な週足とは違った方向性の確認を行います。ちなみに、複数の時間軸で相場の流れを把握する考え方をマルチタイムフレーム分析と呼びます。
ポイント2|東京時間の高値・安値を基にエントリーを決定
東京ラインのルール
現在値に近い東京時間高値・安値を東京ラインとし、それを基準にエントリーします。水曜日7時すぎの時点の価格が、月曜日・火曜日の東京高値を上回っていれば「東京ライン↑」、その逆なら「東京ライン↓」、東京高値・安値の間にあれば「東京ライン→」とします。
東京時間とは
東京市場の時間帯のことを指し、およそ9時~15時がそれにあたります。この時間帯は実需筋による取引が多く、ロンドン時間(16時~24時)やNY時間(22時~6時)に比べ、落ち着いた値動きになりやすいという特徴があります。この手法では、トレード前に東京時間の高値・安値を確認し、そのパターンに応じた売買戦略を採ります。
エントリー|週足と東京ラインのルールからエントリー
1.水曜日の7時に、4時間足と15分足を確認
2.「週足↑・東京ライン→」、もしくは「週足→・東京ライン↑」のパターンならエントリー
ショートの場合はパターンが増加
ここではロングの2パターンを解説していますが、単純にこれらを反転すればショートに対応するわけではありません。ショートには4パターンありますので、前述の「売りパターン」を参照してください。
決済|損切り:利確が1:4になるよう値幅を固定
3.<利確>エントリーした価格から+36pipsで利益確定
3.<損切り>エントリーした価格から-9pipsで損切り
決済は損切りと利益確定のバランスを守り、損切り:利確が1:4以上になるように設定します。ここでは決済する値幅を固定するやり方を紹介していますが、ゆずっこさんは状況に応じて時間で決済する方法や、週の値動き幅を参考に決済する方法も駆使しています。
トレード例①|「週足↑・東京ライン→」で買いエントリー(ドル円4時間足 2019年2月4日~15日/15分足 2019年2月18日〜20日)
①水曜日7時過ぎに4時間足と15分足をチェック
②4時間足で先々週の高値よりも先週の終値が上にあるので「週足↑」、15分足で現在値が月曜日と火曜日の東京高値・安値の間にあるので「東京ライン→」
③買いOKのパターンなのでエントリーし、利確ラインに到達したところで利食い
トレード例②|「週足→・東京ライン→」は抵抗に注目(ドル円4時間足 2018年12月28日~2019年1月11日/15分足 2019年1月14日〜16日)
①水曜日7時過ぎに4時間足と15分足をチェック
②4時間足で先週の終値が先々週の高値・安値のどちらも更新していないので「週足→」、15分足で現在値が月曜日と火曜日の東京高値・安値の間にあるので「東京ライン→」
③「週足→・東京ライン→」は買い・売りどちらでも良いパターンで、東京ライン付近で抵抗を作っていたため売りでエントリー。利確ラインに到達したところで利食い
※この記事は、FX攻略.com2019年5月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
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スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
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